9月13日から15日まで茨城県水戸市にて開催された「太陽生命カップ2014 第5回全国中学生ラグビーフットボール大会」についてまとめました。

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【第1ブロック:中学校の部】

9/13 16:40KO中学校の部1回戦
國學院大學久我山中学校(17) 対 名古屋市立高杉中学校(5)

厚い雲におおわれた曇天の中、初出場高杉中学のキックオフで試合開始。両チームとも攻守のバランスが良いが、ペナルティでリズムに乗れないために10分過ぎまで得点が入らない。11分を過ぎ、久我山中学がキックを有効に使い先制トライ。ゴールも決まり7-0。その後高杉が押し気味に試合を進め、前半終了間際にトライを決め、5点返したところで前半終了。
後半に入り、両チームとも展開していくが、好タックルに阻まれ、攻撃が継続できない。6分過ぎ、久我山がBK、FWと細かいパスをつないで相手陣内に深く攻め込み左サイドからSOのキックパスで右サイドのWTBがトライ。5点を追加して7点リード。その後12分高杉のパスミスを久我山が見逃さずに17-5とリードを広げる。高杉もSHを起点とした多彩な攻撃を仕掛けるが、久我山のDFが追加点を許さず17-5のまま試合終了。全国大会にふさわしい好ゲームだった。

太陽生命カップ2014 第5回全国中学生ラグビーフットボール大会

9/13 17:35KO 中学校の部1回戦
三和中学校(10) 対 将軍野中学校(48)

明るく輝く照明灯の下、将軍野中学校のキックオフで始まったゲームは、FWの体格を活かした縦攻撃で着実にトライを重ねた将軍野中学校が優位に試合を進めた。三和中学校も低く鋭いタックルから攻撃に転じ、1トライを返して前半を終了した。
後半に入っても、FWのサイド攻撃からゲインラインを突破し、BKと一体となった攻めで次々とトライを加えた将軍野中学校が三和中学校の反撃を1トライに抑え、48対10で勝利をつかんだ。

太陽生命カップ2014 第5回全国中学生ラグビーフットボール大会

9/13 17:55KO 中学校の部1回戦
高鍋町立高鍋西中学校(10) 対 天理中学校(36)

今にも降り出しそうな厚い雲に覆われ、ナイター照明が灯る中、高鍋西中学校のキックオフで試合が開始された。まず先制したのは天理中学校で、前半3分、敵陣ゴール前5mのスクラムから右へ展開、そのまま右中間にトライ。ゴールキックは不成功であったが、幸先の良いスタートを切った。ここ近年、安定した力を継続する天理中学校は、その後も素早い出足とテンポ良いボール回しを続けて、着実に得点を重ね、前半を0-31で折り返した。

後半に入り、やや落ち着いた間がある高鍋西中学校は、5分、中央付近のスクラムから10番がうまく抜け出してスピードに乗った走りを見せ、右中間にトライ、5-31とした。その後は高鍋中学校の早い出足と激しいディフェンスが天理中学校の反則を誘い、一進一退のゲームが続いた。その後、両チームとも1トライずつ得点を重ねたが、終始ボールに素早く働きかけた天理中学校が、10-36で勝利した。

9/13 17:55KO 中学校の部1回戦
茗溪学園中学校(17) 対 京都市立伏見中学校(24)

前半3分、茗溪が敵陣10m付近より右に展開し、BK11番が右隅にトライ。ゴール失敗、5-0。前半6分、伏見がハーフライン付近よりオープンに展開、最後は6番が右隅にトライ。ゴール失敗、5-5。前半19分、茗溪が自軍10m付近でラックから出たボールをBKが左右に展開、よく繋ぎ、最後はFW2番が右隅にトライ。ゴール失敗10-0。ここで前半が終了。

後半2分、伏見が中央付近のスクラムから左オープンに展開、ライン際を駆け抜け、中央にトライ。ゴール成功、10-12。後半5分、茗溪が10m付近からオープンに展開し、最後は11番が右隅にトライ。ゴール成功、17-12。後半11分、伏見が敵陣10m付近より、ライン中央を突破し中央にトライ。ゴール成功、17-19。後半17分、伏見がハーフライン付近より左に展開、10番が左サイドを駆け抜け、左隅にトライ。ゴール不成功、17-24。ここで試合終了。両チームともに堅いディフェンスでミスが少ない好ゲームを展開。わずかに府済のライン突破力が功を奏した試合であった。

