●4月18日(火)
日本エアロビクスセンターで迎える日本代表韓国戦直前合宿2日目。本日は、FW・BK交互にストレングストレーニングを組み込み練習が行われました。
 |
|
パス後のタックルに備える |
午前中は、FWがストレングストレーニングを行い、BKがグラウンドでパススキルやキックスキルなどのドリルをこなしました。BKの練習前には、大畑キャプテンから「前回のアラビアンガルフ戦は、前半の入りが本当によくなかった。それを修正するのに前半を使ってしまった。二度とこういうことがないよう練習から意識していこう」と話し、アラビアンガルフ戦を払拭すべく練習を開始しました。内容は、長短おりまぜたパスやラインを深く取ることを意識付ける練習など基本スキルの徹底を行いました。また、ボールキャリアーを頂点としたサポートプレーヤーの位置取りなども合わせてチェックしました。エリサルドヘッドコーチからは、パスをした後の相手との接点での体の使い方や視野を広く持ち続け、変わり続ける状況に的確に適応していくことなどが指摘されました。
 |
|
接点での攻防を意識した激しい練習 |
 |
|
アタックラインを深く取る |
午後は、FWがグラウンド、BKがストレングストレーニングを実施しました。FWの練習前にも浅野キャプテンからアラビアンガルフ戦の前半戦の入り方について話があり、日本代表としての責任あるプレーをしていこうという声で練習がスタートしました。ウォーミングアップの後、接点の攻防とサポートプレーヤーのコース取り、状況に応じた判断を養う練習が行われました。コンタクトシールド、コンタクトスーツ着用ながら激しいものとなりました。接点でのファイトは、フランス合宿中からいわれ続けてきましたが、世界と戦う上で避けては通ることができない重要なファクターです。痛くて激しい練習を繰り返し実施しました。サポートプレーヤーに関しては、BK同様ボールキャリアーに対してのアプローチの仕方を確認しながらのものとなりました。
FW・BKともに、サポートプレーヤーのポジショニングは、我々が取り組んでいるラグビーで非常に重要なものとなります。試合→練習→試合というサイクルを繰り返しながら完成させていきます。
FWは、さらにスクラムセッションも行いました。このセッションの目的も常にいい続けている8人での固まり、インパクトを意識したものとなりました。
また、所々に韓国戦を見据えたスクラムを組み、日曜日の試合への準備を怠りません。これからは、今まで以上にセットプレーが重要となります。8人が意思統一され、強固なスクラムを組むべく、HO山岡選手を中心に相当数を組み込みました。
午前・午後と行われたストレングストレーニングは、昨夜合流した大道ストレングスコーチの指導で行われました。大道ストレングスコーチが作成した数種類のメニューをサーキットで行っていく内容でしたが、選手たちはさらに体幹を強くするべく、しっかりと追い込んでいました。
夕食後には、チームミーティングが行われ、エリサルドヘッドコーチからアラビアンガルフ戦の修正ポイントが指摘されました。結果的には、ボールが繋がり、トライを挙げた部分でも、さらにいい内容にすべく細かな指摘を受けました。エリサルドヘッドコーチの「アラビアンガルフで通用したプレーも、サモア・オールブラックスJr.には通用しない。しっかりと意識して取り組もう」とのコメントにあるように目前に迫る一戦を見ながら、強豪国と対戦した場合をきちんと見据えています。
23日の韓国戦をしっかり戦い、最終予選へトップ通過し今後のテストマッチシリーズを迎えたいと思います。引き続き、応援よろしくお願いします。
 |
|
インパクトスピードを意識して8人で |
 |
|
しっかり追い込んだストレングストレーニング |
 |
|
ベンチプレスをする遠藤選手 |
 |
|
大道ストレングスコーチ |