全国のデフラガーマンで構成されるチーム「オールクワイエットタイフーン」は、7月17日から19日まで菅平高原ホテル富士屋にて強化合宿を行いました。 来年8月ウェールズにて開催予定の「第2回デフラグビー世界大会」に向けたこの合宿では、2月の天理合宿に続き、大阪府立茨木高校の奥野義房先生にご指導いただきました。また、2日目には地元の上田ラグビークラブに来ていただき、試合形式の練習を行うことができました。ご協力くださった皆様、どうもありがとうございました。 さて、今回の合宿の一番の成果は、自分たちの弱点を客観的に把握できたことです。まず、初日のマルチフィットネスステージでは選手全員が体力の無さを具体的な数字で実感しました。さらに、2日目のミーティングではビデオで自分たちのプレーを見て、反則やDFミスを指摘し合いました。その成果か、翌日の練習では、自分の弱点をなんとか克服しようと奥野先生に盛んに質問をする選手が見られました。とはいえ、まだまだ経験不足の選手が多く、現状では世界の強豪と戦えるレベルではないことも確認されました。残された時間の中で、少しでも世界のレベルに近づくため、次の合宿までの2ヶ月間、選手には次の3つをお願いしたいと思います。 各自マルチステージのレベルを最低1上げるようトレーニングすること 今回教わったコンタクトの正しい姿勢を自分のチームで練習し、身に付けること なぜ自分は同じ反則をしてしまうのか、またはタックルミスをしてしまうのか、の答えを見つけること 日本聴覚障害者ラグビークラブ(JDRC)では、デフラガーマンを探しています。軽度難聴や片耳だけの障害でも聴力レベルによっては、世界大会への参加も可能です。また、ラグビーを通して同じ障害を持つ悩みを分かち合えることも、このクラブの大きな魅力です。ぜひお気軽にこちらまでご連絡ください。 特に第一列、急募です!。