9/14 9:20KO 中学校の部敗者戦
名古屋市立高杉中学校(26) 対 長崎市立三和中学校(12)

昨夜に振った小雨も上り、絶好のコンディションの中、2日目第1試合は三和中学校のキックオフで試合が開始された。まず先制したのは三和中学校で前半3分敵陣ゴール前で相手のパスミスを5番がうまくインターセプト、そのまま右中間にトライ。ゴールキックは不成功であったが、幸先の良いスタートを切った。一方高杉中学校も、11分FWが敵陣深くまでボールを持ち込みラックから左へ展開、中央にトライ、7-5と逆転に成功した。逆転された三和中学校は前半終了間際、自陣でキャッチしたボールを細かくつなぎ、最後は1番が中央にトライ、7-12と三和中学校のリードで前半を終えた。両チームとも敵陣深く攻め込むが肝心なところで小さなミスを繰り返し、中々自分達のペースに持ち込むことが出来なかった。

後半に入り、高杉中学校は味方へボールを繋ごうとする意識が強まり、後半4分、16分、18分と立て続けにトライし、26-12で勝利した。両チームの実力は得点差ほど大きな開きは無く、両チームとも中学生らしいキビキビした動きを見せていたのが、印象的であった。

太陽生命カップ2014 第5回全国中学生ラグビーフットボール大会

9/14 9:20KO 中学校の部敗者戦
高鍋町立高鍋西中学校(7) 対 茗溪学園中学校(54)

さわやかな秋晴れのもと、高鍋西ボールのキックオフで試合開始。開始5分で茗溪が外側のスペースを有効に使いSOがトライして5点先制。その後も茗溪が素早い展開で10分、11分と続けてトライを取り、0-19とリードする。高鍋西も良いテンポで攻撃するがトライするまでに至らない。茗溪は更に2トライを追加し、0-31とリードを広げて前半終了。

後半に入っても茗溪のペースで試合が進み、11分までに3トライを追加し、0-54。茗溪はメンバーを入れ替えてから攻撃のペースがダウン。15分には高鍋西が待望のトライをあげ、7-54とするが追加点を奪うことができず試合終了。茗溪SOのランニングスキルの高さが印象的な試合だった。

太陽生命カップ2014 第5回全国中学生ラグビーフットボール大会

9/14 10:15KO 中学校の部準決勝
國學院大學久我山中学校(27) 対 秋田市立将軍野中学校(14)

久我山のキックオフで試合開始。前半3分、久我山がハーフライン中央付近からBKが左に展開、左隅にトライ。ゴール不成功、5-0。前半7分、久我山がハーフライン中央付近のスクラムから、6番SHが持ち出し、BKラインを交わし中央にトライ。ゴール成功、12-0。前半14分、久我山がハーフライン付近より中央突破、右オープンに展開し、右隅にトライ。ゴール不成功、17-0。前半20分、久我山が自陣25m付近よりオープンに展開、BKが5人で繋ぎ右隅にトライ。ゴール不成功、22-0。ここで前半終了。

後半9分、将軍野がゴール前左のPKより、19番がトライ。ゴール成功22-7。後半15分、将軍野がゴール前中央スクラムからラックを抜け出し、中央トライ。ゴール成功22-14。後半18分、久我山がゴール前中央スクラムから、6番SHが持ち出しそのまま左隅にトライ。ゴール不成功、27-14。ここで試合終了。

久我山BKのスピード・ライン突破力が光っていた、特に6番SHの状況判断・パスワーク・スピード共に優れている。将軍野も反撃したが一歩及ばなかった。

太陽生命カップ2014 第5回全国中学生ラグビーフットボール大会

9/14 10:15KO 中学校の部準決勝
天理中学校(12) 対 京都市立伏見中学校(17)

