リポビタンDチャレンジ2006

6月11日(日)、東京・秩父宮ラグビー場で行われる「リポビタンDチャレンジ2006 日本代表 vs イタリア代表」の試合では、日本国歌を歌手の平原綾香さん(ドリーミュージック所属)が、またイタリア国歌はイタリア人オペラ演出家&歌手のダリオ・ポニッスィさん(Earnest II Entertainment所属)が独唱することが決まりました。

◎日本代表国歌独唱
平原綾香さん

平原綾香さん

「テストマッチに先だって国歌を歌わせていただけることをとても光栄に思っています。

ユニフォームから伝わるサクラの重さを身体中に感じて戦われる選手の皆様、ご健闘をお祈りしています。私も心をこめて歌います。ONE FOR ALL, ALL FOR ONE.

◎イタリア代表国家独唱
ダリオ・ポニッスィさん

ダリオ・ポニッスィさん
(c)photo by Youko KUBO

「僕はもう在日約20年。日本は僕の心の中で第2の母国になっている。今回の試合では日本チームも応援したいが、はるばるイタリアからやってくる母国チームを歓迎するためにも、心をこめてイタリア国歌を歌おう」


「Fratelli d'Italia,l'Italia s'e' desta, dell'elmo di Scipio s'e' cinta la testa. Dov'e' la vittoria?
Le porga la chioma, che' schiava di Roma Iddio la creo'.

Stringiamci a coorte, siam pronti alla morte, siam pronti alla morte,

L'Italia chiamo'. Stringiamci a coorte, siam pronti alla morte, siam pronti alla morte, L'Italia chiamo'. Si!

"イタリアの兄弟たちよ、目覚めよ!勝利の女神はどこだ?我々はイタリアのために死ぬ準備ができている!"
という勇ましい歌。

"Inno di Mameli"というタイトルで、G.Mameli作詞、M.Novaro作曲。独立戦争のとき自分の体を楯にしてイタリアを守った英雄Mameliの作詞ということで今でも国歌として愛されている曲だ。

実はイタリアには第2の国歌といわれる歌もある。巨匠ジュゼッペ・ヴェルディが作曲したオペラ『ナブッコ』からの有名な合唱曲、"ゆけ我が想いよ、黄金の翼にのって"だ。機会があればまた次回。6月11日の試合ではイタリアチームのサポーターに、一緒にイタリア国歌を口ずさんでもらえると嬉しい。
FORZA! Japan! FORZA! Italia!」


 

●平原 綾香プロフィール
1984年5月9日、東京生まれ。
13歳の時にアルトサックスを手にし、高校の音楽科ではクラシックのサックスを学ぶ。現在は音楽大学のジャズ科に在籍しサックスを学んでいる。
2003年12月17日にホルストの組曲「惑星」の「木星」に、日本語詩をつけた「Jupiter」(累計98万枚、2006年2月末現在)でデビュー。2004年日本レコード大賞新人賞や2005年日本ゴールドディスク大賞特別賞をはじめ、様々な多くの賞を獲得。
2005年は1月に、倉本聰氏が15年ぶりに脚本を手がけたドラマ「優しい時間」(フジテレビ系列)の主題歌としてシングル「明日」が起用され、また5月には純愛映画「四日間の奇蹟」(東映・TBS)の主題歌として「Eternally」をリリース。秋には、多くのファンの声に応えるように時代と世代を超えるJ-POPの名曲を自らのヴォーカルで表現した、初のカヴァー・アルバム「From To」をリリース。
次なる活動が注目される2006年、NHKトリノオリンピック放送テーマ・ソング「誓い」をリリースし、全国にその歌声が響き渡った。そしていよいよ最新アルバム「4つのL」(LOVE、LIFE、LUCK、LIVEをつめこんだアルバム)を3.22にリリース。そのアルバムをコンセプトにした全国ツアーも各地でSOLD OUTが続出し、稀代のヴォーカリスト"平原綾香"に対する期待感が各方面でより一層高まっている。

 

●ダリオ・ポニッスィ プロフィール
1北イタリア、ピエモンテ州、トリノ出身。
俳優、オペラ演出家、脚本家、作詞&作曲家、歌手、振付家、インタビュアー、エッセイスト等として活躍するマルチ・アーティスト。
トリノ大学で英文学を学びNYに留学。リー・ストラスバーグ演劇学院で演劇・声楽を学び、Merce Cunninghum Dance Faundationでは奨学金を受けコンテンポラリーダンスを学ぶ。

'87年末来日。'94年から11年間NHKTVイタリア語会話に出演し、教育テレビに革命的旋風を起こし好評を博す。現在もNHK文化センター青山&横浜 イタリア語講師。
2003年&2004年 成蹊大学国際交流課イタリア語講師
2005年 立教女子学院 イタリア語講師
母国が生んだ総合芸術であるオペラを日本でさらに発展させることを目標に、"DARIO's Opera Master Class"を開設し、若いオペラ歌手の指導を行う。また、オペラ、オペラレクチャーやコンサートの企画、演出、司会等も行う。
新国立劇場オペラ研修所オペラ演劇講師、藤原歌劇団オペラ歌手育成部オペラ演劇講師、昭和音楽芸術学院ミュージカル演劇講師。
名古屋芸術大学客員教授。(オペラ学科)

'04年4月サントリーホールオペラ『トスカ』でオペラ演出家デビュー。
10月 仙台『フィガロの結婚』演出、
12月 NHK制作『蝶々夫人』オペラ&ドラマ演出、
'05年3月 名古屋芸大『魔笛』演出、
4月 王子ホール『フィガロの結婚』演出、
7月 朝日浜離宮ホール『カルメン』演出、
11月 市川文化会館『椿姫』演出、
12月 北区とぴあ『ヴィヴァルディ演奏会』演出&出演、
2006年1月 NHK ニューイヤーオペラ
『カルメン』ハイライトに語りベの役者として出演、
3月名古屋芸大主催『フィガロの結婚』演出、
5月市川オペラ主催『エドガール』アジア初演で好評を得る。

●6/16(金)la voce すぎなみ主催
『Invito alla serata 夜会への招待』オペラアリアコンサートに
ナヴィゲーターとして出演予定。

◆エンターテイメント情報誌、『PLAYBILL』に
オペラコラム連載スタート。
◆イタリアのオペラ雑誌、『L'opera』の日本特派員として
日本で行われるオペラの批評を執筆中。
◆著書:
『ドクトルダリウスの事件簿』(日伊バイリンガルCD本)NHK出版
『DARIO のイタリア語!』(CD本) 白水社
(DARIO PONISSIインタヴュ-本)
『なぜニッポン人は美しい風習を捨てるのか』 明拓出版
(DARIO PONISSIインタヴュ-本)
『偶キャリ』 経済界出版

'01年NHK大河ドラマ「北条時宗」マルコ・ポーロ役で出演。
日伊の文化の架け橋的役割を使命として活躍を続けている。
現代舞踊協会会員
WWF会員(自然保護)
日本ヴェルディ協会理事
http://www.mondodario.com/