●3月30(日)
合宿最終日、当初の練習予定を変更して、前日の試合についての全体ミーティング、その後チームごとでのミーティングを行いました。
今回の鹿児島合宿には情報・科学部門から部門長・佐々木康先生(名古屋大学)、村上純先生(福岡大学)にも参加して頂いており、それぞれの試合のゲーム分析を行っていただきました。
今回の合宿は鹿児島県、鹿児島市、鹿児島県ラグビー協会、ホテルなど多くの方々のご尽力のおかげで行うことができました。また、選手たちもこのように自分たちを応援してくださる方々に感謝するとともに、U20日本代表候補としての自覚を持つことができました。
ミーティング終了後は昼食をとり、鹿児島空港へ移動後、羽田・伊丹などそれぞれの最寄りの空港へと帰路につきました。
次回は4/11(金)から4/14(月)まで、東京にて第二次セレクション合宿を行う予定です。
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鹿児島サンロイヤルホテルへ感謝のあいさつ |
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あいさつは竹本竜太郎選手 |
●3月29日(土)
午前中は鹿児島銀行グラウンドにて、練習を行いました。Break Down での状況にスポットを当て、クリーンアウト、ボディーコントロール、コンタクト時の姿勢など、激しく体をぶつけあいました。選手にとっては午後からも試合があり、キツイかもしれませんが、一か月に及ぶJunior World Championshipを考えれば、キツイ状況に耐え、最高のパフォーマンスを出せる体を作っていくことは非常に重要なことになります。
最後に試合に向けてチームに分かれてサインプレーの確認などを行いました。
午後からは、前回同様、鴨池陸上球技場にて試合を行いました。前回からお互いのチームのメンバーとほぼ同じメンバーで試合を行いました。選手たちは激しさ、動きともに前回の試合よりも高いパフォーマンスを見せることができました。
今回は土曜日ということもあり、子どもたちや地元の高校生など、約200名近くの方々に来場して頂き選手たちのプレーを見て頂くことができました。選手たちも見て頂くことでモチベーションをあげてプレーをすることができました。
試合後は市民プールへ移動して、プールリカバリーを行いました。夜は夕食後、チームミーティングを行ったあと、チームごとに分かれてプレーヤーズミーティングを行いました。
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体を相手に正対させて、強い姿勢で |
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薫田監督からBreak Downにおけるプレーの確認 |
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試合前コイントス |
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試合 |
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試合 |
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来場の皆様へ選手一同でご挨拶 |
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試合後の集合写真 |
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合宿中誕生日の有田隆平選手・田中光選手 |
●3月28(金)
午前中は、昨日のプレーヤーズミーティングをもとにFW・BKにわかれてトレーニングを行いました。
午後からは知覧特攻平和会館へ見学に行きました。
そこでは、選手たちと同年代に近い若者たちが、特攻隊として出撃する前に残した手紙などの展示品から、戦争や歴史のことをどう考えるのか、また何を感じ取って来られるのかが今回の目的の一つでした。
「当り前のようにラグビーができることに改めて感謝し、自分も日本ラグビーのために何かをしていきたい」
「世界に恥じないようなラグビープレーヤーそして、男になりたい」
この他にもそれぞれ特攻平和会館の見学を通し、選手それぞれに感じるもの、心を震わせるものがありました。そしてその中で、戦争の悲惨さを改めて学ぶこととともに、日本代表選手としての厳しさ、重さ、プライドなどを感じ取ることができたように思われます。
夜にはプレーヤーズミーティングが行われ、平林泰三レフリーを講師としてお招きしました。海外のチームと戦うにあたってのレフリーの目から見た闘っていくためのポイントを説明して下さいました。
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隊員たちの手紙 |
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知覧特攻平和会館にて・集合写真 |
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知覧特攻平和会館 |
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帰りのバスの中から見えた桜島 |