関西同士の対決となった準決勝は、好天に恵まれた中、天理のキックオフで開始された。大会3連覇を狙う天理は、ブレイクダウンで優勢に立つ伏見に対し、一人ひとりが低く堅実なタックルで迎えうった。前半8分、伏見が天理陣ゴール前10m付近のラックから右に展開、8番が抜け出してトライ、ゴールも決め7点を先取した。続いて15分、天理のアタックでノットリリースザボールの反則、伏見はタッチからラインアウトモールを押し込み、6番がサイドを突いてトライ。ゴールは決まらず5点を追加、0-12と天理を突き離す。前半18分、天理が中央付近のスクラムから左へ展開、12番が抜け出し、FBのディフェンスもかわして左中間にトライ。ゴールは不成功だったが、5点を返し5-12とする。前半、伏見はブレイクダウンで天理に圧力をかけており、天理の反則から、タックル、ラインアウト、モールからの押し込みと、有利に試合を進めた。

後半も早々の2分、伏見キックオフのボールを伏見が好タックル取り返し攻撃、天理のオフサイドから、伏見がタッチ、ラインアウトモールで押し込み6番がトライ。ゴールは不成功で5-17と天理を引き離した。しかし、後半3分、キックオフからの伏見のこぼれ球を天理の2番が反応して抜け出し、5番に繋ぎトライ。7番がゴールも決め、12-17と追い上げ、天理の反撃を予感させる。天理はその後、伏見のラインアウトモールに対応し、悲願の3連覇を狙うが、一進一退が続き、そのままノーサイドとなった。

太陽生命カップ2014 第5回全国中学生ラグビーフットボール大会

9/15 10:00KO 中学校の部5位決定戦
名古屋市立高杉中学校(17) 対 茗溪学園中学校(17)
※同点の為、大会規定により両チーム5位

茗溪のキックオフで試合開始。前半4分、茗溪が敵陣10m付近のスクラムより、BKが右に展開、右隅にトライ。ゴール不成功、0-5。前半12分、茗溪が敵陣中央25m付近のスクラムよりBKが右ブラインドサイドに展開、右隅にトライ。ゴール不成功、0-10。前半16分、高杉が右ゴール前5mのスクラムからラックを押し込み、右隅にトライ。ゴール不成功、5-10。ここで前半終了。

高杉のキックオフで後半開始。後半9分高杉が、敵陣10m付近のスクラムより、BKに展開し、右隅にトライ。ゴール不成功、10-10。後半12分、茗溪FWがゴール前5m中央付近のスクラムより押し込み中央にトライ。ゴール成功、10-17。後半15分、高杉が敵陣25m付近のPKをBKに展開、ディフェンスラインを突破し中央にトライ。ゴール成功、17点。試合終了。前半、固さから高杉のノックオン等のミスが目立ったが、後半に立て直していた。試合展開は前半、茗溪が支配しているかに見えたが、高杉の後半の立て直しにより、ほぼイーブンの試合展開となった。なお、茗溪BKの果敢なライン攻撃が光っていた。

9/15 10:00KO 中学校の部7位決定戦
長崎市立三和中学校(43) 対 高鍋町立高鍋西中学校(19)

暑かった前日と変わって、しのぎやすい天候のもと、三和中ボールのキックオフで試合開始、3分、高鍋西中が7点を先制するが、直後に三和が同点とし、7-7。その後は一進一退の攻防が続くが、13分、三和が自陣ゴール前のペナルティから仕掛け、パスをつないで90mゲインしてのトライを挙げ、12-7とする。16分にも追加トライをあげた三和は19-7とリードを広げる。20分、三和が自陣ゴール前からキック。キャッチした高鍋西の選手から三和の選手がボールを奪い取り、7番が80m独走トライ。24-7で前半終了。

後半1分にも三和がトライして29-7となるが、4分には高鍋西が粘り強くフェーズを重ね、1番がトライ。7点返して29-14。13分、高鍋西がゴール前まで迫るが、ハンドリングエラーで得点できず。そこで得たスクラムから三和が外に展開。裏にパントを上げたボールを8番がキャッチしてトライ。36-14また突き離す。19分にも高鍋西の攻撃ミスを三和が拾って繋いでトライを挙げ、43-14。しかし、試合終了直前に高鍋西が5点を返して43-19となったところで試合終了。三和のランニング、タックルなどのスキルの高さが印象的な試合だった。

9/15 10:20KO 中学校の部3位決定戦
秋田市立将軍野中学校(14) 対 天理中学校(19)

