公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(会長:土田雅人、東京都港区)は、11月1日(土) (※日本時間11月2日)に開催された「リポビタンDツアー2025」南アフリカ代表戦終了後の男子日本代表ヘッドコーチ及び選手コメントをお知らせいたします。


エディー・ジョーンズ ヘッドコーチ

「強い南アフリカ代表に歯が立たなかったところがあります。空中戦でも負け、ラインアウトも取れず、モールでも通用せず、ボールを持った時にもすぐにターンオーバーされ、非常にタフな1戦となりました。記念すべき1戦であったと思いますが、世界のラグビーのランキングの中での現状自分たちの力がどこににあるのかが分かった試合でもあり、こういった世界1位の南アフリカを相手にこれからどのように戦っていくのか模索していきたいと思います。ラインアウトを取らないといけませんし、モールのディフェンスもしっかりできないといけません。空中戦において完敗してしまったので、そういった点を修正していくことが今後のキーポイントとなります」


ワーナー・ディアンズ選手

「自分の仕事を、ロックの仕事をできるだけやって、体を張ってリードしていくことは、毎試合やらないといけないと思っており、できるだけやっています。ワールドカップまで2年、しっかりとジャパンらしいラグビーを、シンプルにやっていきたいと思います。セットプレー、ラインアウトは成長しないといけないと考えています」


矢崎 由高選手

「世界ランク1位の相手、自分たちより上の相手に爪痕を残す勝利を、もっと貪欲に追い求めていかなければいけなかったですが、それができず本当に悔しいです。日本代表として超速ラグビーを掲げている中、クイックにボールを動かすことは、これからもやっていかなければいけないことだと思うので、少しは出来て良かったです。やはり南アフリカのすごく強いフィジカルにプレッシャーを受け、自分たちがやりたいラグビーを80分間できなかったと思います。この素晴らしい経験は一生の経験になると思うので、この敗戦、この相手とやった感覚を忘れずに、ワールドカップではしっかり僕たちが勝てるまで成長していきたいと思います」


ベン・ガンター選手

「日本は世界の強豪と戦えるようになっており、自分たちをもっと追い込んで強豪と戦うことにより成長していくことが、これから求められることであり、必要不可欠だと思います。次の対戦相手はまた違った展開になってくることが想定されますが、こういった試合の中で学び、成長していくことが非常に大切だと思います。1試合1試合、自分たちは自信をつけているし、成長していると感じています。ベストの強豪チームと戦いながら、常に果敢に挑みながら、トップ4を目指していきたいです」


竹内 柊平選手

「応援ありがとうございました。まずは、自分たちのスタンダードを上げないといけない、と思います。 ファーストスクラムの印象が良くなく、思うように組むことが出来ず、相手のペースに飲まれてしまった。モールも含めセットプレーを安定させないといけないと思うので、次の1週間で修正し、いい準備をして次に臨みたいです」


李 承信選手

「南アフリカに対して、しっかり対策をして臨みましたが、実際体を当ててみて、世界1位のギャップを感じましたし、ブレイクダウンのプレッシャーは承知していたが、ゲームを通して相手のペースになり、なかなか自分たちの思うようにプレーできなかったところが悔しいですし、いいブレイクダウンが出来ればもっとやれると思います。またボールキャリアに対するサポートもしっかりして自分たちのボールを優位的にキープできるようにしないと、難しい戦いになると感じました。また、キックの使い方ももっと精度を上げないといけないと感じています。強い相手と戦うことで、相手から学ぶこともたくさんありますし、遠征はまだ続きますので、いいところをしっかり吸収した上で修正して、次戦に臨みます。引き続き、応援よろしくお願いいたします」


以上