公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(会長:土田雅人、東京都港区)は、9月20日(土)に開催されました「アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ 2025」決勝 フィジー代表戦(大会最終戦)後のヘッドコーチおよび選手コメントをお知らせいたします。


※池田悠希選手は本試合で初キャップを記録しています。

※フィジー代表戦 試合記録

https://www.rugby-japan.jp/match/29175/print

 

エディー・ジョーンズHC

「決勝なので結果が得られないとポジティブなものではないかもしれませんが、素晴らしい大会で、非常に良いツアーでした。若いチームでしたので、なかなかこの結果はのみ込みずらいところはありますが、今日は得点を取られすぎました。パワーやサイズがない場合はスキルやスピード、戦術面で相手を上回らないといけないですが、フィジーに身体能力の高さを見せつけられました。ただ、ジャパンも戦術面で優れた戦い方をして、チームとしての成長が見られた部分もありました。アメリカには素晴らしいスタジアムがあり、会場の雰囲気もそれぞれの都市も素晴らしく、中でもソルトレイクシティは一番でした」

 

No.1 小林 賢太選手

「自分たちのプラン通りにいく場面もあったんですけど、相手に簡単にボールを渡してスコアまでもっていかれてしまいました。後半はもう一回自分たちのラグビーをやり直そうとハーフタイムでも話し合って、セットプレーでプレッシャーをかけながら、自分たちのラグビーをできる場面もありましたけど、最後に勝ちきれなかったというのはこのチームのまだ弱い部分だと思います。秋のツアーではティア1のチームとの試合も多くなるので、今日出た課題を全員で見直しながら、ジャパンのラグビーを今後もやっていきたいと思います」

 

No.2 江良 颯選手

「前半の入り方はよかったんですけど、20分あたりからフィジーらしい、相手の強みを出させてしまった。個人的にはフィジカルのところで前に出続けようとした結果、いいスクラムが組めたのはよかった点だと思います。秋にティア1のチームとの対戦も控えていますけど、フィジカルでは絶対に逃げずに、これからも日本代表の誇りを背負ってやっていきたいと思います」

 

No.5 ワーナー・ディアンズ選手(キャプテン)

「タフな試合でした。ただ残念です。前半で得点を許し過ぎてしまい、後半取り返せなかったところがありました。両チーム全力を尽くした試合だったと思います。私たちはアタッキングスタイルのラグビーをやっていきたいと思っていますが、ボールを持ってクイックなテンポでラグビーをしていくことできると分かった試合でした。年末に向けても、そのような気持ちで臨んでいきたいです」

 

No.9 藤原 忍選手

「前半はすごくいいアタックができていて、チャンスもあったんですけど、自分たちのブレイクダウンのところでミスをしたり、相手の強みを出させてしまいました。後半に修正できた部分もあったんですけど、もう一歩届かなかったです。ただ、チームとしてやっていることは間違っていないし、良いものになってきているので、より質の高いアタックにしていけたらと思います」

 

No.12 チャーリー・ローレンス選手

「タフなゲームでした。前半は、小さなミスをたくさんしてしまい、自分達のペースで進められませんでした。彼ら(フィジー)がしたトライは、私たちのミスによるものです。それでもチームは後半に巻き返し、よく戦いました。後半、私はベンチで見ていて、最後には勝つのではと思いましたが、残念ながら負けてしまいました。ファンの皆様にはサポートしていただいてありがとうございましたと伝えたいです。今後のゲームでも全力を尽くします」

 

No.14 長田 智希選手

「前半立て続けの相手のトライに対しても僕自身、落ちこむことはなくて、後半に巻き返す自信はありました。まずは自分たちの求めるラグビーをやろうと思っていましたし、どの相手に対しても超速ラグビーをチャレンジし続けること。勝てなかったのは悔しいですけど、この試合で出た課題もたくさんあるので修正して次に臨んでいきたいと思います」 

 

No.15 中楠 一期選手

「日本のラグビーはできたと思いますし、勝つチャンスはあったと思います。個人としてはフィジカルだったり、身体能力の高い相手に対して、まだまだ力不足の部分を実感した試合でした。でもチームとしては前半の最初とか自分たちのやりたい形でプレーできたし、相手に走り勝つというテーマがあるなかで、後半の最後にフィジーの足が止まったときに自分たちのほうがいいラグビーをしていたし、そういう部分は収穫だったと思います」

 

No.23 池田 悠希選手 ※初キャップを記録

「日本代表ジャージーを着て戦う機会をいただき光栄に思います。自分の強みを出してチームの勝利に貢献しようと思っていました。与えてしまったトライは自分達のミスが原因だと思うので、そこはもったいなかったと思います。良いアタックはできていたと思うので、細かいディフェンスのところだったり、アタックのランのところ、こうしたところの精度を上げて、次の秋のツアーに向けて修正したいと思います。ここまで僕のラグビー人生をサポートしてくれた全ての人達への感謝の気持ちを胸に、日本のためにこれからも全力でプレーします」

 
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