曇っていたが暑すぎず、選手たちにとっては良いコンディションの中、将軍野のK.O.で試合が開始された。前半3分、将軍野陣ゴール前、右中間ラックから、天理が右へと展開、サポートした1番がトライ。7番のゴールも成功し、0-7と先制する。 対する将軍野も、6分、スクラムサイドをついてできたラックから、さらにサイドへ抜け出し、右へ展開、7番がトライ、9番がゴールも決めて、7-7と追いつく。その後のK.O.で天理がノット10m、将軍野のセンタースクラムであったが、天理がそのボールをとって左へ展開、11番がトライをとり、7番がゴール成功、7-14と再び引き離す。しかし、将軍野も前半19分、6番が中央にトライを返し、9番もゴールを決め14-14と同点にして前半を終えた。

後半になっても、両チーム前半同様全員で走り回るプレーを続けたが、8分、自陣で守り抜いた天理が反撃を見せた。スクラムからプレーを継続、12番が抜け出しトライ、ゴールならず14-19と再び天理がリードを奪う。

その後も両チーム全員でサポートし続けるプレーを最後まで続けノーサイドとなる。天理のこぼれ球に対するすばやい反応や、ラックサイドの突き刺さるディフェンスに対し、将軍野もバックスを使い、天理のディフェンスをたびたび突破するプレーをみせてくれた。
どちらのチームもペナルティーからエリアを取るタッチキックはほとんど使うことなく、ひたすら全員でボールを動かし、全員でサポートする。それを前半の最初から後半の最後まで、途切れることなく続けた両チームにエールを送りたい。

太陽生命カップ2014 第5回全国中学生ラグビーフットボール大会

9/15 11:45KO 中学校の部決勝戦
國學院大學久我山中学校(7) 対 京都市立伏見中学校(26)

伏見のキックオフで試合開始。前半4分、久我山のラインアウトでのコラプシングの反則から、伏見がPK。右ゴール前5mのラインアウトから伏見FWがモールで押し込みトライ。ゴール成功0-7。前半9分、久我山中のノットロールアウェイの反則から、伏見がPK。右ゴール前5mのラインアウトから伏見のFWがモールから飛び出し、右隅にトライ。ゴール不成功、0-12。前半17分、伏見中が左ゴール前5mのPKからFWが持ち込み、トライ。ゴール成功0-19。ここで前半終了。

後半は久我山のキックオフで開始。後半11分、伏見中が敵陣10m付近のラックより、BKに展開、ディフェンスラインをかわし、左より回り込み中央にトライ。ゴール成功、0-26。後半20分、久我山がゴール前中央付近のスクラムから、FWが抜け出し、中央にトライ。ゴール成功、7-26。ここで試合終了。伏見FWが常に優勢にボールを獲得し、押し込んでいた。特に前半は久我山陣でゲームを展開、危なげない試合を行った。また、伏見FWのモール・ラックでのボール獲得・キープ率は久我山に勝っていた。一方で、伏見BKのパス回し・展開スピードには光るものがあった。これまでの久我山BKのスピード・ライン突破力が、伏見BKのタックルで完全に封印される展開だったように感じられた。

太陽生命カップ2014 第5回全国中学生ラグビーフットボール大会
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【第2ブロック:ラグビースクールの部】

9/13 16:40KO ラグビースクールの部1回戦
伊丹ラグビースクール(45) 対 南信州Jr.ラグビースクール(7)

開会式の余韻が残るメイン競技場での第1試合とあって、両チームとも硬さがみられた立ち上がりであったが、前半5分に伊丹ラグビースクールが自陣での相手ペナルティからリスタートし、右中間に先制トライを挙げた。

その後、2トライを追加した伊丹に対し、南信州も前半終了間際に1トライを返して19対7で折り返した。

後半は完全に伊丹がペースをつかみ、ディフェンスの隙をついて4トライを重ね、45対7で勝利を収めた。

9/13 17:00KO ラグビースクールの部1回戦
筑紫丘RCJS(20) 対 吹田RS(7)

