公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(会長:土田雅人、東京都港区)は、日本ラグビーとイタリアラグビーとの協力関係を強化し、協会の相互の発展に有益な機会を求めるための覚書を、イタリアラグビー協会(FIR)と締結いたしましたのでお知らせいたします。

 

本覚書によって両協会は、男女15人制代表チームの強化とユース世代の育成、ハイパフォーマンスやコーチング、メディカル分野での連携のほか、商業的な協業機会を模索してまいります。

男女15人制日本代表とイタリア代表の対戦に加え、セカンドシニアやU20・U19ユース世代の試合や合宿、テクニカルスタッフやマッチオフィシャルの交流、メディカルスタッフやトレーナーのセミナー開催など、競技者・スタッフの相互交流の実施に向けて調整いたします。

 

なお本覚書を通じて、来月9月30日に女子イタリア代表とサクラフィフティーン(女子日本代表)の試合がパルマ(イタリア)にて開催されることが決定しました。女子の日本代表とイタリア代表は、今年10月に開幕するワールドラグビーによる新設の国際大会「WXV」にて、共にディビジョン2で競うことが決まっており、10月13日に開催されるWXV開幕戦でも対戦いたします。

 

マルツィオ・イノチェンティ イタリアラグビー協会(FIR)会長 

「覚書調印のためにトレヴィーゾを訪れた日本協会御一行を歓迎します。イタリアと日本はラグビー大国であり、フィールドの内外でさらに偉大な国となることを誓い合っています。ラグビーのフィールドで熾烈な競争相手であることを保ちながら、お互いの知識を共有することは、両国がラグビーに求めている結果を達成するための鍵であり、今後数年に渡り日本協会と協力し、多くの分野で相互に高め合うことができますことを、光栄に存じます。本日開催されるアズーリ対ブレイブブロッサムズの試合も楽しみですが、9月のサクラフィフティーンの試合も待ち遠しいです」

 

土田雅人 (公財)日本ラグビーフットボール協会会長

「このたび、イタリアラグビー協会とパートナーシップを締結することができましたことは大変光栄であり、イタリア協会の皆様のご理解とご協力に心より感謝いたします。イタリア代表は男女ともにシックスネーションズで実力を発揮している強豪で、イタリア代表との対戦を通じて、ブレイブブロッサムズとサクラフィフティーンのさらなる成長が期待できます。今後、代表チームの育成強化にとどまらず、コーチングやマッチオフィシャル、メディカル面など、多岐に渡る分野での相互交流を積極的に行い、共にハイパフォーマンスユニオンとして両協会の発展に努めてまいりたいと存じます」



以上