神戸で21-61と大敗したマオリABとの再戦。FLリーチ主将は「ブレイクダウンを修正して、いいファイトはそのままによりスマートに」とポイントを指摘
photo by RJP Kenji Demura
1週間前の神戸での第1戦では「世界ランキングで言えば、6、7位くらいの実力ポテンシャルがある」(エディー・ジョーンズ ヘッドコーチ=HC)マオリABの強烈なカウンターアタックを止めきれず、計8トライを奪われて21対61で完敗。 「結果は残念だったが、ここ10試合よりも、この試合で学べることの方が多かった。パワーとアスレティック度ではかなわない相手にチャレンジし続けた、選手たちの頑張りは誇りに思う。 神戸での試合直後、そう総括したジョーンズHCに率いられる日本代表(JAPAN XV)は第1戦から5人の先発メンバーを入れ替えて(松島幸太朗はWTBからアウトサイドCTBにポジションが変わる)この秋唯一となる東京での試合に臨む。
前週、途中出場ながら存在感を見せたノンキャップのPR稲垣が先発。動き出しの部分を意識したプレーで世界トップレベルへの挑戦を深化させる
photo by RJP Kenji Demura FW陣では第1戦で負傷退場したPR三上正貴に代わって、神戸でも前半17分からプレーした稲垣啓太が左PRのポジションに入る。 「通用したのはスクラム。タックルも通用した部分はあった。ただ全体のディフェンスが通用したかというと、そうではない部分も多かった。もっと回りの選手たちとコミュニケーションを取ったり、間を狭くしたりするような気配りの部分まではいけなかった。
途中出場ながらトライも奪うなど第1戦でインパクトを残したNO8マフィも先発へ。「もっとフィジカルにプレーして」ジャパンの起爆剤となるか
photo by RJP Kenji Demura 一方、第1戦で途中出場し、後半12分にトライも奪うなど、日本代表選手の中で最もインパクトを残したと言ってもいいアマナキ・レレィ・マフィもNO8で先発する。 LO陣では稲垣、マフィ同様、第1戦で途中出場した真壁伸弥が5月のサモア戦以来の先発し、第1戦ではメンバー外だったベテラン大野均がリザーブ入りする。
ベテランLO大野(右から2人目)、4年ぶり代表復帰のCTB山中(左端)もリザーブ入り。勝負どころで起用されて金星につながるプレーをしたいところ
photo by RJP Kenji Demura リーチ主将含め11/8メンバー中7人は BKでは、三上同様、第1戦で負傷のため途中退場を余儀なくされたSO田村優に代わって、小野晃征が10番のジャージをつける。
第1戦で負傷したSO田村に代わり司令塔を務める小野。ジョーンズHCも「いかに晃征(小野)がいいプレーをするか」とキープレーヤーに挙げる
photo by RJP Kenji Demura ジョーンズHCも「いいコミュニケーターで相手のディフェンスがずれた時に穴を狙える晃征(小野)がどれだけいいプレーをするかがポイント」であることも試合の鍵を握ることを隠さない。 CTB陣はマレ・サウがインサイドに入るのはそのままだが、第1戦では前半のWTBから後半はアウトサイドCTBのポジションでプレーした松島幸太朗がそのまま13番で先発。 バックスリーに関しては、WTB山田章仁とFB五郎丸歩バイスキャプテンは不動でCTBに上がった松島のポジション(14番)にはカーン・ヘスケスが入る。
第1戦では途中出場で度々いいゲインを見せたWTBヘスケス。初先発となる第2戦でジャパンとしての初トライを狙う
photo by RJP Kenji Demura 「先週は意図的にどこからでも攻めるラグビーをした。自分たちのアタックのどこに問題があるか見つけたかったから。特に問題があったのはアタックのバランス。 大会前から「(マオリAB戦は)仮想・南アフリカを意識した戦いになる」と語っていたジョーンズHC。
神戸での第1戦では8トライを奪って快勝したマオリAB。本職はNO8がLOに入るなど再びセットプレーに持ち込まないを組まない戦いをしてきそうだ
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すでにRWC南ア戦先発メンバーを決めたというジョーンズHC。仮想・南アのマオリABに対して来秋のイングランドでの大躍進を感じさせる試合をしたい
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