IRB Under19 World Championship 2005

このたび、平成17年4月1日より南アフリカ・ダーバンで開催される『U19世界選手権大会(IRB Under19 World Championship 2005 South Africa)』に参加するU19日本代表メンバー及び、大会概要をご案内いたしました。

3月8日、U19世界選手権に関して記者発表を行う勝田強化委員長(右)、石塚監督
  3月8日、U19世界選手権に関して記者発表を行う勝田強化委員長(右)、石塚監督

(財)日本ラグビーフットボール協会強化委員会(委員長:勝田隆)では、U19(ユース)を、2007年、2011年のワールドカップでは中心となり活躍できる選手を輩出するデベロップメントスコッドとして位置づけております。今回のメンバーにおいても日本代表スコッドとして選出されている選手もおり、今大会でのパフォーマンスに大いに期待ができます。

石塚武生監督は、監督就任以来ディフェンスの強化、主にタックルの重要性をチームに浸透させてきました。その成果が昨年の同大会でのU19日本代表史上最高の7位という成績に繋がりました。

U19日本代表の強化目標として、

  1. アジア大会での優勝
  2. U19世界選手権大会での昨年以上の成績をあげる

という2点を掲げ、現在までの合宿・遠征をしてきました。残念ながら先に行われたアジア大会では、国内における高校大会や大学選手権等の日程も重なり、思い通りのメンバー編成ができず、韓国に敗れ第1の目標を達成することはできませんでした。しかし、その分課題は浮き彫りになり、遠征メンバーで臨んだ大阪合宿では、細かな部分の修正を加えることができました。まだまだ、チームとしての完成度には満足していませんが、選手諸君の真摯な姿勢が大会までのさらなる成長を感じさせてくれました。

選手選考に関しては、

  1. 激しいタックルができる選手(大きな外国人選手に体を張ってタックルできる)
  2. 機動力(早いテンポでボールを活展開し、試合が終わるまで走りきる運動力がある選手)

以上2点を、基準として選考しました。現在日本におけるベストのメンバーがこの選手たちです。南アフリカで貪欲に勝利を求め、世界を相手にすばらしいパフォーマンスを発揮してくれることを期待しています。

また、彼らは2007年・2011年のワールドカップの核となる選手たちです。この遠征を通じ、世界を肌で感じ、それを次のステップに生かすべく成長し続けて欲しいと願っています。

このU19世界選手権を通し、日本ラグビーを世界にアピールし、日本ラグビーの素晴らしさを発信していきたいと思っています。また、ユースレベルのラグビーはもちろんのこと、ラグビーというスポーツが認知され、さらに多くのファンの方々にご覧いただけますよう、一層の努力と研鑚を重ねていく所存です。