11月8日 「リポビタンDチャレンジカップ2014」日本代表(JAPAN XV) vs マオリ・オールブラックス戦にあわせてSAKURA基金観戦招待が行われました。
SAKURA基金とは日本代表選手たちが自ら発案した社会貢献活動で、募金活動にご賛同下さいましたラグビーファミリーの皆様からのご寄付に選手たち自身の寄付を合わせ、東日本大震災や福島第一原発事故で被災した子どもたちへの支援活動を行っています。今回の観戦招待は、今年の5月と6月に行われた日本代表対サモア代表戦、日本代表対イタリア代表戦の試合会場で行った募金活動及びチャリティーオークションでお寄せいただいた寄付金と、選手たちの寄付金をあわせて行われました。
この日秩父宮ラグビー場に応援に駆け付けたのは、福島県の小中高校生、保護者の方々98名の皆さん。
福島市、郡山市、二本松市、いわき市から訪れた参加者は、マオリ・オールブラックス戦を前に満員となっている秩父宮ラグビー場に到着し、三上正貴選手、山下裕史選手、宇佐美和彦選手、矢富勇毅選手、田村優選手、藤田慶和選手の6名の日本代表選手に出迎えられました。

チームを代表して藤田選手より「遠いところから秩父宮ラグビー場に来てくれてありがとうございます。今日はマオリ・オールブラックスとの2戦目になり、ジャパンもすごく気合いが入って、勝ちにいく試合です。すごく楽しい試合になると思うので、いろんなところを見てもらい、楽しんで帰ってください。ジャパンを応援して、みんなで勝ちましょう」と歓迎のあいさつが伝えられました。
さらに、日本代表チームからは直筆サイン色紙と、応援タオルマフラーがひとりひとりに手渡され、「来てくれてありがとう。応援よろしく」というメッセージとともに嬉しいプレゼントが贈られました。

プレゼントを受け取った参加者は、さっそく満員となったバックスタンドの応援席に移動し、日本代表 vs マオリ・オールブラックス戦を観戦しました。
試合開始前にはマオリ・オールブラックスの「ハカ」が披露され、スタンドは大きな拍手とともに盛り上がり、参加者のみなさんも興奮した様子でキックオフを迎えました。

後半32分。日本代表チームがペナルティーゴールでついに逆転。日本代表の奮闘に2万人を越える大観衆と一緒に参加者のみなさんも大変盛り上がりました。しかしその後、37分にマオリ・オールブラックスがクイックスローインからのアタックでさらに逆転。そしてノーサイドのホイッスル。悔しい結果ではありましたが、大きな拍手を、試合を終えた選手たちに送りました。

試合終了後、参加者のみなさんは秩父宮ラグビー場のピッチに誘導され、試合終了直後の日本代表メンバーと記念撮影というサプライズが用意されていました。
さらに、選手たちがマオリ・オールブラックスの選手にも、この取り組みを伝え記念撮影に合流。
両チームが一緒に揃ったうれしい記念撮影となりました。
日本代表メンバーは、応援に来てくれた参加者に声をかけ、写真撮影やサインを行い良い交流のひと時を過ごすことができました。
秩父宮ラグビー場での一日を終え、福島の帰路に着いた参加者のみなさんには、日本代表チームからの様々なプレゼントと、マオリ・オールブラックスを追い詰めた大金星まであと1歩という試合を楽しんでいただけたようです。


photo by H.Nagaoka

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■SAKURA基金リーダー 内田啓介選手

「東日本大震災が起きた2011年は、被災地だけでなく日本全体が大変な思いをしました。それは東北だけではなく日本全体が考えなければならない問題であって、ラグビー日本代表の僕たちが、何らかの形で力になれたらと思い、このようなSAKURA基金活動をしています。
今日の試合は最初から最後まで、エキサイトするゲームで、どちらが勝ってもおかしくない内容でした。最後の最後に実力の差が出てしまいましたが、応援に来てくれた子ども達に勇気を与えられたのなら良かったと思います。
僕たちのように、大きな相手に向かって勝ちに行くというような気持ちをもって、これからの人生でも、いろいろな事にポジティブにチャレンジしてほしいです」


メッセージを伝える内田選手
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