東海地区で行われる大学選手権で関東勢同士の対決となり4000人を超える観衆となった。FWに100kgを超える選手ばかりの大型チーム同士と興味をそそる試合となった。開始5分明治は、ラインアウトからモールを押し込み、10-13-11と展開し、中央にトライし7-0。その後、お互いの体格を生かした攻防が続くが、スコアにならず。しかし、23、39分とセットスクラムで優位な明治が圧力をかけ、連続トライをあげ、21-0で前半を終わる。 後半、FWの圧力が衰えない明治が優位に進め、2、12分と連続トライをあげゲームを決めた。大東文化も外国人選手を中心に攻めるが単発に終わり、35、40分には、明治にスクラム、ラインアウトのセットプレーよりFW、BK一体となって攻められトライを許し、43-0でノーサイドとなり、明治が2回戦に駒を進めた。(大久保 誠) 明治大学 43-0 大東文化大学(12月16日、1回戦 at名古屋市瑞穂公園ラグビー場) 大東文化大学のラトゥ監督(右)と、森主将 ◎大東文化大学 ○ラトゥ監督 「少ないチャンスにミスが多かった。完敗」 ――CTBに2人の外国人選手を配置したが。 「ボールが回らないための10人FWのような苦肉の策」 ○森主将 「自分たちのPKでチャンスが潰れた。チャンスでのセットプレーが安定しなかった。ラインアウトが安定していればもっと良い勝負になれた。FWは良くふんばった」 明治大学の藤田監督(右)と、上野主将 ◎明治大学 ○藤田監督 「アタックでまだまだ、セット、ブレイクダウンがやさしい。ディフェンスは良かった。評価してあげたい」 ――ディフェンスの改善とは? 「コミュニケーションを含め、当たり前のことを再確認しただけ」 ○上野主将 「勝つことができ、良かった。早明戦の負けが修正できたが、ブレイクダウンで負けた」 ――早明戦の修正とは。 「組織的なディフェンス。徐々に効果が出ている」 ――スコアに満足しているか。 「後2、3本取れた。大東も前半は元気」 ――この2週間の修正結果は? 「ディフェンス。組織で動けたのが良かった」