●4月14日(月)
今日は合宿最終日。昨日の疲労は選手たちにもちろん残ってはいますが、Junior World Cupの一か月という長丁場を考えれば、タフさやモチベーションのコントロールなども非常に重要になってきます。
昨日に引き続き、小雨の降る中での練習となりました。練習はユニットトレーニングとなり、FWはスクラム、BKはディシジョンメーキングドリル/ラインアタックドリルを行いました。
FWのスクラムトレーニングでは、まずミーティングルームにて、古田コーチよりALL BLACKSのスクラムのトレーニングの画像を見ながら「膝の角度120度」などのポイントの説明が行われました。その後、薫田監督からスクラムの組み方の講義が行われ「クラウチ・タッチ・ポーズ・エンゲージ」の流れのなかでのスクラムのポイント説明がありました。
グラウンドに出る前には監督が、鏡の前で選手一人ずつクラウチの姿勢をチェックし、姿勢の修正をしていました。
その後、グラウンドに出て2チームに分かれ、スクラムマシーンを相手に8人でプッシュ、最後に8対8の対人スクラムを行いました。
BKは、ハンドリングのドリルから入り、次にディシジョンメーキングのドリル。このトレーニングでは、はじめアタック側が後ろを向いた状態から、笛の合図で振り向き、DF側の空けられたスペースを責めるといったドリルを繰り返し行いました。それぞれのプレーに対して、萩本コーチ、斎藤コーチより選手たちにアドバス、指示が与えられていました。特にスクラムハーフに関しては萩本コーチより細かな指示がとんでいました。
最後に、2チームでのDFをつけたラインアタックのドリルをおこない、1st フェーズ以降の攻撃の展開をアタックに主眼をおいて練習しました。このドリルの前に行ったディシジョンメーキングの練習でやったように、選手たちがどう「見て、判断して、動く」ことができるのかが重要になります。
練習終了後はホテルに戻り、チェックアウトをし、昼食をとった後、閉会式を行いました。薫田監督より選手たちへ、このあと自分の所属チームへ戻ったあとの過ごし方の大切さが話されました。
最後はこの四日間お世話になったホテルの方へ、選手を代表して村田毅選手が挨拶をして解散となりました。
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鏡の前での姿勢チェック |
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コアを効かすことがスクラムには非常に大切 |
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対スクラムマシーン |
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対スクラムマシーン2 |
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見て、判断して、動く |
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萩本コーチから選手たちへのコーチング |
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今回合宿参加メンバー・FW |
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今回合宿参加メンバー・BK |
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村田選手よりホテルへのお礼の挨拶 |
●4月13日(日)
今日は昼から、試合が予定されており、午前中はキャプテンを中心としたチームごとに、時間を使い、戦術、サインの確認から試合までの入り方を話しあいました。
昼から辰巳へ移動し、各チームでWarming-Upを行いました。昨日からの雨でグラウンドコンディションは良くなく、寒い日でしたが、雨だけは止んでくれました。
14:00キックオフで寒い中、一般の観客の方も見学に来て下さっていました。レフリーは下村レフリー(日本協会公認)に吹いていただきました。
前半はAチームがゴール前のスクラムからSHの大島選手がサイドを突き、その勢いのまま先制のトライ。チームBもゴール前からラインアウトのモールを押し込み同点にしました。前半はお互いにワントライずつを加え、12-12の同点で折り返しました。
後半は選手の交代をおこない、開始されました。足元が滑りやすく、ボールも滑りやすい中でしたがお互いに激しくぶつかり合い、一進一退の攻防を繰り返しました。
お互いに大きな決め手のないまま、チームA・森選手が Line Break し、大島選手へとつないで得点をあげました。
雨、寒さ、グラウンドコンディションの悪さなどはウェールズへ行っても、十分に考えられることであり、そういった状況の中でどれだけのパフォーマンスができるかはとても重要です。
試合はその後、お互いに得点を挙げられないまま終了となりました。19-12と点差は開かず、厳しい試合であったと思います。
チームA 19-12 チームB (前半12-12)
試合後は、ホテルに戻り、夕食、夜は本日の試合を見た後、薫田監督から選手たちに投げかけられた「U20のチームとしてどうなのか」ということを、今日の試合のキャプテンを中心にミーティングで確認しました。
明日は合宿最終日。午前中、辰巳にてユニットを中心としたトレーニングを行う予定です。
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今回もホテルにポスターを貼っていただいています |
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チームA:キャプテン(前半)竹本竜太郎選手 |
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チームA:キャプテン(後半)吉田真吾選手 |
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チームB:キャプテン山中亮平選手 |
