高校日本代表 2011年3月14日~29日 スコットランド・ウェールズ遠征 高校日本代表メンバー/試合結果 遠征レポート1/遠征レポート2 ●3月27日(日) 本日は朝からカーディフベイへ行き、アクアバスに乗りました。 カーディフベイはここ15年ほどで再開発が進み、今ではカーディフでも人気のウォーターフロントです。アクアバスに乗り、湾をぐるっと一周し、色々な建物やヨットハーバー、また日本では見たことのないようなカヌーの練習場のようなところも見ることができました。 午後はコンディショニングの際に使用していた公園が、日本への義援金を集めるための10kmウォークのスタート地点ということで我々も駆けつけましたが、あいにく時間が合わず一緒に歩くことが出来ませんでした。しかし、スタート地点で我々のことを紹介して下さり、そこだけでの参加となりましたが、我々日本のために世界各地で本当にたくさんの人が色々と活動してくださり、大変感謝いたしました。 その後、ミレニアムスタジアムを見学させていただきました。最初に記者会見室を見学し、その後は普段は見学できないロッカールームやロイヤルボックス等も見学させていただきました。案内をしていただいた方にも、「この中から世界で戦う選手が出てくることを楽しみにしています」というメッセージをいただきました。 最後の選手紹介はFB山下一選手(長崎北)とFB藤田慶和選手(東福岡)です。 1── 高校代表に選ばれたときの気持ち 2── 高校代表に選ばれてからの気持ち 3── 遠征の抱負 4── 将来の自分、未来図(ラグビー選手として、それ以外も) 藤田選手(左)・山下選手(右) FB 山下 一(長崎北) 1 ただ素直に嬉しかった。と同時に、この高いレベルでやっていけるのかという不安もあった。日本代表・長崎北高としての誇りを持って試合に挑みたいと思う。 2 自分のセールスポイントでもある足を生かしたプレーをどんなポジション、状況でも発揮し、チームの勝利に貢献したいと思う。 3 外国人との試合が出来る数少ないチャンスだと思う。なので、現段階でどこまで通用するのかわかるいい機会と思って自分が持つ力を十分に発揮したい。 4 大学ではラグビーはもちろん、体育教師の免許もとれるように頑張りたい。 FB 藤田 慶和(東福岡) 1 本当に嬉しかったです。高校日本代表に選ばれることができたのも、今も自分を支えてくれている家族や学校の先生達やクラブチームのコーチやチームメートのお陰だと思っています。だからその人達に支えてもらっていることと、今ラグビーができることに感謝してがんばろうと思っています。 2 選ばれたからには日本代表として対外国人に対して体を張り、自分の強みを出してチャンスがあればチャレンジしたいと思っています。あと、日本代表にふさわしい行動や言動でこの遠征にのぞみたいです。 3 このような遠征ができたり、すごくいい環境でラグビーをやらせてもらえることに感謝して、自分の強みを出してラグビーを最高に楽しみ、スコットランドやウェールズ代表やチームに4戦全勝します。そして、地震とか被害を受けている地域や日本全体を、日本代表のラグビーの情報やニュースで明るくできたらいいと思っています。 4 ラグビー選手としてはS-15の試合に出て活躍したいです。そして最終的には次の世代の子供達にラグビーを教えたいです。 明日はロンドンを少し観光し、日本へ帰国します。 この遠征に際しましては、地震の中、ご英断をいただきました日本ラグビーフットボール協会はじめ、ご家族の皆様、そして学校関係者の皆様、全ての方々に感謝申し上げます。 我々も直前合宿に大きな地震を体験しました。合宿中に断水にも見舞われ飲料水はもちろんシャワー、トイレその他全ての生活に影響する数々の出来事がありました。普段は不自由することなく使っている水の大切さも経験することが出来ました。そんな中、滞りなく合宿が進むようサポートいただきました流通経済大学、流通経済大学ラグビー部、風見フーズ様には本当にお世話になりました。