日中の少し高めの気温が、分厚い雲の出現と共に急に下りはじめる中、筑紫丘のキックオフで試合が始まった。
開始早々から、筑紫丘のFWの出足の良さが目立つ試合展開が続く中で、9分、敵陣の5mスクラムより4番がサイドに持ち込み左インゴールにそのままトライ。ゴールは不成功、0-5。筑紫丘のFWの縦攻撃にBKが走り込むパターンを、吹田RSがなかなか崩せないまま、12分に筑紫丘がラックをターンオーバーし、3回の連続攻撃で8番がインゴールにトライ。ゴール不成功、10-0。この頃より、筑紫丘がFWの縦攻撃を有効に使った多彩な攻めを見せ始めるが、こぼれ球からカウンターを仕掛けた吹田がボールを繋ぎ、インゴール中央にトライ。ゴール成功、10-7。この後は吹田がボールを動かし始め筑紫丘FWのターンオーバーも減り始めたところで前半が終了した。
後半、吹田のKOで試合が開始されるが、KOのボールを時間をかけて細かく繋いだ筑紫丘3番がトライ。ゴール不成功、25-7。
この頃より吹田のタックルが一発では決まらなくなってきたため、筑紫丘のFWにBKが縦に入る連続攻撃が大きく地域を稼ぎ出す状況になり始める。12分に敵陣ラインアウトからゴール前に迫った筑紫丘から、吹田の反則を誘い、ペナルティからFWが縦に都市インし、5番がトライ。ゴール不成功、20-7。その後は一進一退の攻撃が続くが、なかなか得点には結びつかず、そのまま終盤に入り、試合は終了した。
筑紫丘の選手の個々の体幹の強さが、吹田の粘り強いディフェンスを崩した結果の筑紫丘の勝利と言えよう。結果は今回筑紫丘の勝利で終わったが、攻撃力に関しては、双方とも互角であり、吹田の選手の今後に期待したい。また、筑紫丘のゴールキックが不調に終わったことが不調に終わったことが少し気になるところである。

9/13 17:00KO ラグビースクールの部1回戦
横浜ラグビースクール(43) 対 大阪ラグビースクール(7)

水戸市ツインフィールドにおいて、エンジ・白縞のジャージの横浜RS、白・ブルー縞の大阪RSの試合が、大阪キックオフにより開始。前半4分、横浜が敵陣25m付近モールより、CTBがラインを抜け、10番が中央に持ち込みトライ。ゴール成功、7-0。前半8分、横浜が敵陣10m付近よりパントキック、BKが右サイドに展開。最後はフォローに入った10番がトライ。ゴール不成功、12-0。前半16分、横浜がハーフライン付近寄り右サイドを繋ぎ、最後は10番がラインを突破し中央右にトライ。ゴール成功、19-0。ここで前半終了。

後半は横浜のキックオフにより開始。後半1分、横浜の3番が中央付近に飛び込みトライ。ゴール不成功、24-0。後半5分、長崎が中央付近でノットロールアウェイの反則。ここから横浜のFWが中央を突破し、ゴール前でラック。横浜の2番が中央左に持ち込み、トライ。ゴール不成功、29-0。後半9分、15分にも横浜が続けてトライ。いずれもゴールが成功し、43-0と差を広げる。後半20分、自陣ゴール前にて横浜がノットリリースザボールの反則。ここから大阪9番が中央にトライ。ゴール成功し、43-7と一矢報いた。ここで試合終了。FWの体格とBKのスピード、ライン突破力が勝った横浜が終始優勢に試合を進め、攻め立てた試合展開だった。特にBKのライン突破力が目立った。大阪のBKラインディフェンスは穴が空き気味であり、再三BKラインを突破されていた。

9/13 18:30KO ラグビースクールの部1回戦
八王子RS(5) 対 長崎RS(33)

八王子ボールのキックオフで試合開始。八王子のFBがラインブレイクするが、長崎がターンオーバーからカウンターアタック。その後八王子が自陣ゴール前から果敢に攻めるがターンオーバーした長崎が6分過ぎにトライ。ゴールも決まり0-7。先制された八王子だったが、FWが細かくパスを繋いでトライ、5-7。13分過ぎには、長崎BKの力強い縦突進からトライをあげ5-14。その後は一進一退の攻防が続き前半終了。
後半1分、長崎SOがステップでDFをずらしてWTBのトライを引出し5-19とリードを広げる。このまま長崎ペースになるかと思われたが、八王子の粘り強いDFから逆襲。17分過ぎまで息詰まる攻防が続いたが、八王子の自陣ゴール前でのパスミスを長崎がインゴールで抑え5-26。試合終了間際にも長崎BKの攻撃がつながりトライ。5-33で昨年度優勝の長崎が初出場の八王子に勝利した。