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スクラムも激しくコンタクト |
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試合終了後 |
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立つ鳥跡を濁さず |
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トレーナールームの風景 |
チームA・前半(グレー) |
1 |
新田浩一 |
2 |
前川鐘平 |
3 |
田中光 |
4 |
村田毅 |
5 |
中田英里 |
6 |
杉本博昭 |
7 |
新井慶史 |
8 |
リーチ・マイケル |
9 |
大島脩平 |
10 |
竹本竜太郎 |
11 |
中濱寛造 |
12 |
ハベア・アイセア・マタアリ |
13 |
坂井克行 |
14 |
井口剛志 |
15 |
竹下祥平 |
チームA・後半(グレー) |
1 |
田中光 |
2 |
森大志 |
3 |
小野慎介 |
4 |
村田毅 |
5 |
中田英里 |
6 |
杉本博昭 |
7 |
新井慶史 |
8 |
リーチ・マイケル |
9 |
大島脩平 |
10 |
吉田真吾 |
11 |
中濱寛造 |
12 |
竹本竜太郎 |
13 |
増田慶介 |
14 |
竹下祥平 |
15 |
井口剛志 |
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チームB・前半(赤) |
1 |
三上正貴 |
2 |
有田隆平 |
3 |
田中圭一 |
4 |
栗林宣正 |
5 |
加藤豪也 |
6 |
山崎基生 |
7 |
大平純平 |
8 |
ポヒヴァ・ロトアヘア |
9 |
中村正寿 |
10 |
山中亮平 |
11 |
甲地直樹 |
12 |
立川理道 |
13 |
笹倉康誉 |
14 |
大久保教全 |
15 |
夏井大輔 |
チームA・後半(黒) |
1 |
三上正貴 |
2 |
山崎基生 |
3 |
田中圭一 |
4 |
栗林宣正 |
5 |
加藤豪也 |
6 |
有田隆平 |
7 |
大平純平 |
8 |
ポヒヴァ・ロトアヘア |
9 |
柳原瑞樹 |
10 |
山中亮平 |
11 |
大久保教全 |
12 |
中島拓也 |
13 |
笹倉康誉 |
14 |
甲地直樹 |
15 |
夏井大輔 |
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●4月12日(土)
合宿二日目、9:00から辰巳にてトレーニングを行いました。ウォーミングアップをした後は、昨日に引き続きDFのトレーニング。ジャッカルの状況での、相手をクリアーにする方法、入り方など、前回の合宿での内容の確認を含め繰り返し行いました。
次に、DFラインでの「ファイヤー」コールの確認などを行い、アタックとディフェンスの4チームに分かれて、2対1、3対2など人数を変えながら、狭いスペースでのコンタクトプレーの練習。最後にユニットに分かれ、FWはスクラム、BKはパスの練習をしました。
午後は、一旦ホテルに戻り、昼食をとったのち、辰巳グラウンドで午後の練習。午後の練習には各大学に所属する外国人選手12名に参加してもらいました。体が大きくパワーもある外国人選手を相手にコンタクトの練習を行うことで、選手たちもJunior World Cupに向けて非常にいい練習ができました。参加協力してくれた選手たちもコンタクトを中心とした練習のなかで、120%の力で激しく体をぶつけてきてくれました。
世界大会では相手チームは、体もパワーもある外国人選手達、こうした練習の中でその体格とパワーを体感できることは、選手たちにとって大きくプラスになる練習になりました。
夜は、ミーティングを行い、薫田監督よりAT、DFの動きの確認、「見て、判断して、動く」といった基礎となる考え方の話があった後、古田コーチが今日の練習を映像で振り返り、選手たちのプレーをチェックしました。そのあとは、明日行われるチームに分かれ、それぞれのチームでチームミーティングを行った後、チームごとに解散となりました。
明日は午後2時より辰巳にてセレクションマッチが行われます。
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ジャッカル講座 |
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スクラムは姿勢が重要です |
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体幹を鍛える練習 |
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体幹を鍛える練習 |
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体幹を鍛えることはコンタクトで非常に重要です |
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激しいショットガントレーニング1 |
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激しいショットガントレーニング2 |
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激しいショットガントレーニング3 |
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新井選手より、協力へのお礼の挨拶 |
今回、協力してくれた外国人選手 |
所属チーム
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ポジション
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氏名
