佐野高校、東京農大二高と親善試合を行う予定で、U18香港代表チームが来日しました。香港U18 リエゾンの浅野氏より、4日の試合についてリポートが届いています。以下、ご紹介します。 ● 佐野高校との試合は、香港U18 17-12 佐野高校と均衡したいい試合でした。また地元のTV局、新聞社、観客も現地の予想以上の入りとなり、佐野市長や地元関係者、競技力向上委員会石渡、田中ユース統括をむかえての式典、アフターマッチファンクションも無事終了しました。 アフターマッチファンクションは、雨の中のBBQでしたが、佐野高校側のお母さん方の協力もあり、互いにいい交流ができました。 試合前の集合写真 両チームキャプテンから関係者に選手を紹介(先頭は岡部佐野市長) スクラムの新しい組み方について 香港では、U14以上はIRB通達の新しいスクラムの組み方を実施しているとのことで、佐野高校との試合の前に互いの状況、試合での組み方について、両監督、第1列を交えて調整を行った。 最初に5人で組んで後から3人がつく佐野高校に対し、8人一緒に組む香港側は5人で組む方法はやったことがないとのことで、佐野高校側が8人一緒に組む方法で合わせることで了解。4/5に選抜大会を見学したサイモンヘッドコーチは、5人で組む方法を見慣れていないので、とても不思議な感じがしたとコメント。 4段階については佐野高校側が、タッチした後、そのまま離さずタッチしたまま組むことに対し、相手を掴む、押す、突っ張るなどの心配から香港側選手は難色を示したが、あくまでタッチした手には余計な力を入れないということを再確認し、タッチしたままエンゲージで組む方法で了解。 この通達以前は、エンゲージの前に後ずさりして相手との距離をとり、勢いをつけて組むなど危険な場面もあったが、新しい方法では、タッチで距離を確認するので、安全なスクラムを組めるようになったと香港側1番(キャプテン Watt君)からコメントがありました。 実際の試合の中でも、組み直し落ちる、回るなどの問題もなくスクラムを組めていました。 強烈なタックルを受けながらも懸命にボールをつなぐ、香港3番ロバート選手 8人、4段階で組んだスクラム ラインアウト(後ろはこの日のために作成したWellcomeボード) アフターマッチファンクションでのキャプテンスピーチ MVPの黒沼選手にプレゼントされる香港代表ジャージ 藤掛監督から佐野高校ネクタイをプレゼントされるMVP ハミッシュ選手 献身的なプレーが光ったロバート選手に栃木県サッカー協会賞