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平林泰三レフリーによる海外選手のプレーについて |
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練習記録・保管ファイル |
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日々のトレーニングに対して「練習記録」を提出。そしてそれを各自で保管するファイルです |
●3月27(木)
午前中は鴨池ドームにて、昨日発表されたA・B2チームに分かれてのCap's Timeが行われました。両チームはサインの確認など軽く動いたあと、ホテルに戻り、軽食をとりました。
午後からの試合は13:30キックオフで前後半行われ、IRBパネルレフリーである平林泰三氏にレフリーを務めていただきました。今回の合宿中の試合に関しては、鴨池陸上競技場、レフリーと、選手たちには素晴らしい環境になっています。
試合は、前半10分過ぎのアイセア選手のトライを皮切りにチームBが前半を17-0で折り返し、後半もトライを積み重ね47-0で勝利しました。
チームAも何度かチャンスはあったのですが、その時にミスが出て攻めきれていませんでした。お互い急造チームなのでサインプレーなどの精度は落ちてしまいますが、コンタクトでの激しさ、試合までの練習で出た「ファイヤー」などの教わったコールは試合のなかで見ることができました。
試合後はストレッチを行ったあとホテルへ戻り、トレーナーの指導のもと交代浴等を行いリカバリーに努めました。夕食後はFW・BKに分かれ、選手たちによる選手ミーティングが行われました。
チームA(グレー)・前半 |
1 |
三上正貴 |
2 |
前川鐘平 |
3 |
田中光 |
4 |
松田圭祐 |
5 |
加藤豪也 |
6 |
シアオシ・マアフ・ナイ |
7 |
布巻良太 |
8 |
杉本博昭 |
9 |
榎本光祐 |
10 |
竹本竜太郎 |
11 |
ジェーミー ブラッキー |
12 |
坂井克行 |
13 |
仲宗根健太 |
14 |
長野直樹 |
15 |
竹下祥平 |
チームA(グレー)・後半 |
1 |
三上正貴 |
2 |
有田隆平 |
3 |
大塚智加人 |
4 |
松田圭祐 |
5 |
加藤豪也 |
6 |
シアオシ・マアフ・ナイ |
7 |
大平純平 |
8 |
杉本博昭 |
9 |
中村正寿 |
10 |
竹本竜太郎 |
11 |
ジェーミー・ブラッキー |
12 |
立川理道 |
13 |
仲宗根健太 |
14 |
長野直樹 |
15 |
飯田貴也 |
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チームB(赤)・前半 |
1 |
新田浩一 |
2 |
山崎基生 |
3 |
小野慎介 |
4 |
栗林宣正 |
5 |
ロトアヘア・ポヒヴァ |
6 |
西原忠佑 |
7 |
新井慶史 |
8 |
村田毅 |
9 |
柳原瑞樹 |
10 |
山中亮平 |
11 |
中濱寛造 |
12 |
アイセア・マタアリ・ハベア |
13 |
中島拓也 |
14 |
大久保教全 |
15 |
井口剛志 |
チームB(黒)・後半 |
1 |
才田修二 |
2 |
山崎基生 |
3 |
新田浩一 |
4 |
栗林宣正 |
5 |
ロトアヘア・ポヒヴァ |
6 |
西原忠佑 |
7 |
新井慶史 |
8 |
村田毅 |
9 |
鶴田諒 |
10 |
吉田真吾 |
11 |
中濱寛造 |
12 |
アイセア・マタアリ・ハベア |
13 |
増田慶介 |
14 |
大久保教全 |
15 |
井口剛志 |
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チームB キャプテン 西原選手 |
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チームA キャプテン 竹本選手 |
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試合はチームBが勝利 |
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試合を見つめる監督及びコーチ・スタッフ陣 |
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平林泰三 レフリー |
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試合後、萩本光威BKコーチによるSHへの指導 |
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試合後の食事はモリっと食べます |
●3月26(水)
午前中はふれあいスポーツランドにて、7mins Test 及び、FW・BKそれぞれに分れてユニットでの練習を行いました。
7mins Testでは代表チームのストレングス/コンディショニングトレーナーの太田正則氏、フィットネス・ストレングスコンサルタントのマーティン・ヒューメ氏に合宿に参加していただきテストを行いました。
ヒューメ氏からはテストに際して、全力でテストにのぞむこと、テストは結果だけではなくテストに対する気持ちの面も見ていることが伝えられました。
テスト後はユニットでのトレーニングに分かれ練習を行いました。
FWはスクラムのトレーニングが行われ、コンディショニングトレーニングに始まり8対8の激しいスクラムを繰り返していました。