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埼玉工業大学 |
FB
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ミフィ・ポセチ・パエア |
埼玉工業大学 |
No8
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クリストファ・パセカ |
大東文化大学 |
CTB
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レプハ・ラトゥイラ |
大東文化大学 |
No8
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シリベヌシ・ナウランギ |
大東文化大学 |
WTB
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シオネ・ファマオ・テアウパ |
流通経済大学 |
LO
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フィフィタ・シオサイア・タウファ・タリロト |
立正大学 |
LO
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エイト・バートレイ |
立正大学 |
LO
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ミロ・デビット・キングスランド |
立正大学 |
CTB
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シリバ・アヒオ |
日本大学 |
No8
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サムエラ・マフィレオ |
日本大学 |
FB
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ピエイ・マフィリオ |
東海大学 |
No8
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ランギ・ジョシュア・マウ |
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●4月11日(金)
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合宿のポスター
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本日、4/11より、U20第二次選考合宿が始まりました。前回の鹿児島合宿に続き今回の合宿を経て、6月からウェールズで行われるJunior World Cupへのメンバーが決まります。
初日は、お昼に東京駅に集合し、ホテルへ移動。昼食前に今回合宿のイメージポスターを作っていただいた阿南氏より選手たちへ140年前に行われた「勝海舟・西郷隆盛の江戸城無血開城」での会談話をしていただき、「これからの日本のラグビーを世界へ向けて切り開いていってほしい」との言葉をいただきました。
昼食後は、15:30より辰巳の森海浜公園ラグビー場にて練習を実施。
Warming-Up を行った後、FWも交えたラインアタックの動きの確認をしました。FWは裏からBKラインに参加する際、動きが直線にならないこと、またエキストラとなるBKの選手もしっかりと相手をひきつけて動くようにと、監督・コーチから指示が飛んでいました。
次に前回の鹿児島合宿の時から練習していた、タックルの際のショートステップといった足の運び方、腕の使い方、首の位置などを再確認し、ボールを持った相手にショートステップで常に正対してついていく練習をし、最後に、コンタクトシールドをもった相手にタックルに入る練習をしました。
その後、BK・FWをそれぞれ2チームに分け、それぞれFW vs BKでサイドアタックを繰り返すショットガントレーニングを行いました。監督・コーチ陣からは激しさ・厳しさが選手たちには求められ、選手たちも徐々にヒートアップし、後半には、シールドを持ちながらでしたが激しさが一層増し選手同士、激しい体のぶつけあいが行われました。
夜は、古田FWコーチ、斉藤BKコーチより、選手それぞれに 1 on 1 Meeting を実施いたしました。
明日も辰巳にて午前と午後で練習を行います。
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ショートステップで常に相手とは正対 |
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タックルの新井選手によるデモンストレーション |
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ショットガントレーニング1 |
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ショットガントレーニング2 |
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ショットガントレーニング3 |
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1 on 1 Meeting・斉藤BKコーチ |
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1 on 1 Meeting・古田FWコーチ |
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ラインの動きの確認 |
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今日のチームリーダー、中田英里選手 |
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