●4月20日(金) 千葉県・日本エアロビクスセンター
韓国戦直前合宿6日目。やっと晴天に恵まれました。ここ数日と打って変わって日差しが差し込み、立っているだけでも暖かく感じられる中での練習となりました。
千葉での合宿最終日の今日は、韓国戦のメンバーとメンバー外の2チームに分けてトレーニングを実施しました。まずはメンバー外の選手たちがグラウンドでトレーニングを実施。バーンコーチリードのディシジョンメーキング、キャッチングスキルから、スペースとアングルを意識したカットドリルを行い、ドゥーリーコーチのディフェンスドリルでディフェンスラインを確認。最後は、グラウンド全体を使ってアタックオプションをチェックして終了しました。選手のモチベーションも高く、次戦を意識した練習となりました。
その後はジムでウェイトトレーニングに取り組みました。
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ディシジョンメーキングで視野を広くする |
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カーワンHCが実際にプレーしながら選手たちに伝える |
韓国戦のメンバーは、最初にジムでのウェイトトレーニングを実施。その後、グラウンドでのトレーニングとなりました。グラウンドでは、メンバー外選手たちと同様のトレーニングを行って最後に箕内キャプテン主導のチームランを実施。スタート前には、カーワンヘッドコーチから「韓国戦は思い切ってやりましょう。迷わず思い切って闘いましょう。ここからは箕内に任せます」とチームへ語りかけました。そうしてはじまったチームランは、張り詰めた緊張感の中、様々な場面でのアタックを確認しました。
メンバーを見れば、箕内キャプテンがまとめるFW陣はコミュニケーションも良く取れており、強固でシャープなスクラム・ラインアウトで効果的なボールが供給されます。初キャップとなるSH吉田、SOアレジのHB団は非常に効果的にオプションを選択していました。特にアレジ選手のキックの正確さは日本代表の大きな武器になります。ボールを動かせば、決定力あるWTB小野澤、ロアマヌが外側で待ち構え、最後尾にはFB立川が立ちはだかります。このメンバーが、カーワンヘッドコーチの初陣を、そしてW杯イヤーのスタートを勝利で飾るべく、韓国戦を戦います。
練習後もキックや、ラインアウトを時間ぎりぎりまで行いました。
そして、千葉でのキャンプを打ち上げ、午後東京に入りました。明日、試合会場となる秩父宮でキャプテンズランを行い、韓国戦を迎えます。
4月22日(日)は、秩父宮ラグビー場を真っ赤に染めてください。応援をよろしくお願いします。
◎カーワンヘッドコーチ
「この2週間で多くの情報を選手たちに与えましたが、それが元でグラウンドで心配してプレーしている所をみたくありません。チームとして思い切りやってほしい。練習してきたものを出してほしいですし、それを見たいと思います。(キックの練習を多くしてきましたが)キックでDFを崩すことを目的としています。それが試合の中でできればいいですね。ただし、やみくもに蹴るのではなく、しっかりと考え有効に使うことが大切です。試合ですのでミスは起きます。やらないよりはチャレンジしてミスをしたほうがいい。そういう意味でも、選手たちには思い切ってやってほしいと思います」
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相手を引き付け走り込む |
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バーンコーチのパススキルドリル |
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激しく前にでるディフェンスで仕留める |
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様々なアタックオプションを確認した |
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箕内キャプテンを中心にまとまったFW陣 |
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キックを有効に使う |
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練習後には、メディアの皆さんにカーワンHCが指導 |
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