公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(以下、JRFU)、一般社団法人ジャパンラグビーリーグワン(以下、JRLO)とソニーグループ株式会社(以下、ソニー)は、2022年12月1日付で、日本ラグビーのファンエンゲージメント事業を行う新会社の設立に関する合弁契約書を締結しましたので、お知らせします。
新会社は、ファンの方に愛される存在として日本ラグビーが発展していくため、JRFUが管轄する日本代表チーム、JRLOが運営するジャパンラグビー リーグワンを中心に、スタジアムでの試合観戦やグッズ販売などに加え、デジタルコンテンツ配信やエンタテインメント性の高いプロモーションなどのサービス、コンテンツ提供を担います。そして、ソニーの持つテクノロジーとエンタテインメントのノウハウを活用し、ラグビーの試合や選手の魅力をより一層高め、多くのファンの皆様に届けることで、ファン層のすそ野を広げ、継続的にラグビーを楽しんでいただくことを目指します。
■新会社の概要(予定)
社名 :ジャパンラグビーマーケティング株式会社(Japan Rugby Marketing, Inc.)
所在地 :東京都港区
資本金 :4億5300万円
役員構成 :代表取締役 池口徳也(公益財団法人日本ラグビーフットボール協会)
代表取締役 東海林一(一般社団法人ジャパンラグビーリーグワン)
※非常勤取締役に、ソニーグループ株式会社から1名就任予定
■新会社によるファンエンゲージメントの主な取り組み(予定)
・日本代表とリーグワンの両方のアセット、コンテンツを活かしたラグビーファン層の拡大
・スタジアムでの新たなエンタテインメント観戦体験の創出
・リアルとデジタルの両方でファンがラグビーを楽しむことができるイベントやサービスを提供
・モバイルに最適化された新チケットサービスの導入
・公式アプリなどデジタルを活用したラグビー情報コンテンツの積極的な発信
■公益財団法人 日本ラグビーフットボール協会 会長 土田 雅人のコメント
ラグビーワールドカップ2019日本大会は、日本全国を巻き込む大きな盛り上がりを見せ、ラグビー日本代表チームのみならず、ラグビーそのものの価値を飛躍的に高める結果となりました。当協会はこのレガシーをさらに発展させていくことを使命と考え、「世界一ラグビーが身近な国へ」そして「世界一ラグビーを楽しむ国へ」の実現に向けて歩みを進めてまいります。このたびの合弁契約は、ジャパンラグビー全体のファンエンゲージメントおよびマーケティング強化を目的に締結したもので、パートナーであるジャパングビーリーグワンそしてソニーと共に、ラグビーの持つ可能性を野心的に追求し、デジタルやエンタテインメント分野におけるラグビーコンテンツの価値を高めて、より多くのラグビーファンの皆様に楽しんでいただけるよう力を注いでまいります。
■一般社団法人 ジャパンラグビーリーグワン 理事長 玉塚 元一のコメント
ジャパンラグビーリーグワンは、ファンの皆様、参加クラブ、そして各パートナーの絶大なサポートに支えられ、事業を行っています。この度、事業共創パートナーであるソニーが加わり、新会社という形で新しい試みにチャレンジできることに、とてもワクワクしています。ジャパンラグビーリーグワンの成長と成功のためには、応援してくださるファンの方々の飛躍的な増加・拡大が必要です。この新会社は新しい技術やアイデアを、映像や体験型のコンテンツ制作、チケッティングその他のUI/UX領域の向上などにつなげ、ラグビーを、リーグワンをもっと楽しく手軽に楽しんでいただくために、他のスポーツにはない、価値のあるマーケティングソリューションを構築するための組織です。様々な技術やノウハウを持つソニーと、日本ラグビーフットボール協会、ジャパンラグビーリーグワンが一丸となり、日本のみならず世界中のファンの方にも楽しんでいただけるリーグとなるよう、取り組んでまいります。
■ソニーグループ株式会社 専務 御供 俊元のコメント
日本ラグビーのファンエンゲージメントに取り組む新会社にその一員として参画できることを嬉しく思います。
ソニーグループは、「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」ことをPurpose(存在意義)として掲げ、スポーツの感動を分かち合うことに貢献してきました。スポーツ中継に必要な放送機器や映像技術提供をはじめ、グループ会社のHawk-Eye Innovations(ホークアイ)は昨シーズンからジャパンラグビーリーグワンに審判判定支援サービスなどを提供しています。加えて、ソニーミュージックは、スポーツイベントの演出やプロモーションを通じたファンエンゲージメント向上に取り組んでいます。ソニーの持つこうしたテクノロジーやエンタテインメントのノウハウを活用し、ラグビーファンの皆様により楽しんでいただけるコンテンツやサービスの提供をサポートしてまいります。
以上