日本代表 3-13 サモア代表(6月16日(土)14:00 at宮城・ユアテックスタジアム仙台)
◎日本代表
○ジョン・カーワン ヘッドコーチ 「すばらしい試合をすることができた。テストマッチは一つのことで勝敗が決まる。まさしくそのとおりの試合であった。ディフェンスの押し上げもよく、ラインアウトもうまくやれていた」
○大野均ゲームキャプテン 「東北初のテストマッチで、ぜひとも勝ちたかったが、結果は残念であった。オーストラリアラウンドの経験と反省から、世界一速いラグビーを目指して今日のような試合ができたことはよい経験となった」
――勝てるはずだった試合のターニングポイントは。JAPANが握るべきものは。
○カーワン ヘッドコーチ
「前半JAPANにチャンスがあったが点に結びつかなかった。後半、突破からトライを奪われたが、試合全体では互角という判断が正しいのではないか」
――スローワーの入れ替えのタイミングに問題はなかったか。
○カーワン ヘッドコーチ
「タイミングということで言えば、足がつっていた松原はもっと早く入れ替えるべきだったと思う。これは私のコミュニケーションの問題」
――今日はトライを奪えなかった。ワールドカップまで時間はないが、今後攻撃のオプションを増やしていく考えは。
○カーワン ヘッドコーチ
「今回はキッキングゲームで臨んだ。トライは必要だが、相手をよく知り毎試合戦術を変え、クレバーにやりたい。今後も戦術を磨いていきたい」
――箕内主将の負傷退場後、チームの統率は。
○大野ゲームキャプテン
「フィジー戦の反省を生かし、一人一人が強い意志で戦術どおりにやれたと思う」
――安藤選手のPG(ペナルティゴール)失敗が続いたが後半にも狙わせた場面の判断は。
○大野ゲームキャプテン
「ラインアウトは考えなかった」
○カーワン ヘッドコーチ
「PGを狙う判断は間違っていなかった」
――もっと正確なキッカーが必要では。
○カーワン ヘッドコーチ
「SOとしての安藤選手の今日の出来は、ディフェンスラインの統率と押し上げなどをはじめ、良かったと思う。日々ステップアップしている」
――他のキッカーを考えることは?
○カーワン ヘッドコーチ
「先週は別の選手に経験をさせた。私はスコッドの広がりを考えている。プレッシャー下での経験をスコッド全体に積ませたい。もちろんもっと良くならなければと思っている」
――昨年と比べてチームの成長を感じることは。
○大野ゲームキャプテン
「昨年のPNCは大敗の後、後半戦は気持ちで頑張っていた。今年はJKの示してくれたシンプルなゲームプランを実行し、手応えをつかんでいる」
――具体的に進化を実感することは。
○大野ゲームキャプテン
「体格に勝る相手に当たり負けしないことと、ディフェンスラインの押し上げが機能していること」
――優勝宣言は果たせなかったが、プランの狂いと修正すべき点は。
○カーワン ヘッドコーチ
「今日はプランどおりに試合を行えた。内容はハッピーなもの。結果は残念だが、選手は成長しているし、よく理解もしてくれている。PNCでは優勝できなかったが、来週の強い相手にも今日のようなプレッシャーを与え、拮抗した試合をしたい」
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