この方々のサポート無くして遠征の成功はなかったと思います。 街中から、物がなくなっていく中、いくつものお店から何とか人数分を調達し我々が困らないようにいつも環境を整えてくださった風見フーズ様には本当に感謝の念が尽くせません。 今回の遠征は「試合に勝つ」以外に「日本の皆様に元気・勇気・感動を届ける」ということが選手の口からも出ていました。目標の4戦全勝には届きませんでしたが、元気・勇気はお届けすることが出来たかと思います。 日本の高校生で一番長くラグビーをやった彼らも高校ラガーマンとしてはこれで終わりです。彼らは新しいステージへ進み心新たにまた一からがんばります。そんな彼らを温かく見守り、そして今まで同様応援していっていただけたらと思います。彼らのこれからに期待していて下さい! ●3月26日(土) 第36期 高校日本代表スコットランド・ウェールズ遠征 最終戦 vsウエールズプレジデントXV戦 今年度、第36期高校日本代表スコットランド・ウェールズ遠征もいよいよ最終戦を迎えました。ここまで2勝1敗としている高校日本代表ですが、どうにか最終戦の「ウェールズプレジデントXVに勝利して笑って日本に帰ろう」という合言葉のもとに、前回の試合に敗れてからスタッフ・選手が一丸となって準備をしてきました。本日、サッカーのウェールズvsイングランド戦がミレニアムパークで行われるという事で朝から多くの人々が街中を行き来していて異様な雰囲気でした。今日は、午前中のコンディショニングにあてる予定であった時間を全体ミーテイングにしました。前田団長、松井監督以下全スタッフから全選手まで、本日の試合への決意やいろいろな思いを話しました。スタートメンバーがリザーブメンバーを気遣う場面もあり本当に一つのチームになったなあという感じがしました。 午後のプレマッチミール、ジャージ授与式を終えてバスに乗り込み会場へ向かいました。 完全アウェーの雰囲気の中、おいしいおにぎり、卵焼き等を振舞ってくれた日本人家族や現地在住の数名の日本の方々が「日の丸」を振って応援してくれました。 黙祷、国歌斉唱の後、いつものように左腕に喪章代りの黒いテープを巻きキッキオフ。 試合の入りはまずまずでしたが、先制したのはウェールズ、4分、0-7。確かにうわさ通りで今まで対戦したチームとは一味違うスピード、激しさがあります。しかし、ジャパンも負けてはいません。素早いテンポのFW・BK一体となったフェイズアタックからペナルティを得てタッチキック→ラインアウトモールというこちらに来て完全に得点パターンとなった形で11分、8杉永がトライ(5-7)。17分にジャパンのミスのこぼれ球をターンオーバーされてトライ(5-12)とされ、28分にも同じような形で得点され苦しい展開となりましたが(5-17)、ここから反撃が始まります。 33分にゴール前モールを押し込んだ所にできたスペースに9村島-10布巻-14竹中とつないでトライ、10-17とします。ロスタイムの41分にもゴール前のペナルティからFW3佐藤勇を核にしてモールを形成。しっかりバインドした縦長のモールで貴重なトライを上げ15-17として後半を迎えました。 後半5分に先制したのはウェールズでした(15-22)。すかさずジャパンもまたもラインアウトモールを激しく押し込み10分に7西内が飛び込みトライ(20-22)、12分にPGを追加されて20-25とリードを広げられるもジャパンメンバーは、誰一人下を向くことなく必死に食い下がりましたが、21分にBKに展開したパスをインターセプトされてしまい20-32となります。 そこから猛反撃を開始して24分にFW・BK一体となったテンポの速い連続攻撃から、9村島-4山本とつなぎトライ(ゴール成功、27-32)としました。ここでウェールズFWの足が止まりかけ、ジャパンとしては、連続して畳み掛けたいところでしたが、ミスもあり、なかなか得点できずにいたところを、29分、ウェールズに左オープンにボールを運ばれ27-39とされてしまい、この試合を決定づけられてしまいました。