2023年度高校日本代表候補活動予定および第1次メンバーはこちら
8月30日
一昨日に続き、高校日本代表候補オンラインキャンプ④になります。
髙橋監督からサプライズでお客様の紹介です。
この8月にU20日本代表のヘッドコーチに就任された大久保直弥さんからご挨拶を頂きます。
「2023年、残念ながらU20はリーグが格下げになってしまったが、来年以降はぜひ、ここに集まった中から多くの選手たちがU20に選ばれて活躍することを期待している。皆さんは世界で闘っていくために切磋琢磨していると思うが、たくさんチャレンジしてたくさん失敗して、その中で成長をしていって欲しい」と激励の言葉がありました。
続いて大久保HCへの質問タイムです。
太田第一高校、益子龍磨君からは、「U19からU20へ上がった時に求められるものは?」という質問があり、大久保HCからは、プレー時間が長くなる中で激しい動きを連続して続けられるかが大切な要素になると返答がありました。
三本木農業恵拓高校、阿部正英君からは「今のU20の中で注目している選手は?」という質問があり、大久保HCから「注目している選手はここに集まっている選手全員であり、自分達が2027年にオーストラリアで開催されるワールドカップに出場するくらいの意気込みで努力して欲しい」とお話がありました。
石見智翠館高校、加島優陽君から「格上のチームと戦う上で大切な事は?」という質問があり、特にインターナショナルの試合では先手が重要なので、最初のスタートから100%の力を出し切ることが大切だとアドバイスがありました。
ここで大久保HCは退出となり、ここからは髙橋監督から本日の内容の説明があります。
「オンラインのみの選手とリアルキャンプに参加できている選手がいる中で、高校日本代表を目指すこの103名の知識レベルを統一することが、このキャンプの目標になる」とお話がありました。
また9月に行われるTIDキャンプでの目指す目標についてもお話がありました。
続いては、北川コーチよりU19が目指すディフェンスについてのプレゼンです。
北川コーチから6月に行われたTIDキャンプの映像を見ながら、理想のディフェンスに対しての解説です。
続いて伊藤コーチより「U19ブレイクダウン」についてのプレゼンがあります。
今日のオンラインキャンプではブレイクアウトルームを多く活用して、選手同士でコミュニケーションを取ることも意識をして進めていきました。
選手達は積極的に大切な要素を言葉にしていきます。
伊藤コーチからの解説です。
ブレイクダウンでの質問タイム。
佐賀工業高校、井上達木君から、「いくつもあるタックルの要素の中で最も大切なものは何か?」という質問があり、これには髙橋監督より「全ての要素が大切になるので大変だけれど完璧なものを目指して努力して欲しい」と回答がありました。
本日の最後、ブレイクアウトルームを利用してユニットに分かれてのセッションになります。
FWでは北川コーチからのプレゼンがありました。
またFWプレーに重要な体幹トレーニングを画面越しに全員で行いました。
BKルームでは伊達コーチよりハンドリング等の大切な要素に対してのプレゼンがありました。
こちらで本日のオンラインキャンプ④は終了となりました。
この後9月には選抜された選手による第3回TIDキャンプが行われます。
そこから12月のTIDキャンプ、花園での全国大会を経て、来年2024年にはセレクション合宿、強化合宿と続き、イタリア遠征となります。「Goal」の「Beat ITALY」へ向かって、高校日本代表は走り続けます!
