会見の様子。左から、武見敬三・参議院議員、森喜朗・前内閣総理大臣、真下昇・日本協会専務理事、遠藤利明・衆議院議員
会見の様子。左から、武見敬三・参議院議員、森喜朗・前内閣総理大臣、真下昇・日本協会専務理事、遠藤利明・衆議院議員

4月19日、東京・秩父宮ラグビー場において、国会ラグビークラブ第1回練習会 兼「2011年ラグビーワールドカップ日本招致アピールの会」が開催されました。

これに先立って日本協会2階ジャパンクラブで記者会見が行われ、この会の趣旨が説明されました。国会議員によるラグビーチームは、平成10年からありましたが、2011年のラグビーワールドカップを日本に招致するために日本協会をサポートしようということで、新たに「国会ラグビークラブ」が誕生しました。3名の女性議員を含め50名の国会議員が各党から参加されているということです。

国会ラグビークラブの主将を務める森喜朗・前内閣総理大臣からは「ワールドカップ招致実現にはいろいろ難しい面もあるが、我々としてもなるべくお手伝いをしたい」という挨拶に加え「実は我々のラグビーのコーチは(イラクで亡くなられた)奥克彦・前英国大使でありました。ボールを少しでも前に出す、そういうラグビーの精神でイラクで働いておられた。彼もよく、日本でワールドカップをやりたいといっていました。個人的には、奥君のためにも、という思いもあります」というお話もありました。

その後は、秩父宮ラグビー場のグラウンドで、練習とタッチラグビーの試合が行われました。この日参加した議員は18名。試合は3チームに分かれて行われ「走ってはいけない」という特別ルールで行われ、日本協会の真下専務理事がレフリーを務めました。

おおいに汗を流した後、森主将から「2011ワールドカップ日本招致アピール宣言」が読み上げられ、参加された全議員が署名をしました。以下がその全文です。

2011ワールドカップ日本招致アピール宣言

私たち国会議員有志は、日本ラグビーフットボール協会の「2011年ワールドカップ」招致活動を支援するために、このほどここに「国会ラグビークラブ」を設立しました。

日本でのラグビーワールドカップの開催は、日本やアジア地域でのラグビーの普及発展のみならず、ラグビーという素晴らしいスポーツが真のグローバルスポーツとして認知され、発展するために大いに貢献するものと信じております。
私たちは、本日、日本ラグビーの聖地でありますここ秩父宮ラグビー場につどい、第1回の練習会を開催するとともに、「オール・フォー・ワン、ワン・フォー・オール」ラグビーの精神に基づき、全員で力を合せて、日本ラグビーフットボール協会の「2011年ワールドカップ」招致活動を強力にサポートすることを宣言します。

平成16年4月19日
国会ラグビークラブ主将
前・内閣総理大臣
森喜朗

「2011ワールドカップ日本招致アピール宣言」を読み上げた森主将
「2011ワールドカップ日本招致アピール宣言」を読み上げた森主将