2025年10月19日(日)、愛知県豊田市の豊田スタジアム 北側芝生広場にて、「ラグビーでつながる 国際交流フェスタ2025」in 豊田市を開催しました。
このイベントは、(公財)日本ラグビーフットボール協会(JRFU)、ジャパンラグビー リーグワン(JRLO)、国際協力機構(JICA)による三者連携協定に基づき、豊田市後援のもとに実施され、トヨタヴェルブリッツ(トヨタV)、豊田自動織機シャトルズ愛知(S愛知)をはじめ、リーグの垣根を越えて、同エリアを拠点とする豊田通商ブルーウィング、中部電力ラグビー部のスタッフ・選手が参加。当日は約100名の参加者が集まり、日本のみならず、そのうち約30名はニュージーランド、台湾、スリランカ、ブラジルなど、多彩な国籍の方々にご参加いただき、会場は終始、笑顔と活気に包まれ、ラグビーを通じて、国籍や年齢、性別を超えてつながる温かい交流の輪が広がりました。
<ラグビーのコアバリューを楽しく学ぶ>
イベントは、ラグビーのコアバリュー(品位・情熱・結束・規律・尊重)をテーマとして行われました。まずはクイズ形式でコアバリューを楽しく学び、その後、それぞれの価値をモチーフにしたチームに分かれて、「自分たちが今日1日チームで大切にしたいこと」について話し合いました。
続くゲームでは、各チームが掲げた大切にしたい価値を意識しながらゲームに参加し、競い合いの中にも笑顔と声援が絶えませんでした。
<選手と一緒に楽しむ特別な時間>
講師は、横浜キヤノンイーグルスのコーチ・古川新一さん。古川さんは、JICA海外協力隊員としてスリランカでラグビー隊員として活動された経歴を持ち、国際交流とラグビーを融合させた経験に基づく、実践的でわかりやすい指導を行ってくださいました。
さらに、愛知県に拠点を置く各チームから参加した、以下の選手・スタッフの皆さんがイベントを盛り上げてくださいました。
〈参加選手〉※後列左端から時計回り
ナイバルワガ セタ(S愛知)/後藤 大樹(豊田通商)/村瀬 謙介(中部電力)/吉田 真亜敏(豊田通商)/バティリアイ・ツイドラキ(トヨタV)/ヴィリアミ・スワワ(S愛知)/鈴木 天良(中部電力)/原田 拓斗(豊田通商)/百地 龍之介(トヨタV)
3時間という限られた時間でしたが、選手たちの楽しく積極的なサポートにより、参加者の笑顔が絶えない充実した時間に。愛知県内の選手同士のつながりはもちろん、選手と参加者、そして参加者同士の交流が自然に生まれました。
地元豊田市のテコンドー教室に通うブラジル出身の女の子たちは「みんなと協力できて、楽しめました!」と喜びの表情を見せていました。
また、イベントの主旨に魅かれ大阪から参加された方からは、
「遠方から来て本当によかった。選手と近くで関われて、たくさんの人と交流できたことが貴重な経験でした」
という嬉しい声も寄せられました。
選手たちも終始笑顔で参加していて、
「みんなの笑顔を見て、楽しんでいる姿をみて、自分も、もっと楽しんでラグビーを今季やっていきたいと思います」(トヨタV・ツイドラキ選手)
「すごく元気もらいました。エネルギーを与えるつもりが、もらえて、次頑張ろうという気持ちになりました」(S愛知・ナイバルワガ選手)
「初めてラグビーをされた方にも、少しでもラグビーの良さを知ってもらえたら、嬉しいです」(豊田通商・原田選手)
「日本だけでなく、世界各地の方と触れ合える楽しい機会でした!」(中部電力・村瀬さん)
と、参加者との交流を楽しんでいました!
<今後に向けて>
本イベントは、JICA、JRLO、JRFUの三者協定に基づく取り組みの第一弾として実施しました。今回の成果をもとに、それぞれの強みを生かしながら、今後は他の地域でも同様の交流イベントを展開していく予定です。ラグビーというスポーツを通じて、人と人、地域と地域をつなぐ輪を、これからも広げていきます。