ケンブリッジ大学。左からトニー・ロジャース監督、ジョン・アフトン ゲームキャプテン、エドワード、カーターキャプテン ◎ケンブリッジ大学 ○TONY RODGERS監督 「早稲田は良いチームです。良い試合ができ、勝利おめでとうと言いたいと思います。遠征中に我々も進歩して良いゲームができました。3ゲーム負けましたが、この遠征の目的は若い選手の育成であり、彼らを使い続けることによって良い経験になったので後悔はしていません。ポジティブにとらえています。私は今回が7回目の日本訪問ですが、年々日本のラグビーが進歩しています。バックスのムーブメントや正確さなど、こちらも学ぶべき点が多々あります。 (3チームと戦ってみて)とても難しい質問ですが、早稲田、法政、関東学院の順に強いと感じました」 ○EDWARD CARTER主将 「結果にはがっかりしていますが、早稲田に賞賛の言葉を贈りたいと思います。サポートをして下さった皆様にもお礼を申し上げます。若いプレーヤーが多く、連敗したことは我々としても許容できません。今後、強化して12月のヴァーシティマッチにポジティブに備えたいと思います」 ○JON UFTONゲームキャプテン 「早稲田は非常に強いチームでした。特にラインの動きが素晴らしかったです。我々もぜひ勝とうというコミットメントを試合終了まで持ち続けることができ、観衆の皆様にも楽しんでいただけたものと思います。違う国に来てレフリーの解釈に違和感のあることもありますが、我々が試合の中で学んでいかなくてはいけないことです。今日のレフリーの裁定には敬意を表します」 早稲田大学の清宮監督(左)、佐々木主将 ◎早稲田大学 ○清宮克幸監督 「今日はセットプレーの入り方を課題として設定しました。ラインアウトではしっかりプレッシャーをかけて出すということをあえてやりたかったのですが、我々に技術のないところもあり、うまく相手のFWに反則ぎりぎりのところで止められて、良い球をBKに出せませんでした。これを良いステップにしたいと思います。スクラムは最後に2本ターンオーバーされるなど不満足なプレーがいくつかありました。全体的にプレーが途切れてしまって、見に来てくださったお客様にフラストレーションが溜まる試合でした。 ケンブリッジのメンバーの主力が4、5人本国に残っており、課題を自分たちのプレーに見つけていかなければいけない、指導者としては難しい試合でした。本当に強い編成で来てくれて勝って万歳したいですね。トップリーグ4強のレベルを目指して、大学生相手にはアルティメットクラッシュしたいですね。社会人チームへの出稽古などくわしいことは何も決まっていませんが考えています。これから1試合、1試合、自分たちが課したテーマに対して結果を出していくことを続けたいと思います」 ○佐々木隆道主将 「選手の側から言っても自分たちのやろうとしたプレーができず、こだわってきたモールも途中からできず、ふがいないゲームでした。勝つのは当たり前、他大学よりも大勝するつもりでしたが自滅というか、ミスからリズムが崩れて、最後の10分間でもこだわってきたセットプレーでやられたので、もっと毎日の練習を大事にしたいと思います。反則ぎりぎりのプレーをされたのは僕たちの技術のなさです。言い訳せず、できるようになりたい、いや、できるようになりますけど。 (曽我部選手の途中出場については)まあ、誰が出てきても一緒ですが、あいつの場合は2年のブランクがあり、つらい姿を間近で見ているので戻ってきたらやはり嬉しい気持ちになりました」