8月28日
今年度(2023年度)ラグビー高校日本代表は、6月に第1次スコッド103名が参加した高校日本代表候補オンラインキャンプ①②を行いました。
そこから6月後半には和歌山県上富田で、選抜された45名による、第1回TIDユースキャンプが行われ、再び第1次スコッド103名を召集してのオンラインキャンプ③となります。
まず始めに全国高等学校体育連盟ラグビーフットボール専門部、山口優副部長から、ご挨拶を頂きました。
「ラグビーでは世界の国々もレベルアップしている。そんな中、日本代表もワールドカップに向けて闘っている。将来、ラグビーワールドカップが日本に来るかもしれない。その時には是非、皆さんに日本代表として戦ってほしい」とご挨拶がありました。
続いてこのオンラインキャンプに向けて髙橋智也監督からの挨拶です。
「国体に向けて各ブロック予選の真っ最中であり、また夏合宿が終わったばかりの選手が多くいる中でのキャンプへの参加に感謝します」と話がありました。
続いて昨日、日韓中の大会を終えたばかりの、大阪桐蔭高校2年、名取凛之輔君の紹介があり、名取君からは「韓国戦・中国戦ともに激しい戦いだったが、桜のジャージを着て自覚と責任を持って戦えた」と発言がありました。
続いて2023年度の「Goal」の再確認です。
第49期ラグビー高校日本代表チームの「Goal」は「Beat ITALY」。
また個人の「Goal」としては「将来の日本代表を担う人材となる」であり、先にあるゴールとして、それぞれが日本代表を目指して頑張ってほしいとお話がありました。
また監督からは6月のTIDキャンプで取り組んだトレーニング内容のレビューと、理想とするプレーの再確認について、動画を見ながらの解説がありました。
今日のテーマの1つである「SPEED」の再確認。
ユース戦略コーディネーターの里コーチから「JAPAN SPEED」についてプレゼンの始まりです。
里コーチからは自分達の理想となる動きの確認について、3月のアイルランド戦を見ながら確認していきます。
続いて理想の動きに対して、里コーチの解説に合わせて、選手達は画面越しに実際に体を動かしながら確認をしていきます。
また里コーチからも6月キャンプの実際のトレーニング内容の振り返りがありました。
続いて伊達コーチから「JAPAN Attack」のプレゼンです。
こちらも6月に行われたキャンプでのトレーニングの様子を紹介しながら、自分達の目指すAttackに対しての理想を確認します。
続いては質問タイムです。
茗溪学園高校、川村航平君からは、Attackの幅や深さについての質問がありました。
常翔学園高校、井本章介君からは、スペースを見つけ出す速さを改善するにはどうしたら良いかと質問がありました。
本日も「Beat ITALY」「将来の日本代表を担う人材となる」という目標に向けて多くの学びがあったと思います。
次回8/30(水)のオンライン④でも、たくさんの事を吸収していきましょう。
6月14日
前回に引き続き、高校日本代表候補オンラインキャンプ(オンライン②)になります。
まず始めに日本ラグビーフットボール協会ハイパフォーマンス部門、岸川剛之部門長からの挨拶になります。
「日本ラグビーは世界ランクが上がり、ユースの世代でも同じように強豪国として見られるようになっている。高校日本代表を目指す中でもそれを意識して欲しい。スタッフも素晴らしい環境を準備しているので、強い思いを持って努力をして欲しい」
髙橋監督からは前回の振り返りと本日のオンライン②の内容説明です。
U19JAPAN「Goal」を達成するためのポリシーは「本気」になります。
今日のオンラインが本気の準備、第一歩です。
今日のテーマの1つである「SPEED」の理解。
ユース戦略コーディネーターの里コーチから「JAPAN SPEED」についてプレゼンの始まりです。
まず始めに里コーチから「JAPAN SPEED」とはどういったものなのか。
里コーチからの解説です。
里コーチのプレゼンを見る選手達。多くを学ぼうとする選手たちの目からは「本気」を感じます。
続いて3月のアイルランド遠征の映像を見ながら理想となる動きを確認します。
今度は画像を見ながら、実際に自宅で体を動かしながら姿勢や動きの確認です。
里コーチ自らがお手本となった動画が流れ、実際の動きを見ることで選手達はしっかりイメージできます。
里コーチから大切なキーワードの説明。
選手達は実際に体を動かしたりメモを取ったりと多くを学んでいます。
実際の高校日本代表合宿での練習風景です。これも分かりやすい映像です。
里コーチからのプレゼン終了です。
続いて北川コーチより「Defense」についてのプレゼンです。
JAPAN Defenseの大切なキーワードの説明です。
北川コーチからもアイルランド戦の映像を見ながら理想のDefenseについて話がありました。
最後に里コーチへ選手からの質問です。
太田第一高校、益子龍磨君からは、「理想のスタートに対して自分の動きが上手くいかず、どのようにしたら改善できるのか?」と質問がありました。
常翔学園高校、上野昴輝君からは上半身の使い方の質問があり、「やはり背中の筋力アップがキーになるのでリアルキャンプの際に一緒に取り組みましょう」と回答がありました。
本日のオンライン②もあっという間に終わりを迎えます。
このオンライン①②を皮切りに、2023年度の高校日本代表活動がスタートを切りました。
この後、代表候補選手達は、6月後半、そして9月とリアルキャンプを迎えます。
そしてその先にある「Goal」は「Beat ITALY」!
