福岡大学の村上監督 ◎福岡大学 ○村上純監督 「試合前は、ディフェンスをしっかりやって僅差で勝つ! というパターンを考えていた。前半戦は、それが想い通りにいけた。結果的には、ダブルスコアで終わったが、昨年とは一味違う『福大』を、いま率直に実感している。 自分としては、関東の大学のチームの背中が着実に見えてきたと思っているし、そんな実感を、今年のこの学生フィフティーンが作ってくれたことに感謝したい。 昨年と違うのは、ただ点差がついた、負けた、ということだけで、プレイそのものの差は感じていない」 ○上本茂基主将 「プレイしていて、楽しい時間が昨年よりも長かった。こうした時間をもっと長く、できれば80分間実感できたら、そこに勝利という文字が見えてくるように思える。 ペナルティでしかけて、モールを押し込みトライもできた。ラック・モールでの接点も互角に渡り合うことができたと思っている。スタミナ面での互角の自信もあった。ただ、後半の法政のバックスラインの揺さぶり・速さには、ついていけなかった」 ◎法政大学 ○齋藤実監督 「正直な所、試合前30点差をつけて勝とうという目標を掲げていた。前半は、点をとられすぎた感はあるが、大学選手権一戦一戦がトーナメント式で負けは許されない。勝ててほっとしている。 今後に向けての修正点? 次まで1週間しかない。基本的なプレイをミスなく着実にと、選手に促すだけだ。ハーフタイムでも、細かい指示はなに一つ出してはいない。ただ『野村主将を中心にまとまれ!』と、いっただけである。 (福岡大の印象は? との問いに)関東のほうが正直やり易い(苦笑)。福岡大のモチベーションの高さには、少なからず驚いた。個々のコンタクトプレイも強いし、ブレイクポイントでは受けに回っていたように思う」 ○野村直矢主将 「特に激しいタックルに対し、受けてしまったのを反省している。いろんな場面での、接点の甘さが、前半苦戦した原因である。とにかく、相手の攻撃に対して、一人で止めることができなかった。福大の選手一人一人のコンタクトプレイの強さを実感している。今日の試合の反省点・修正点を活かして、次もがんばりたい」