9/14 9:20KO ラグビースクールの部敗者戦
南信州Jr.ラグビースクール(12) 対 吹田ラグビースクール(14)

南信州のキックオフにより試合開始。前半10分、南信州がセンターライン中央付近よりBKが左に展開、左隅にトライ。ゴール不成功、5-0。前半15分、南信州が敵陣ゴール前のPKをFWが押し込み、2番が中央にトライ。ゴール成功、12-0。ここで前半終了。
後半は吹田のキックオフで開始。後半中盤、南信州はゴール前釘付け状態での吹田RSの猛攻を何とかしのぐ。しかし、後半14分、吹田9番がゴール前中央付近のPKから持ち込み、中央にトライ。ゴール成功、12-7。後半16分、吹田2番が敵陣10m付近よりのBKラインを突破し中央にトライ。ゴール成功12-14。ここで試合終了。両チーム拮抗したゲーム展開をするも、ともに固さが見られ、そのミスの差が点数となって表れていたように感じる。

太陽生命カップ2014 第5回全国中学生ラグビーフットボール大会

9/14 9:20KO ラグビースクールの部敗者戦
大阪ラグビースクール(10) 対 八王子ラグビースクール(10)

※抽選により八王子ラグビースクールが次戦出場権獲得

快晴の少し高い気温の中で、大阪のキックオフで試合が始まった。2分、八王子の反則に乗じて、敵陣深く大阪が攻め上がるがトライには至らない。相手共に攻め手のない中で、開始5分、大阪8番が、八王子の激しいタックルを受け、後頭部を強打し退場。21番が入る。接点では八王子が優位に立っており、ラックではターンオーバーが見られるが、反則が多く大事なところでミスをする展開が続いた。しかし、時間が経つにつれて体格差がじわじわとゲーム内容を左右しはじめる。18分、密集の中の競り合いで大阪の10番が腹部を強打し一時退場。しかし不利な状況の中で、センター付近のラインアウトからサインプレーで裏に出た大阪22が敵ディフェンスを振り切って19分にトライ。ゴール不成功、5-0。

少し日差しが和らぎ涼しい風が吹く中で、八王子のキックオフで後半が始まった。2分に、八王子FWが縦に細かくつなぎ、それをフォローした9番がトライ。ゴール不成功、5-5。6分に危険なタックルで、八王子の1番がシンビンになり、苦し紛れに反則を繰り返す中、大阪3番がトライ。ゴール不成功、10-5。8分にキックオフからのボールを縦につないだ八王子がゴール前に迫り、得たスクラムからサイドを抜け出した4番がトライ。ゴール不成功。その後も八王子の縦突進によるターンオーバーが増える中、大阪の粘り強いディフェンスがしのぎ切るという展開で試合が終了した。どちらも全力を出し切ったさわやかな素晴らしい試合であった。抽選の結果、八王子が次の試合に進んだ。

太陽生命カップ2014 第5回全国中学生ラグビーフットボール大会

9/14 10:15KO ラグビースクールの部準決勝
伊丹ラグビースクール(20) 対 筑紫丘ラグビークラブジュニアスクール(10)

晴れ渡る秋空の下、伊丹のキックオフで開始された試合は、前半1分と3分に両チームともノーホイッスルトライを決め、波乱含みの立ち上がりとなった。その後はお互いにFWとBKが一体となった攻撃で1トライずつをあげ、10-10で前半を折り返した。

後半に入り、一進一退の攻防が続いたが、自陣から果敢に展開し、キックを有効に使った攻撃を仕掛ける伊丹が2本のトライを奪い、20-10で勝利を収めた。

太陽生命カップ2014 第5回全国中学生ラグビーフットボール大会

9/14 10:15KO ラグビースクールの部準決勝
横浜ラグビースクール(41) 対 長崎ラグビースクール(10)

肌寒かった前日と違い、かなり気温が上昇して暑い中、長崎ボールのキックオフで試合開始。横浜は自陣から積極的にボールを動かし攻撃を継続して、相手陣ゴール前まで攻め込む。5分、長崎のキックを横浜がカウンターアタック。最後は横浜1番が相手のタックルを外してトライ。5点を先制。その後も横浜は相手陣で試合を支配。横浜の分厚い攻めを長崎は止めきれず、9分に横浜が5点追加し10-0。自陣から脱出できない長崎のパスミスを見逃さずに横浜がトライをして17-0とリードを広げる。自陣からの脱出を、キックではなくパス攻撃に切り替えた長崎が持ち味を発揮し、18分に9番がトライを返して、17-5としたところで前半終了。

