早稲田大学 対 オックスフォード大学

早稲田大学 対 オックスフォード大学 早稲田大学 対 オックスフォード大学

◎オックスフォード大学

○STEVE HILLヘッドコーチ
「まず、早稲田大学におめでとうと言いたいです。早稲田は新しい、エキサイティングなプレーでした。コーチングスタッフにも賞賛の言葉を贈ります。レフリーが一貫性を保つのは難しいことはよく承知していますが、後半、3回ほど明らかに早稲田のペナルティがあったと思います。しかし、それは少しも早稲田の勝利を損なうものではありません。4年前は楽に勝たしてもらい、2年前には引き分け、今回は負けましたが今年の早稲田はBKがウィットに富んでおりFBが良いプレーをしていました。基礎の練習がしっかりできていないとあれだけワイドに展開はできませんね。現時点では完璧なチームですので、他の大学が勝つためには大雨を祈るしかありませんね(笑)。奥大使は両チームにおられたので、喜んでいることと思います」

○DAVID LUBANSキャプテン
「私からも早稲田にお祝いを申し上げたい。レフリーのジャッジは前半は問題なかったのですが、後半はノット10mなどの一貫性に欠け、フラストレーションがたまりました。カツ(奥大使の愛称)のメモリアルゲームは早稲田にとって特別な日となりました。記念すべき試合に出場できて幸せです」


 

早稲田大学 対 オックスフォード大学 早稲田大学 対 オックスフォード大学

◎早稲田大学

○清宮克幸監督
「嬉しいし、スコアボードの25-9をもっとずっと見ていたかったと思います。なんとしても勝ちたかった相手です。土壇場での接点の意識を最後まで持てたのが良かったと思います。夏合宿から、選手にはこの試合の意味を伝え、何とか勝たしてくれと話していました。試合内容には不満足ですが、気持ちが切れなかったのは評価できます。DFでは危険なシーンが1回か2回しかなかったと思います。ただ、BKはやりたいことができていませんし、ランニングコース、パスの距離など全部見直していきます。予想ではゴール前のもみ合いからトライをいくつかは取られると思っていましたが。奥大使は早稲田の遠征に92年から必ず付き合ってくれて、2年に1回オックスフォードに勝ちに行く遠征をしようとまで僕と言い合っていた仲です。早稲田は52年前から11回戦って1度も勝てない相手でしたから、一番今日の試合に勝ちたかったのは奥さんだったと思います。今日、ようやく「奥・井ノ上イラク子ども基金」の立ち上げを行いましたが、今後、この基金でイラクの恵まれない子供たちに日本ならではの援助をしていきます。その内容も基金の集まり具合によりますので、ぜひ、ご協力をお願いいたします」

○諸岡省吾キャプテン
「FW勝負で負けたくないと思って臨みました。思い通りにいかず、苦しい場面もありましたが、BKが助けてくれました。FWから見て、こんなにすばらしいBKはいません。オックスフォードはモールDFがやはり一枚上手で何度も攻撃のチャンスを潰しました。もっとモールを考えていかねばなりません。DFでは抜かれる心配は感じませんでしたのでもっと反則をなくそうと意識を高めあいました。これからも今日の試合を反省して大学選手権に向けてもっと良いチームを作っていきたいと思います」