メンバー・スケジュール

2月17日

キャンプ最終日。今朝もS&Cセッションからスタートです。3人組でコアや上肢、下肢のストレングスを組み合わせたサーキットトレーニング。朝からハードなトレーニングが続きます。

出発の前、宿舎で昨日の天理大学とのゲームレビューを行い、監督から本日のメニューについて。その後FWとBKに分かれ、それぞれのコーチから本日意識すべきことを具体的に提示し、グラウンドへ移動しました。強化合宿最後の練習が始まります。小雨が降る生憎の天候の下、素早く立ち上がること、爆発的に前に出るためのポイントを意識したウォーミングアップ。意欲的に皆が声を出し、良い雰囲気で行います。その後、ユニットトレーニング。昨日の課題修正に向けて、選手、コーチともに激しく声を出しながら、ハードなトレーニングが行われました。

最後は1K(1,000m走)。鷲谷テクニカルコーチも選手に負けじと参戦し、皆が全力を出し切り、大変良い雰囲気で最後のトレーニングを終えました。

選手に負けじと鷲谷コーチ

最後に全員で円陣

お借りしていた更衣室もしっかりと清掃

 

宿舎へ戻って昼食・清掃の後、終了式を行いました。紙谷ユースTIDマネージャー、樋口監督から直前合宿、アイルランドへ遠征に向けて何が必要かとの話があり、最後に参加スタッフ・選手全員で円陣、握手を交わし、直前合宿の際に、更に成長した姿で再会することを約束して、強化合宿全日程を終えました。直前合宿は3月8日から、茨城県竜ケ崎市・流通経済大学で行われます。

2月16日

キャンプ3日目。本日もヘッドスタートから一日が始まります。コアトレーニングを中心に朝から激しく追い込み、トレーニングルームは熱気に包まれていました。キャンプ終盤、今日は午後から天理大学との練習試合が行われます。

練習前ミーティングですべきことの確認。

午前中は昨日に引き続き天理大学ラグビー部様とのユニット練習。天理大学ラグビー部の皆様の練習への真摯な取り組み方、各々の人間性、情熱、その素晴らしさに、高校日本代表の選手たちはスキルだけではなく多くの事を学ばせていただきました。心より感謝申し上げます。お陰様で昨日の課題も大幅に改善され、FW、BKともに午後の試合に向けた良いイメージがつかめたようです。

大石トレーナーによるテーピングの様子。選手のケアやストレッチなど、多岐にわたる活躍です。

午後は、今強化合宿のターゲットトレーニングである天理大学様との練習ゲームです。練習前ミーティングで今日すべきことを共有し、意識高くウォームアップが行われました。

15時20分、天理大学のキックオフで20分3ハーフの試合が始まりました。開始早々から一気に天理大学が攻め込みますが、高校代表も激しく前に出るタックルで応戦。天理大学に1トライを許しましたが、PGを2本決め、6対5で1本目が終了しました。

ハーフタイムでは選手が主体的にゲームレビューを行い、続いて菊谷FWコーチ、薬師寺BKコーチによるポイントの提示。最後は樋口監督より「早く立ち上がり、早くポジショニングし、激しく前に出ること」が指示されました。

2本目が高校日本代表のキックオフでスタート。天理大学のフィジカルの強さに段々と攻め込まれる場面が増えてきました。高校日本代表も取り組んできたスキルを駆使し応戦しますが、地力に勝る天理大学が有利に試合を進めていきます。

3本目に高校代表もトライを返しましたが、失点を重ね敗戦。しかし、随所に取り組んできた“Take space”“ダブルタックル”などが散見し、“Beat Irish”という目標達成に向けて、もう一度チームとして意識を高める良い経験となりました。

天理大学ラグビー部の皆様、2日間大変お世話になりました。グラウンドやトレーニングルーム等の施設をご提供いただいたばかりでなく、用具の借用、そして、真摯な姿勢、情熱などのラグビー精神を再認識させていただきました。心より御礼申し上げます。

今日の夕食は、天理ラグビークラブ様主催の壮行会を開いていただきました。会の冒頭で、天理ラグビークラブ理事の小松様(天理大学ラグビー部監督)よりご挨拶をいただき、高校日本代表への想いがこもった大変意義深い激励のお言葉を頂戴しました。その後、美味しいしゃぶしゃぶをご馳走になり、選手たちの合宿疲れも癒されたようです。最後に箸本主将から「勝利で恩返ししたい」と決意表明。天理ラグビークラブ様、毎年、誠にありがとうございます。お陰様でチームにとって大変有意義なチームビルドの時間となりました。

明日は合宿最終日。遠征における勝利につながるトレーニングを激しく行います。

 

