全国大学選手権大会組合せ
全国大学ラグビーフットボール選手権大会は、1月2日(水)、国立競技場において、いよいよ準決勝をむかえます。準決勝に進出した4チームの見どころを、まとめてみました。

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全国大学選手権大会レビュー


1月2日(水)・準決勝 at国立競技場

12時15分キックオフ
慶應義塾大学 vs 明治大学

京都産業大学に29対0で圧勝した明治大学が、9年ぶりに「国立」に戻ってきた。対戦相手はその年と同じ慶應義塾大学。この両校、今年の対抗戦では29対29で引き分け。相手に申し分はない。
2回戦では、FWがエンジン全開。前に出るラグビーで、京都産業につけ入るスキを見せなかった。活きたボールを1年生SO田村が余裕を持ってゲームメイク。CTB衛藤、WTB濱口らをフルに活用した。
一方、2回戦で“優勝候補”東海大学を28対14で下した慶應義塾大学は6年ぶりの「国立」。一戦一戦チーム力が向上し、東海に対しても敢えて、接近戦で勝負した。

明治がスクラムで圧倒すれば明治有利になるが、慶應FWが互角に戦えば、勝負は意外にも、田村(明治)、川本(慶應義塾)のスタンドオフ対決となるかもしれない。
明治が勝てば9年ぶり、慶應が勝てば8年ぶりに決勝へ駒を進める。


14時キックオフ
帝京大学 vs 早稲田大学

第1試合に引き続き、関東対抗戦の再戦となったこのカード。秋には早稲田大学が61対8で帝京大学に圧勝している。
帝京は2回戦の筑波大学戦でさらに総合力をアップ。主将でNO8の堀江とツイのバックローコンビが炸裂すれば、早稲田の動きを止めることができる。チームモットーは「ENJOY」と「TEAM WORK」。ここは、むしろ得意な攻撃力にすべてをかけ、セットピースから一気に攻め立てることができれば、初の決勝進出も見えてくる。

かたや、6年連続で準決勝進出の早稲田大学は、2回戦で法政大学に後半苦戦した。このところ“安全圏”に入ってからややワークレートが落ちるのは、王座奪回へ向けての仕組まれたプログラムなのか、あるいは決勝を意識し過ぎての、見えざるメンタリティーなのか。いずれにせよ、「早稲田ラグビーここにあり」を披露するにこれ以上ふさわしい舞台はない。