公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(会長:土田雅人、東京都港区)は、10 月 9 日(日)に開催されたラグビーワールドカップ2021ニュージーランド大会カナダ代表戦終了後の女子日本代表ヘッドコーチ、キャプテンらのコメントをお知らせいたします。 本試合は、5-41(前半 5-27)で女子カナダ代表が勝利しました。


ワールドラグビー公式記録:https://www.rugbyworldcup.com/2021/match/japan-v-canada-pool-b
JRFUによる参考記録:https://www.rugby-japan.jp/match/23829/print

 

■レスリー・マッケンジーヘッドコーチ

「この試合でやりたかったことはたくさん出来た。スクラムが上手くいったのは、本当に嬉しいこと。ディフェンスでは、必ずしも必要ではない判断もあった。ゲームマネジメントの面では、次の2週間に向けて厳しい教訓を得る良い機会になった。全体的には、ポジティブな要素が多く、とても満足している。コンタクトやボールの動きも良かったし、日本代表が持っている良さも少しは見せられたと思う。(先制点を取られたことは)覚悟していたこと。多くの選手にとって初めてのワールドカップで、トレーニングや期待通りに行かないこともある。期待通りに行くことはあり得ないし、ラグビーではない。だから、選手たちの修正ぶりには本当に満足しているし、それが逆に勢いをつけてくれた」

 

■南早紀キャプテン

「ワールドカップの初戦に向けて自分たちが準備したことが出せたのは良かったが、結果は自分たちが望んだものではなかった。相手の勢いがあるフォワードをなんとか止められてはいたが、流れを変えることまでが出来なかったので、スコアを重ねられてしまった。セットプレーについて、スクラムは良いスクラムを組めて、対等に戦えていたことは良かったが、ラインアウトやモールでは判断が上手くいかなかったところもあり、トライを獲られた場面があったので、次に向けて修正して良いディシジョンメイキングをしていきたい。

ワールドカップに注目してくれている日本のファンがいてくれることはとても重要で、その中で初戦を戦えたことは価値のあることだと思う」

 

■加藤幸子選手

「接点で大きい相手に対してもっと前に出てなければならないと感じた。課題のセットピースは、次戦までに精度を高められるよう頑張りたい」

 

■高野眞希選手

「敵陣に入ってマイボールを継続できれば、自分たちが絶対に獲りきれるという自信があったので、そこでトライを獲れて良かった。相手はスクラムが得意で、前半は押されてしまった場面があったが、修正して、自分たちの武器である低さやヒットスピードを出せた。次戦以降は、自分たちの強みであるディフェンスでもっと前に出て相手にプレッシャーをかけ、アタックでマイボールを継続し、自分たちのラグビーを表現したい」

 

■古田真菜選手

「自身のプレーはアタック、ディフェンスともにミスを減らし、もっと前に出る必要があると感じた。エリアコントロールとフェイズディフェンスとアタックが修正点。次戦は課題を修正して、チャンスを得点に繋げていけるようにしていきたい」

 

■津久井萌選手

「前回大会から5年間、チームでも個人でもしっかり準備してきたが、カナダの強みを止められず、悔しい気持ちが大きい。この5年間で積み上げてきたものを出すだけ、という思いでピッチに入った。次のアメリカ戦に気持ちを切り替えて、1週間しっかり修正とリカバリーをしていい準備をしたい」