●5月4日(金) 神戸・ワールド ファイティングブル グラウンド
CAB戦直前合宿2日目。本日からグラウンドでの練習がスタートしました。今回の合宿では、ワールド ファイティングブルのグラウンドをお借りして練習を行っています。青々とした芝生のグラウンドやウエイトルームなど素晴らしい施設をご提供して頂いております。ワールドの関係者の皆様にお礼申し上げます。
 |
|
|
 |
|
スローワーのスキルトレーニング |
|
ラインアウトでは、早さ、高さを追求 |
今日のトレーニングは、午前・午後の2回。午前は、FWとBKにチームを分け、ウエイトトレーニングとミーティングを交互に実施し、グラウンドでのトレーニングを行いました。ミーティングでは、香港戦のレビューを行い修正点を浮き彫りにし、今後の練習課題を明確にしました。
グラウンドでは、FWはラインアウト、BKはパスドリルを実施。FWは、ラインアウトのポジション(スローワー、ジャンパー、サポーター)ドリルを行い、実戦形式のトレーニングに移行しました。カーワンHCが求めるのは、"早さ"。ラインアウト形成の早さ、スローイングのボールの早さ等です。今日のトレーニングでも、クイックジャンプ、クイックサポートなどのトレーニングに励みました。チームとして生活する期間も長くなるにつれてグラウンドでのコミュニケーションも格段に良くなり、日本最高の高さと早さを持ったラインアウトが完成しつつあります。まずは、CABという今までにないプレッシャーがある中で、どれだけコントロールできるかがキーポイントになります。
BKはディシジョンメーキングとパスドリルを実施。その後、2チームに分かれアタック・ディフェンスを行いました。アタックは、アングルとスペースをしっかり見極めオプションを選択すること、ディフェンスは、相互のコミュニケーションを図り、面で抑えることを重点的にチェックしました。
午後は、ディシジョンメーキングドリル、パスキャッチ&パスドリル、2対1からコールナンバーでのアタック・ディフェンスの3種のドリルで体を温めて、ラックテクニックとセットピースからのアタック・ディフェンスを行いました。ラックテクニックでは、日本代表が世界と戦う上で不可欠な低さと激しさを意識し、激しいものとなりました。カーワンHCからは何度も「高い! もっと低く!!」という声や、上手くボールを獲得できなければ「いまのは、なぜですか?」と選手に問いかけ意識させる声がかけられました。
最後は、15対15のアタック・ディフェンスが行われ、グラウンドの様々なポジションからオプションなどの確認を行いました。ラストワンプレーでは、カーワンHCから「フィジー17点、日本17点。ラストプレー」との局面を提示され、勝利を手にするべくトライを争う激しい攻防が行われました。最終的には、仮想フィジーのペナルティーゴール失敗からカウンターアタックを仕掛けた日本チームがトライを上げ勝利を収めました。途切れぬ集中力と、コミュニケーションの高さがうかがえた1シーンでした。
練習を終えても、選手たちは黙々と個人練習を行い、さらなる自らのレベルアップを目指しました。
今日の練習は、ゴールデンウィーク中ということもあり、多くのサポーターの皆さんが見学に来てくれました。お越し頂きました皆様ありがとうございました。次は、スタジアムでお会いしましょう。
明日は、午前のみの練習となり、午後はオフとなります。新たな強敵を迎えるJAPAN XVに応援のほどよろしくお願いいたします。
 |
|
|
 |
|
アングルとスペースを意識する |
|
ディフェンスラインを見て的確なオプションを選択する |
 |
|
|
 |
|
相手をひきつける |
|
ラックは低く・激しく |
 |
|
|
 |
|
2人目のタックルはボールを奪いにいく |
|
15対15のアタック・ディフェンスでは激しい攻防が |