2月15日

本日のヘッドスタートは上肢中心のストレングストレーニング。朝から激しく追い込みます。終盤はコアトレーニングで徹底的に体幹を鍛えました。

素晴らしいグラウンド、天候、恵まれた環境のもと、午前の練習がスタート。選手たちは自然と円陣を組み、気合を入れて練習に臨みました。ウォーミングアップのあとに昨日のレビュー(振り返り)。昨夜のレビューミーティングで確認した課題の改善に取り組みました。

ドリル-ゲームライク-ドリル-ゲームライクを繰り返し、AT・DFそれぞれにフォーカスしたポイントの意識づけ。

午後は、天理大学ラグビー部の皆様に胸をお借りし、合同ユニットセッション。FWはスクラム、ラインアウト、モール、BKはアタックディフェンス、キックカウンターを行い、大変有意義な練習となりました。天理大学ラグビー部の皆様、本当にありがとうございました。明日もよろしくお願い致します。

最後にスプリント。爆発的にスタートダッシュを決め、爆発的に動いてほしいとの想いを込めて、キーワードは「Bakuhatsu」。

宿舎は強化合宿で例年お世話になっている天理教38母屋です。天理教の迎賓館的な施設で、きれいに手入れの行き届いた庭や大きな絨毯敷きのロビーなど大変素晴らしい施設です。お風呂はジャグジーに冷水風呂を準備していただき、何より美味しい食事を毎食準備していただいています。選手たちは大変恵まれた環境のもとで、ラグビーに集中できています。

明日の午後は天理大学ラグビー部様と練習試合を予定しています。取り組んできたスキルを発揮すべく、全力で胸をお借りしたいと思います。

 

2月14日

セレクション合宿を経て決定した第42期高校日本代表26名が再び天理に集結し、本日より強化合宿が始まりました。

約2週間ぶりに天理教38母屋にて顔を合わせた選手たちは、メディカルチェックを経て、結団式に臨みました。

はじめに日本ラグビーフットボール協会高校委員会 天野委員長から、高校日本代表に選出されたことへの激励の言葉と、代表としてのプライドと支えてくれた全てへの感謝の想いをチャレンジで体現してほしいとの話があり、横田ユース統括からの挨拶のあと、今合宿のスタッフ、続いて高校日本代表のスタッフ、高校日本代表選手26名の紹介がありました。

結団式の最後に、一貫してきた第42期高校日本代表のゴールである「Beat Ireland」、そして今合宿のゴール「覚悟を決める(迷いを捨てて、本気になる)」が樋口監督から明示されました。

最後に、チームの主将、副将の発表。
第42期高校代表主将は、箸本 龍雅(東福岡)、副将に土永 雷(光泉)が任命されました。この二人をサポートするFWリーダーは山田 生真(東海大学付属仰星)、BKリーダーはシオサイア・フィフィタ(日本航空石川)。
4名のリーダーから決意表明があり、いよいよ「Beat Ireland」へのカウントダウンが始まります。

霰が降る生憎の天候の下、天理大学グラウンドで初日の練習に臨みました。
入念なウォーミングアップの後、里コーチによるスピードトレーニング、恒例の「1K(1km走)」の測定。

そして「SAT(爆発的に前に出る姿勢。低く、早く加速するための準備動作)ドリル」。
キーワードは“GAO(腕振り準備動作)”、“Take-space(前に出る)”、“GACHI(DFのインサイドサポート)”。

続いてダブルタックルドリル。菊谷コーチ、ニールソンコーチから指導を受けます。

練習の合間には必ずフィットネストレーニング。
コーチの叱咤激励に、選手たちも全力で応えます。

続いてブレイクダウンとアタックシェイプ。
苦しい状況で、キーワードを意識したハードなトレーニングが続きます。

ユニットトレーニングでは、BKはアングルチェンジとインサイドサポート、FWはラインアウトモールの確認。

ユニットの最後に、FWはラインアウトスキルを駆使し、ゴールポストをネットに見立て対峙したバレーボール的ゲーム。楽しみながらもお互いがポイントを意識しあう有意義な時間でした。

SHは紙谷ユースTIDマネージャーから個別でスキルトレーニング。

最後に2チームに分けチームアタック。本日のトレーニング(アタックシェイプとブレイクダウン)を意識した復習の時間です。
約2時間のトレーニングはあっという間に終わり、グラウンドを後にしました。

選手にとって一番の楽しみである夕食の時間。美味しい食事をいただきました。
天理教38母屋の皆様、ご馳走様でした!

夕食後のミーティングでは、選手による本日の練習のレビュー(振り返り)が行われました。
各々から高校日本代表の名に恥じない素晴らしい意見交換がなされ、明日につながる有意義な時間を過ごすことができました。

その後、監督、コーチからレビュー。

1日の締めはストレッチ。

明日は、既に恒例となっているヘッドスタート(ストレングス・コア)から始まります。