ラグビーワールドカップイヤーの今年、高校日本代表からもラグビーを盛り上げていきます。
2023年も高校日本代表の応援をどうぞ宜しくお願いします。
6月13日
昨年度(2022年度)、ラグビー高校日本代表は、コロナ禍における中断を乗り越えて4年ぶりに海外遠征を行いました。結果としてはフル代表が世界ランキング1位、ユース世代においても世界トップクラスのU19アイルランドに勝利を収めることができましたが、最終戦(第3戦)では悔しい敗戦も経験しました。
昨年の結果に満足することなく、髙橋監督の元、高校代表は更なる高みを目指し、そして将来の日本代表に繋がる成果を上げるべく活動をスタートします。
今日は第1次スコッド103名が参加した「高校日本代表候補オンラインキャンプ」オンライン①になります。
まず始めに全国高等学校体育連盟ラグビーフットボール専門部、池戸成記部長からご挨拶を頂きました。
「高校代表候補への選出おめでとう。皆さんの努力に敬意を表します。また関係の皆様へ感謝の気持ちを忘れずに活動して欲しい。今後の代表活動に向けてプライドを持ち、ラグビーファンの期待に応えられるように大いにチャレンジして欲しい」とご挨拶がありました。
続いてこのオンラインキャンプに向けて髙橋智也監督からの挨拶です。
「今日が第49期高校日本代表のスタートになります。今日のオンライン①では、それぞれが本気になって、どこをどう目指していくのかを、まずはしっかり整理・吸収して欲しい」と話がありました。
続いて2023年度の「日程確認」と「Goal」の説明です。
第49期ラグビー高校日本代表チームの「Goal」は「Beat ITALY」です。
フル代表は6 Nationsの一員であり、ユース世代でも近年力を付けてきているイタリアに勝とう。
また個人の「Goal」としては「将来の日本代表を担う人材となる」であり、先にあるゴールとして、それぞれが日本代表を目指して頑張ってほしいとお話がありました。
続いて薬師寺利弥統括よりこれまでの高校日本代表の活動についての説明がありました。「高校日本代表は確実に年々進化している。その中で選手の皆さんが自分が高校代表、または将来の日本代表選手になりたいと強く思うことが出来るかが大切だ。海外への遠征は一生の思い出となり、ラグビーを続ける上でも大きな財産となる」とお話がありました。
また3月のアイルランド遠征での勝利も素晴らしいものだったと話がありました。
そのお話の途中で髙橋監督が「アイルランドへ行った特別ゲストが来てくれています」と画面に割り込みます。なんと3月のアイルランド遠征で大活躍をして、現在は早稲田大学で1年生ながらU20日本代表に選ばれている矢崎由高選手の登場です。
選手達も拍手でのお出迎えです。
ここからは薬師寺統括・髙橋監督から矢崎選手への質問タイムです。
薬師寺統括からは「ここ1年間どのような思いでラグビーに取り組み、U20日本代表に選ばれるまで成長できたのか」という質問に対して、矢崎選手からは「怪我をして手術をしたり、全国大会に行けずに悔しい思いもしたけれど、その中で高校代表になりたいと強い気持ちを持って取り組んできた」と話がありました。
髙橋監督からは「順調な遠征では決してなく、チームが成長したターニングポイントは?」という問いに対して「アイルランドでの初戦を迎えるにあたり、目標に対して選手同士で考えて話し合いを持ち、時には厳しく意見を言い合うことができるようになったこと」と当時の様子を教えてくれました。
参加した選手も興味深く真剣に話を聞いています。
里コーチからは「矢崎選手はアイルランドへ行ってからもトレーニングに励み、最大のスピード・筋力を更新していた」と紹介があり、「SPEEDは世界に通用した?」との問いには、「日本でのトレーニングの成果はしっかり通用したし、それはFWの選手も実感していたと思う」と話がありました。
ここで選手からも質問です。
茗溪学園高校、森尾大悟君からの「高校日本代表として緊迫した中で戦うのにどのようなマインドセットをしたのか」という問いには「個人としてだけではなくチームとして自分達のやってきた事を信じて最後まで戦った事がよい結果に繋がった」と応えがあります。
矢崎選手、本日は出演ありがとうございました。
今後の活躍を高校代表スタッフ選手一同、応援しています。
本日のまとめとして選手からの感想の発表です。
三本木農業恵拓高校、阿部正英君からは「監督・コーチからの指導をやり抜く事はもちろん、主体性を持って積極的に動いていかなければならないと感じた」と発表がありました。
常翔学園高校、佐藤蓮君からは「イタリアを倒す、そして将来日本代表になる、という目標に対して、与えられるだけではなく自分達で深堀して考えていく事が大切だと感じた」と発表があります。
高川学園高校、大嶋柚楽君からは「矢崎選手の話を聞いて、スピードトレーニングや体のケアなど、人から見えない所でどれだけ努力できるかが大切だと思った」と感想がありました。
この後スタッフの自己紹介と続き、監督より本日のまとめがありました。
最後に記念撮影。
「Beat ITALY」達成に向けて「本気」でのファイティングポーズにて締めくくりました。