公益財団法人日本ラグビーフットボール協会は、女子ラグビーワールドカップ日本開催、オリンピックでのメダル獲得を見据え、世界を目指したい、成長したい、全ての高校1年生、2年生の女子ラグビー選手の「女子U17世代」の有望な人材の発掘と、育成を推進することを目的とし、「女子U17 TIDキャンプ」を、全国10ヶ所で実施いたします。
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6 ⽉ 7⽇、⽯⾒智翠館⾼等学校のグラウンド・教室をお借りし、「⼥⼦ U17 TID キャンプ 中国ブロック」を開催いたしました。今回のキャンプは、将来の⼥⼦⽇本代表を⽬指す選⼿たちを対象に、「世界基準を知る」「⾃分の強みを発揮する」「⽇本代表を⽬指すために何をするか」をテーマとして実施しました。中国ブロックは 17 名の選⼿が参加し、少⼈数だからこそ実現できる密度の⾼いトレーニングと、⼀⼈ひとりに寄り添ったコーチングを⾏うことができました。
1.「世界基準」を体感するトレーニング
午前の最初のセッションでは、「強度」と「密度」をテーマに、世界基準のトレーニング環境を体感することを⽬的に実施しました。

特に重視したのは、以下の5点です。
・プレーしていない時間を減らすこと
・オフザボールの動き
・前を⾒る姿勢
・コミュニケーション
・リロード(次のプレーへの切り替え)
少⼈数であったため、⼀⼈あたりの運動量や判断回数は⾮常に多くなりました。選⼿たちは常に動き続けながら、⾃ら考え、仲間とコミュニケーションを取り続けることが求められました。


アンケートでは、
「リロードの速さ、意識が⼤切だと気づいた」
「ボールを持っていない選⼿の動きが⼤切だと分かった」
「短い時間でも密度を⾼めることで良い練習ができることを学んだ」
という声が多く⾒られました。
また、「⼼拍数を上げた状態でのハンドリングやコミュニケーションが印象に残った」「今まで⾃分がどれだけサボっていたか分かった」という感想もあり、選⼿たちは世界基準の強度を体感することができたようです。
2.「強み」を知り、「⾃分」と向き合う時間
今回のキャンプでは、技術練習と同じくらい振り返り(リフレクション)を重視しました。トレーニング後には、
・今⽇できたこと
・次にチャレンジしたいこと
・⾃分の強み
・今後伸ばしたいこと
を⾔語化する時間を設けました。
少⼈数開催だったこともあり、選⼿⼀⼈ひとりが発⾔する機会を⼗分に確保することができました。
選⼿たちは⾃⾝のプレーを客観的に振り返りながら、
・⾃分のミスした部分を細かく教えてもらえた
・細部にこだわることの⼤切さに気づいた
・考えれば考えるほどうまくいき、ラグビーがさらに楽しくなった
といった気づきを得ていました。⾃分⾃⾝を理解し、課題と向き合う⼒は、将来より⾼いレベルを⽬指すうえで⽋かせない要素です。今回のキャンプでは、その第⼀歩となる貴重な機会を提供することができました。
3. 世界と戦うための「オフザグラウンド教育」
今回のキャンプでは、グラウンド外での学びも重要視しました。アスレティックトレーナーから補⾷・⽔分補給・⾷事の取り⽅ついてレクチャーを受け、練習や試合において必要な栄養補給について学びました。
また、ACL 損傷予防を⽬的としたプレハブ(Prehabilitation)を実施し、ケガをしない⾝体づくりや⼥性アスリート特有の課題についても共有しました。

選⼿たちからは、
・リカバリーの⼤切さに気づいた
・⾷事・睡眠・ケアのすべてがパフォーマンスにつながることを学んだ
・トレーニングだけでなくリカバリーも怠らないようにしたい
という声が聞かれました。
トップアスリートは、グラウンド内だけではなく、グラウンド外の時間の使い⽅によって成⻑します。今回のキャンプでは、「リカバリーもトレーニングである」という考え⽅を選⼿たちに伝えることができました。

4.選⼿アンケートから⾒えたこと
キャンプ後のアンケートでは、
・ とても充実していた 94%
・ 参加してよかった 100%
・また参加したい 94%
・成⻑につながる学びがあった 94%
という⾮常に⾼い評価を得ることができました。また、
・⽇本代表になるための練習を体験できた
・⾃分の課題が明確になった
・弱い⾃分と向き合うきっかけになった
・⼈としても成⻑できた
といった感想も多く寄せられました。

さらに、16 名の選⼿が「より⾼いレベル(県代表・全国・⽇本代表)を⽬指したいと思った」と回答しており、キャンプが選⼿たちの挑戦意欲を⾼める機会になったことがうかがえました。
5.未来の⼥⼦ラグビー⽂化を創るために
今回の中国ブロックキャンプを通じて感じたことは、選⼿たちの⼤きな可能性です。
参加した選⼿たちは、
・もっと成⻑したい
・⾼いレベルに挑戦したい
・⽇本代表を⽬指したい
という強いエネルギーを持っていました。
だからこそ、この年代で⼤切なのは、失敗を恐れず挑戦できる環境をつくることです。
⼥⼦ U17 TID キャンプは、単なる発掘・選考の場ではなく、未来の⼥⼦ラグビー⽂化を創り、世界へ挑戦する選⼿を育て、そして“⾃分⾃⾝で成⻑できる選⼿を育てる場です。
ご協⼒いただいた中国ブロック・⽯⾒智翠館⾼等学校の皆さま、関係者の皆さま、そして参加してくださった選⼿・指導者の皆さま、本当に有り難うございました。
次のブロックキャンプでも、多くの挑戦と成⻑が⽣まれることを楽しみにしています。




