4月23日(金) アッシュバートンに到着してから、ずっと天候に恵まれていましたが、昨日から天気が下り坂となり、昨日は雨時々曇り、そして今日は曇り時々雨と、天気が良くない中での練習が続いています。曇りや雨になると気温がかなり低下し、寒さが身にしみてきます。 昨日まではコンタクト中心のハードな練習メニューが組まれていましたが、今日からはランニング主体の軽めの練習に切り替わっています。今日の午後、スタッフ、選手皆で近くの食肉加工工場に招待され、バーベキューをご馳走になってきました。海の見える高台に大きな牧場がありその一角にテントを建てて私たちをもてなしてくれました。 その中に懐かしい顔を見つけました。20数年前に同志社のコーチを務めていたホクリーさんです。流暢な日本語で我々を出迎え、我々スタッフと昔話にしばし花を咲かせました。初戦のMid Canterburyの試合には応援に駆けつけてくださるそうで、日曜の試合に向け選手は皆決意を新たにしておりました。選手たちには適度な気分転換になったようで、帰りのバスの中は、皆明るい顔になっておりました。 肉を焼くリエゾンのMarvさん(左手前)とホクリーさん(左奥) バーベキュー会場にて全員集合 4月21日(水) ここアッシュバートンに入ってからは、毎日が抜けるような空です。日中は日差しも強く、半袖でも暑いくらいですが、夕刻から夜にかけて急速に気温が低下し、暖房が必要になるほど冷え込みます。ちょうど8月後半の菅平と同じような気候です。そんな中、本日もハードな練習が待っていました。 午前中はFW、BKS各ユニットに分かれて行われ、FWはスクラム中心に、BKSは自陣からのアタックでした。FWは低く強固なバインド、そして入るタイミングを入念にチェックしました。午後はディフェンス練習を集中的に行いました。1対1のディフェンスから始まり、2対3、8対8等様々なバリエーションを使って、コース、タックルの入り方、ブレイクダウン局面からの組織的ディフェンスなど、2時間みっちり行いました。 まだまだ選手間、細かい点において共通理解が不十分なところが多く見受けられ、夜のミーティングでも立ち位置やフットポジションなど細部に関することまで話し合われました。昼のハードな練習、夜の充実したミーティングのおかげで徐々にチームがまとまりつつあります。初戦まで残り時間が少なくなってまいりました。幸先のよいスタートを切るために、選手、スタッフ一同さらに努力を重ねチーム力を高めていきたいと思います。 薫田HCより練習内容の説明 FWによるスクラム練習 ブレイクダウンからのディフェンス練習 4月20日(火) 午前中はFW、BKSユニットごとにミーティングを行った後、そのままグラウンドへ。グラウンド上ではミーティングでの動きを確認しました。FWは薫田ヘッドコーチの指示のもとラインアウトならびにキックオフの動きについて、BKSは元木テクニカル・アドバイザーがラインの動きを細かくチェックしました。 午後はコンタクト練習を中心にかなりハードなメニューが組まれました。体の大きな相手にどう対処するか、薫田ヘッドコーチの的確なコーチングに、選手達は声を出しながら必死に自らを追い込んでいました。明日もさらにハードな練習が予定されています。この2日間で体力的に厳しい練習を行い、その後調整練習を経て、試合に臨む予定です。 今日はキャプテンの立川剛士選手のコメントを紹介いたします。 「初めまして。JAPAN AのNZ遠征のキャプテンに任命されました立川剛士です。壮行会では、町井会長、真下専務理事より大変勇気付けられる激を頂きました。戦う集団として、次の日本代表へのステップアップに繋げられる様、選手1人1人が決意を新たに致しました。初めて集合したのが日本を出発する日でしたので、まだチームになっていませんでしたが、この1週間でしっかりまとまり、3戦全勝で帰国したいと思います。日本からは遠いここNZですが、応援のほど、よろしくお願いいたします」 立川キャプテン コンタクト練習 4月19日(月) トランジットも含め約14時間の長旅の末、JAPAN A代表一行はようやくクライストチャーチに到着いたしました。そこからさらにバスで1時間、アッシュバートンという町までやって来ました。 選手、スタッフ共長旅の疲れも見せず、チェックイン後すぐに練習グラウンドへ。薫田ヘッドコーチから本日の練習メニューの説明の後、元木テクニカル・アドバイザーの指示のもと、ストレッチング、グリッドを使ったウォームアップ、ボール・ゲームと息つく暇なく、練習内容が次々消化されて行きました。初日にしてはやや練習強度が高かったものの、選手たちは元気良く最後まで走り続けていました。 夕食後には全員でミーティングを行い、この遠征の意義や、JAPANのベースとなる戦術の理解、世界を見据えた今後のJAPANならびにJAPAN Aの戦い方等、この遠征の重要性を選手、スタッフ全員で再認識いたしました。 元木テクニカルアドバイザーの指示のもとストレッチング リエゾンのMarv Aoke氏とスタッフ