日本代表 50-14 韓国代表
◎日本代表 ○ジャン・ピエール・エリサルド ヘッドコーチ
「前半は韓国にトライを与えず、まずまずの出来。後半は大畑がテストマッチでの通算トライ記録を更新するかどうかだけが見どころでした。とはいえ、試合を通して50分間はゲームを支配できたことは評価しています。このチームの目標の、だいたい半分くらいまで到達したと考えています」
○浅野キャプテン 「先週のアラビアンガルフ戦をふまえて、練習してきた成果が出て、前半、いい組み立てができたと思います。後半の立ち上がりもよかった。途中から自分のディフェンスミスもあって、韓国に流れがいってしまったところが反省点です。ただ練習でやっていることが徐々に試合にも出てきているので、いい傾向だと思っています」
――最初の50分はいい戦いができた。その後できなくなった原因は?
○エリサルド ヘッドコーチ
「これから検証するが、おそらく集中力が切れたのでしょう。ボールをしっかり支配できなくなっていた。フォワードがばらけてしまい、一体となって動けていませんでした。とはいえ、スクラムは組めたしラインアウトもとれた。そういった点ではよかった」
――スクラムハーフが代わったことで攻めのリズムが変わった?
○エリサルド ヘッドコーチ
「いえ、それはありません。先発の伊藤がけがで退く前からのことですから」
――練習の成果が出たという手応えはどんなところにありますか。
○浅野キャプテン
「判断して、敵のいないスペースにボールを運べるようになったということです。少ないフェーズでそういうプレーができてきている」
――ロッカールームではどんな言葉をかけましたか。
○浅野キャプテン
「とにかく体を当てよう、痛いところに当てていこう、と話しました」
――韓国の当たりはどうでしたか。
○浅野キャプテン
「何人かはタテに強く当たってくる選手はいましたが、ブレイクダウンでもそれほどファイトしてこなかった。思ったよりルーズな感じでした」
――これからランキングが上の相手と戦うが、どのような点を重点的に強化していくのか。
○エリサルド ヘッドコーチ
「まず個々にあと2~3kgは筋肉を増やしてほしい。これが一番大事なことです。そして今季6試合を戦いましたが、この6試合をつぶさに分析していきたい」
――グルジア代表戦で、メンバーの変更は?
○エリサルド ヘッドコーチ
「記者の皆さんはいつも先を急ぎすぎです(笑)。もちろん、新しいメンバーの起用があるかもしれませんが、まずは今日の勝利を喜びたい」
――後半、大畑選手のトライ記録を意識しましたか。
○浅野キャプテン
「いえ、それはありません。意識していませんでした」
――今後もキャプテンは浅野選手?
○エリサルド ヘッドコーチ
「もちろんだが、その前に、彼にはレギュラーのポジションをまず確保してほしい。そういった話は重要ではないと思います。ラグビーはチームスポーツ。キャプテンの件とか、世界記録の件とか、あまり大騒ぎしないほうがいいと思いますが?」
――これからも若手を積極的に起用していきますか。
○エリサルド ヘッドコーチ
「来週ニュージーランドへ行って、U23のチームをみてきますが、これまでかなりの人数をみているので‥‥」
――11月のワールドカップ予選最終ラウンドに向けて抱負を。
○エリサルド ヘッドコーチ
「私自身(ワールドカップ出場というかたちで)フランスに戻りたいので、予選は必ず突破したいと思っています。多くのフランス人が日本をサポートしてくれるはずです」
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