BKはショートパスのトレーニングを行い、スペースにパスを放ること、テンポなどを確認していました。そしてそれを基にしたラインパスの練習を行いました。
今回、BKのユニットトレーニングでは、特別コーチとして立正大学監督・堀越正巳氏に来て頂き、SHのプレーヤーは堀越氏より特別講義を受けていました。
午後は場所を鴨池ドームへ移し、引き続き太田氏・ヒューメ氏に参加していただき、ファンクショナルテスト、フィットネストレーニングを行いました。
ファンクショナルテストでは高いパフォーマンスや、けがの予防にかかわる柔軟性の重要性が選手へ説かれました。
フィットネストレーニングでは疲れた状況での体幹の強さを測り、シャトルランで走り込み、疲れた中でコアトレーニング、手押し車、おんぶダッシュなどの種目を行いました。コアを絞めること、下腹に力を入れることを太田氏より常に声をかけられていました。
テストで選手たちは疲れていたようですが、こうして代表チームのスタッフに直にトレーニングを指導していただけたり、特別コーチの堀越氏にレッスンしていただける機会はそう簡単にあるものではないので、選手たちもU20日本代表候補として自覚がましてきてるようでした。
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FWスクラム前のコーディネーショントレーニング |
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BKショートパス |
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SHの選手に指導する堀越氏 |
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スクラム |
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ファンクショナルテスト |
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柔軟性の重要性を説明するヒューメ氏 |
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シャトルラン |
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コアトレーニング |
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コアトレーニング |
●3月25日(火)
鹿児島は快晴でいい天候で午前中のセッションを行いました。
午前中のセッションでは鹿児島市及び鹿児島市議会より激励訪問があり、鹿児島市・大平副市長、小森市議会議長、秋広副議長から選手たちへ黒豚などの贈呈品が贈られており、市、市議会関係者の方々にも激励訪問のセレモニーに参加していただいております。
選手たちも激励訪問を受けたことでU20 日本代表候補としての周囲からの期待度を改めて感じることができ合宿に対する意気込み、U20代表候補としての自覚もさらに強くなったようです。
また、市やホテルでは今回の合宿のポスターを貼っていただいたり、立て看板を作って頂いたりするなどの今回の合宿を盛り上げて頂いております。
午前中のセッションではボディコアのトレーニングに始まり、ラックなどのブレイクダウンでのボディーコントロール、1対1でのコンタクト、オフロードパス、ジャッカルでの対応などの確認を行い、それぞれのトレーニングのなかで激しく体をぶつけ合いました。
午後もディフェンスシステムの確認をした後、DFラインのメイキング方法、低さ・足の運び方といったタックルの入り方などの確認を行い、ここでも激しいコンタクトを行っています。
午前、午後と激しいコンタクトを行う中で、選手同士のコミュニケーションも初日に比べ格段に向上していっています。
●3月24日(月)
鹿児島にてU20日本代表スコッド鹿児島合宿が始まりました。
合宿地、鹿児島は晴れており、合宿を始めるには素晴らしい天気でした。ホテル到着早々、ミーティングが行われ上野競技力向上委員長、薫田監督より選手たちにU20日本代表候補としての心構え、On Field・Off Fieldでの選手の姿勢、対戦相手のチームの現状などが話されました。 「代表になる気持のないものは帰ってもらって構わない」といった一見厳しい言葉もでましたが、選手たちはその言葉によって合宿に対する自分たちの気持ちを引き締めたようでした。
午後から鹿児島銀行グラウンドで最初のセッションが行われ、まずは広い視野を持たせるためのトレーニングが行われました。その後、パンチパスなどのパスのスキルを中心としたトレーニングが行われました。ショートパスのトレーニングでは、どうすればテンポよく無駄な動きのないパスをラインでまわせるのか、選手どうしで話し合う場面が見られました。
夜のミーティングではU20の日本協会の中での位置づけが説明され、選手たちは2011年・2015年のワールドカップにおいて代表の核になっていく可能性のある選手たちであるということを改めて考えたようでした。 その後自己紹介が行われそれぞれに明日からトレーニングへ向けた決意を発表していました。明日は鹿児島ふれあいスポーツランドにて午前と午後の二回練習(9:00/15:00)を行います。
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