結果的にウェールズにも勝てませんでしたが、ジャパンの目指す「4H―はやく、低く、激しく、走り勝つ」というスタイルには拘ったラグビーが出来ました。ただ、プレーの精度もまだまだ上げていかなくてはいけないですし、結果として勝利できなかったという現実に目を向けて今後のU18高校日本代表強化の課題として取り組んでいかなければならないと感じました。 ●3月25日(金) 本日も朝はリーダーミーティングの後選手ミーティングを行いました。キャプテンを中心に「DF」「2番目のサポート」「ドライブの意識」「ペナルティゼロ」と4つの目標をあげ、それに基づいてFW、BKそれぞれの課題、意識することをあげていき、午後のキャプテンズラン、明日の試合へ共通認識の下に取り組んでいけるよう確認をしていきました。 午後は明日の試合会場でキャプテンズランを行いました。このチームでの練習はこれでいよいよ最後となりました。 夜は昨日同じホテルに泊まっていたMunsterと地元Cardiff Blueの試合観戦に行きました。 ナイターでの試合でしたが、小さな子供もたくさん来ており、またハーフタイムには子供たちのタグラグビーの試合も行われ、改めてこの国のラグビーに対する思いというものを感じました。 ●キャプテンズラン マグナムリーグ見学 ハーフタイム 子供たちがタグラグビー マグナムリーグ 本日の選手紹介はCTBモセセ選手(日本航空石川)とCTB木上選手(伏見工業)、WTB竹中選手(桐陰学園)とWTB小原選手(東海大仰星)です。WTB両名は昨年に引き続き2年連続の参加です。 1── 高校代表に選ばれたときの気持ち 2── 高校代表に選ばれてからの気持ち 3── 遠征の抱負 4── 将来の自分、未来図(ラグビー選手として、それ以外も) CTB モセセ トンガ(日本航空石川) 1 とても嬉しく思います。選ばれたからには頑張ります。 2 学校の代表・日本の代表なので全力でプレーしてみんなで勝ちましょう 3 チームの一員としてDFは体を張ってタックルして、ATではトライをしたいと思います。 4 まずは大学でプレーしたいです。 CTB 木上 鴻佑(伏見工業) 1 とても嬉しく思った。同時に自分でいいのかという不安もあった。 2 代表として自覚をしっかり頑張るしかないと思った。絶対にスコットランドとウェールズに勝ちたいと思うようになった。 3 知らない地でラグビーをやるので普段よりいろいろなことに注意しながらやりたい。外国人との交流なども大事にしてラグビーだけでなく良い経験をしたい。 4 大学ではラグビーを続けるがその先は分からない。大学ラグビー界では注目されるような選手になりたい。 小原選手(左) 竹中選手(右) 木上選手(左) モセセ選手(右) WTB 竹中 祥(桐陰学園) 1 昨年を経験している分、周りの手本となるように生活をする意識を持っている。 2 再び選ばれたことに安心しつつも日本の高校生の代表として海外のチームに勝たなければいけないという責任感が出てきている。 3 昨年のような思いはしたくないので後悔しないように一生懸命にプレーして絶対に勝ちたい。 4 周りの人々を元気付け、勇気を与えられるようなプレーヤーになりたい。日本代表となって支えてくれた人たちに恩返しをしたい。 WTB 小原 政佑(東海大仰星) 1 素直に嬉しく思い、高校生の代表なので選ばれなかった人の分までがんばろうと思った。 2 高校代表として日本を背負って戦うので高校代表の名に恥じないように頑張ろうと思った。 3 高校代表として恥ずかしくない行動をし、遠征先のチームに必ず勝って日本に帰国する。 4 U20代表になり、フル代表となり、トップリーグでプレーし、ワールドカップに出て勝つ。 ●3月24日(木) 午前中はFW・BKに分かれてプールリカバリーとミーティングを交互に行いました。 