◎日本代表
○太田治ジェネラルマネージャー兼ヘッドコーチ
「惜しいゲームでした。勝ちたかった。前半のタックルのミスなどあったが、チームの完成度は上がってきています。ディフェンスも前に出て、いいゲームができた」
○大畑大介キャプテン
「前半、体で動くよりも目で判断してしまうようなところがあって、失点につながってしまいました。次のワールドカップ予選では、きちっと自分たちのやりたいゲームをして、この(4日・10日の)2試合でいい経験ができた、といえるようにしたい」
○ジョン・カーワン アドバイザー
「今日の結果、チームを誇りに思います。前半のミス、特にタックルミスで、選手が自信をなくすような場面も見受けられましたが、ハーフタイム後は、勇気をもって体を張ったプレーをしてくれたと思います。ただアンフォースド・エラーやタックルのミスがまだ多いので、修正していきたい」
――前半の終盤で森田君を替えたのは?
○太田GM兼ヘッドコーチ
「タックルですね。問題があったので」
――前半、相手ゴールに迫ったいいところでラインアウトにミスがありましたが。
○カーワン アドバイザー
「相手にプレッシャーを与えたいアタックの場面で、ミスが出た。ああいうところはいかにプレッシャーをかけるかが大切。この点も修正が必要だと思っています」
――エディ・ジョーンズさんは日本のディフェンスのラインスピードを評価していました。
○カーワン アドバイザー
「ディフェンスのラインスピードがこのチームの強みだと分かっていたので、そこを集中して強化してきました。きょうの試合でもこちらのプレッシャーで、相手がアタックしづらくなる状況がみられました。これからも速い上がり、そして1対1のタックルの精度を上げていきたい」
――4日のときとかなりメンバーを変えての試合でしたが、評価は。
○大畑キャプテン
「相手も違うし、比較は難しいところですが、前回からチームの成熟度は上がっています。ディフェンスのラインも前に出られたし、そういう面では今日のほうがよかったと思います」
――スクラムに関しては満足していますか。
○カーワン アドバイザー
「千葉の合宿では、ディフェンス、ラインアウト、スクラムを重点的に行ってきました。その成果は今日の試合にも見られましたし、今後の日本スタイルを構築するスタート地点に立てたと思います」
――バックスのパススキルの部分でチャンスを逸した場面が多かった。
○カーワン アドバイザー
「スキルというよりもコンビネーションの問題だと考えています。まだチームとして日が浅いし、メンバーも入れ替えているので、今後練習を積んでいけば解決していけると思います」
――オプションとしてのオフロードパスについて。
○大畑キャプテン
「フェーズを重ねるとどうしても、自分たちの数が減ってくる。どうしてもタテにつなぎたいですし、オフロードに関してはみんな意識しています」
○カーワン アドバイザー
「オフロードについては、これからは練習していきたい。この2週間ディフェンスの組織化を図ってきました。基盤ができれば、オフロードなどその他の部分に手をつけることができる」
――低いタックルをよくしていました。しかし、相手のオフロードの可能性を広げることになります。
○カーワン アドバイザー
「重要なのはラインスピードです。速く上がっていって低くタックルをすれば、相手はオフロードパスでボールを回すかもしれない。しかし、すぐに立ち上がってラインスピードを上げれば、次をカバーできる」
――予想以上にパフォーマンスがよかった選手は。
○カーワン アドバイザー
「西浦は素晴らしい出来でした。よくタックルし続けてくれた。それからサムライ。とはいえ、個々の踏ん張りだけでは勝てません。スタッフも含め、チーム全員の力が必要です」
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