後半になっても横浜の力強い攻撃を長崎は止めることができず、2分、7分、12分とトライされ、34-5となる。14分にペナルティから展開して長崎が5点を追加するが、横浜が18分にもトライをあげ、41-10で試合終了。横浜が初の決勝進出を決めた。長崎は前日の試合の疲れからか、うって変わって動きが重い印象を受けた。

太陽生命カップ2014 第5回全国中学生ラグビーフットボール大会

9/15 9:55KO ラグビースクールの部 5位決定戦
吹田ラグビースクール(10) 対 八王子ラグビースクール(15)

吹田のキックオフで試合開始。前半3分、吹田が中央25m付近のスクラムよりBKが左オープンに展開。繋いで、左隅にトライ。ゴール不成功、5-0。前半18分、八王子が敵陣25m付近でPKを貰い、FWが繋ぎ左隅にトライ。ゴール不成功、5-5。ここで前半終了。
八王子のキックオフで後半開始。開始0分、八王子がキックオフの球を取り、モール形成。左ゴール前まで押し込み、最後はラックの球をFWが左隅に持ち込みトライ。ゴール不成功、5-10。後半3分、吹田が自軍10m付近よりBKラインを交わし、右隅を走り切りトライ。ゴール不成功、10-10。後半18分、八王子が中央付近より左オープンに展開、最後はラックの球をFWが左隅に持ち込みトライ。ゴール不成功、10-15。ここで試合終了。
両チーム拮抗した試合展開をするも、共にノックオン等のミスが多く見られた。また、八王子のオーバーザトップの反則の多さが目立った大味な試合内容となった。

9/15 9:00KO ラグビースクールの部 7位決定戦
南信州Jr.ラグビースクール(12) 対 大阪ラグビースクール(10)

曇り空の下、南信州ボールのキックオフで試合開始。開始直後は南信州が押し気味だったが、大阪が反撃。自陣から展開してからキックで相手陣ゴール前まで進む。一進一退の攻防が続いたが、大阪4番がトライをし、5点先制。その後は大阪が相手陣内で試合を進め、南信州は相手陣内に入れない苦しい展開。前半終了間際、南信州ボールのスクラムを大阪がターンオーバーしてゴール前まで進みペナルティから4番がインゴールに飛び込み0-10。

後半に入り、南信州は自陣から外側のスペースにボールを動かし、試合の主導権を握るが得点に繋がらない。18分、南信州の粘り強い攻撃が実を結び、5点を返し5-10。残り時間がなくなった所で、南信州の攻撃。大阪のペナルティで試合が継続し、南信州が同点トライ。コンバージョンが決まり10-12と逆転して試合終了。最後まで白熱した好ゲームだった。

9/15 9:20KO ラグビースクールの部 3位決定戦
筑紫丘ラグビークラブジュニアスクール(10) 対 長崎ラグビースクール(24)

九州大会予選の決勝戦と同じ顔合わせとなった3位決定戦は、開始2分にモールを押し込んだ筑紫丘の先制トライで幕を開けた。一方の長崎は、BKの展開力を生かして2本のトライを挙げ、7点をリードして前半を終えた。

後半開始早々に1トライを加えた長崎が優位にゲームを進めたが、筑紫丘も相手ゴールを押し込み1トライを返して再び7点差に迫った。しかし、体格に勝る長崎が1トライを追加し、追いすがる筑紫丘を突き離して九州対決を制した。

太陽生命カップ2014 第5回全国中学生ラグビーフットボール大会

9/15 10:10KO ラグビースクールの部 決勝
伊丹ラグビースクール(17) 対 横浜ラグビースクール(37)

関東と関西の1位同時の対戦は、前半に2トライずつを挙げるシーソーゲームとなったが、3分と前半終了間際にPGを決めた横浜が6点をリードして折り返す展開となった。

後半開始直後に中央付近から左へ大きくボールを動かした伊丹がトライを決めて1点差に迫った。しかし、地力に勝る横浜はFWの力強い縦突進とBKの巧みなステップワークで3つのトライを重ねてじわじわと点差を広げ、伊丹の反撃を振り切って初優勝を果たした。

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