午後はリフレッシュ&コンディショニングを行いました。近くの公園で汗を流したり、キックの練習をしたりする者、街に散歩に出る者等思い思いにリフレッシュをしていました。 また、食後にもプールでコンディションを整えたり、前日の疲れをしっかりととり、最終戦へ向けての準備を着々と進めています。 明日、クラブチームの試合でCardiff BluesとMunsterのゲームがあり、我々も観戦に行きます。今日、そのMunsterの選手が我々と同じホテルに泊まりました。Munsterはヨーロッパでも1,2位のチームだとのことです。大きな選手たちを間近で見、何人かは写真も撮ってもらっていました。 本日の選手紹介はFL西内勇人選手(東福岡)・FL石橋拓也選手(小倉)・SH村島亮平選手(常翔啓光)・SH西村奨平(東海大仰星)・SO村井祐太朗(秋田工業)です。 1── 高校代表に選ばれたときの気持ち 2── 高校代表に選ばれてからの気持ち 3── 遠征の抱負 4── 将来の自分、未来図(ラグビー選手として、それ以外も) FL 西内 勇人(東福岡) 1 今までいろいろな練習や大会に出られ、そのおかげで選ばれいろんな経験をしてきてよかったと思いました。あと、今まで支えてくれた人達のおかげだと思い本当にありがたいと思いました。 2 選ばれたからには自分の強みとなるものをどんどん出して行こうと思います。あと、いろいろな選手とコミュニケーションをとって自分のレベルを向上させようと思います。 3 外国の大きな選手を相手に自分の強みを全て出して勝ちたいと思います。 4 自分の将来はどこかでラグビーをしているかラグビーを教えていたいと思います。学校の先生にいつかなりたいとも思います。 FL 石橋 拓也(小倉) 1 まさか選ばれると思っていなかったのでびっくりしたと同時にとても嬉しかったです。 2 選んでいただいたことに感謝し、少しでもこのチームの役に立てるようになりたいと思った。 3 自分の持ち味を生かしたプレーでスコットランド・ウェールズに絶対に勝ちたい。 4 私はラグビーが好きなのでどこかの企業に入ってラグビーをしていると思う。 SH 村島 亮平(常翔啓光) 1 選ばれたときはまず嬉しかった。それと不安な気持ちがあった。 2 選ばれてからは桜のマークのものを身につけている自分に高校代表というプライドが大きくなった。 3 日本の速いラグビーをつき通して絶対に勝つ。 4 まだ見つけていない。 SH 西村 奨平(東海大仰星) 1 素直に嬉しかった。でも嬉しさの中には大丈夫かな?いけるかな?という不安もあった。 2 もう日本代表というプライドを持ち、必ず責任を果たすという強い気持ちを持っていた。 3 チームのために自分がやらなければならない役割をきちんとする。そしてスコットランドに必ず勝つという強い意志をもち遠征で頑張ります。 4 トップリーグでラグビーをし、2019年W杯に出るか消防士になるかです。 SO 村井 祐太朗(秋田工業) 1 素直に自分を評価してくれたことが嬉しかった。しっかりと期待に応えたいと思いました。今まで指導していただいた方に感謝したいです。 2 代表に選ばれたという事は外国の選手に必ず勝たなければならないので責任を感じた。チームの力になり戦いたいです。 3 全部で4試合あるのでチーム一丸となり全勝で終えたい。試合だけでなくほかの生活面でも代表という自覚を持ち行動したい。 4 まず大学でしっかりと力をつけ、トップリーグに入りながらしっかり仕事もこなせる選手になりたい。そして日本で行われる2019年ワールドカップでこのチームで戦い優勝する。 カーディフ城 レッドドラゴン 街のあちこちにレッドドラゴンが プールリカバリー ミーティング オコネル選手と オガーラ選手と ●3月23日(水) 第36期高校日本代表スコットランド・ウェールズ遠征第3戦 vs ニューポート・グウェント・ドラゴンズ・アカデミー ツアーも折り返しに入り、ウェールズでの最初の試合が行われました。