6月25日、日本協会で評議員会及び理事会が開かれ、平成17・18年度日本協会役員が決まりました。それを受けて、第12代会長に就任した森会長、副会長に就任した和田理事、同じく真下専務理事が会見を行いましたので、その内容をダイジェストでご報告します。

就任会見で挨拶をする森会長(中央)、和田文男副会長(右)、真下昇副会長(左)
就任会見で挨拶をする森会長(中央)、和田文男副会長(右)、真下昇副会長(左)

◎森喜朗会長
「誠心誠意、務めたいと思いますので、皆さん、よろしくお願いします。そして副会長として和田文男氏、そして真下専務理事が就くことになりました。真下さんは専務理事と兼任です。
日本ラグビーフットボール協会は、11月で80周年を迎えます。日本にラグビーが入ってから106年、以来、発展をしてきまして、世界一のチーム登録数、世界で5番目の選手数であり、ワールドカップには過去5大会すべてに出場しており、そういう意味では日本はラグビー大国といえるのかもしれません。一方では、(少子化の影響もあって)若年層の愛好者が減少の傾向にありますが、これからもさらに発展させていきたいと考えています。
ワールドカップ招致については、私は招致委員会の会長でもありますので、皆さんのご協力をいただきながら、精力的に取り組んでいます。数日前からはIRBの方々が来日し、競技場などの調査に来ています。そうした検討を経て、11月18日には2011年ワールドカップの開催国が決まります。
招致のための条件は、収益性・観客動員・インフラ整備・警備・治安・政財界からのサポート、そして日本代表の強化です。
この3月から、2007年のワールドカップを見据えながら、一部、目標を達成できなかったものの、日本代表の選手・スタッフは精いっぱい努力してくれました。協会の体制につきましても、新しく整えることを考えています。いずれにしても強い日本代表をつくることが、ワールドカップ招致のためにも大切です」

  森会長(中央)、和田文男副会長(右)、真下昇副会長(左)

◎和田文男副会長
「私は昨年から評議員を務め、主としてマーケティング、スポンサーの開拓といった分野を担当してまいりました。現在、日本ラグビーがおかれている難しい立場については、各方面から多々ご指摘をいただいています。やって楽しいラグビー、見て楽しいラグビーをいかに築いていくか、新会長がおっしゃったようなさまざまな施策を実施していくことで、実現に向けて努力してまいります」

◎真下昇副会長
「副会長、兼専務理事という重責をたまわりました。2011年ワールドカップ招致の実現、そして日本ラグビーの発展のために、会長をサポートしつつ、仲間の理事と協力しながらやっていきたいと思います。皆さんのご協力もよろしくお願いいたします」