2023年7月1日

QAを追加しました。


2023年6月9日

2023年3月13日、国際統括団体であるワールドラグビーより、プレーヤーウェルフェア向上の取り組みの一環として、タックルの高さに関する試験的取り組みへの参加を推奨する発表がございました。コミュニティーラグビーを対象に、タックルの高さを胸骨より下へ下げることを推奨することが、5月のワールドラグビー評議委員会にて正式に承認されています。日本協会でもこれを受け、日本国内において試験的ガイドラインを導入いたしますので、ここに通知いたします。

 

試験的ガイドライン:

別資料の通り

 

試験的ガイドライン導入の対象:

JAPAN RUGBY LEAGUE ONEを除く、全てのカテゴリー

 

導入時期:

2023年9月1日か

※試験的競技規則導入の効果については適切なタイミングで検証を行い、必要な改定やガイドラインの変更を行なっていくものといたします。


QA:

Q: 本ガイドラインはセブンズにも適用されるのか?

A: 適用される。但し、ハイパフォーマンスのカテゴリーであるワールドセブンズシリーズでは適用されていない。今後、セブンズにおけるハイパフォーマンスとコミュティーのカテゴリー分けについては検討が必要となる。


Q: ボールキャリアーの背後からタックルする場合、胸骨の位置に手を巻き付けるようにタックルするのはPKになるのか?

A: 後方からであっても胸骨より高い位置にタックルする事で頭頸部へのコンタクトが発生するリスクはあり、PKとなる可能性がある。


Q: ダブルタックルの際の二人目のタックルも胸骨より下でなければならないか?

A: ガイドライン通り、複数でタックルする際も胸骨より下の位置に入らなければならない


Q: スマザータックルのような相手の上に入って引き倒すようなタックルもPKとなるか?

A: スマザータックルであっても、胸骨より下に入らなければならない。


Q: ボールキャリアの胸骨付近のボールへのコンテストは可能とあるが、コンテストとタックルの違い、基準はあるか?

A: ボールのみをターゲットにしてリップする(もぎ取る)事は正当なコンテストである。但し、最初から身体をターゲットにしてコンタクトをした場合はタックルとみなす。


Q: タックラー自身が前進することはなくボールキャリアーを受け止める形で胸と胸の接触の場合はハイタックルになるか?

A: 防御側が静止した状態でボールキャリアーを受け止めるようなケースは、危険度が無い場合はプレーオンとする。


Q: ボールキャリアーが必要以上に体勢を低くしてキャリーをした際、(ゴール前、ボールキャリアーがラックサイドを体勢を低くしてコンタクトしてくる等)抱き抱えるようなタックルはPKとなるか?

A: タックラーは胸骨より下へタックルするスキルが求められる。始めから高い姿勢でのコンタクトはPKとなる可能性がある。


 

World Rugbyの発表:

試験的競技規則について

 

通達対象:加盟協会、競技運営関係者、加盟チーム


文書作成:日本ラグビーフットボール協会 ハイパフォーマンス部門


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