天候も晴れで絶好のコンデイションでした。 選手たちは、試合と移動の疲労があるとは思われるが、今ここにいられることに喜びを感じて張り切っているように見えました。 グエントドラゴンはウェールズでも歴史のあるクラブであり、スタンドも古いながらも立派な構えでグランドも素晴らしい芝生でありました。 試合の入りはとてもよく、ジャパンペースで試合がすすんでいましたが、1分にミスボールを拾われて先制されてしまいました(0-5)。前の2試合は、いずれもジャパンが先制していただけに選手が慌てることが心配でしたが、全くその心配はなく5分にゴール前のラックから9村島-10布巻-4山本とつなぎトライ、ゴールも決まり7-5としました。 グエントドラゴンのゲームメイクは、伝統クラブらしくしたたかで敵陣に入ったペナルティゴールは必ず狙ってきました。(7分7-8) 12分にジャパンPG成功10-8としますが、14分にグエントドラゴンもPGを決めて10-11と再逆転を許します。 一進一退の試合でしたが、17分にジャパンがモールドライブしてから9村島-7西内に返してトライ(17-11ゴール成功)。27分には、左サイドライン際を15藤田が快走して9村島-7西内がこの日二本目のトライをあげてつきはなします。(22-11) しかし、後半に入ると一転してグエントドラゴンペースになり5分にPG22-14、14分にトライを許してしまい22-21(ゴール成功)の一点差まで追い詰められてしまい27分にPGで22-24と逆転を許すと、それまで互角以上に健闘していたFWの足が止まってしまいます。29分にトライを許し、22-31とされてしまい万事休す。おたがいその後は攻めてはミスが多くてこのままノーサイド。 残念ながら4戦全勝の目標は崩れてしまいましたが、反則が多くてリズムがつかめなかったことや、スクラム、モールは圧倒しましたが、勝負所でのラインアウトのミスやゴールキックの精度などなど課題や修正点があがったので最終戦にむけてしっかりと準備をして、もう一度全員がここにいられることへの感謝の気持ち、日本に勇気と元気をあたえようという思いを再確認して遠征最後の試合に臨みたいと思います。 ●3月22日(火) 朝の体操 国花のスイセン コンディショニング カーディフ城前で 本日は朝はコンディショニングを行いました。 我々の宿泊しているホテルはカーディフ城のすぐ前です。コンディショニングはそのすぐ近くの公園で行いました。 2番目の滞在都市・カーディフはウェールズの首都であり、第一の都市です。街のあちこちに国花であるスイセンが植えてあり、今ちょうどきれいに咲いています。国旗にも描かれている国のシンボルのドラゴンもあちこちで見かけます。スポーツなどではその国民性、民族性を示す「ドラゴン・ハート(精神)」の国として知られています。そのウェールズで最も人気のあるスポーツはラグビーであり、ラグビーは国技になっています。 午後はキャプテンズランを行いました。前回の試合を終えて、よかった点・課題を出し、昨日も選手ミーティングでチームとして、ユニットとして、どのようなことをするのか、何をすべきなのかしっかりと確認しあいました。それらを踏まえたうえでしっかりと集中して行い、テンポよく練習も流れて行きました。明日に向けての仕上がりは上々です。 ●チームラン 通訳の杉浦さん 本日は通訳の杉浦さんを紹介します。杉浦さんはこちらへ来られてもう35年になられるそうです。ソニーがこちらに初めて工場を出されたときに来られ、それ以来ずっとこのウェールズにおられるそうです。ラグビーは1980年にJAPANがウェールズ遠征した時から応援しておられ、地元チームのシーズンチケットを購入されるほど熱心な「ラグビーファン」です。この地元チームのHPで日本の高校生が来ることを知り、「日本のために何か力になれるなら!」と今回お引き受け下さったとのことでした。 今日の選手紹介はLO山本浩輝選手(石見智翠館)・LO小瀧尚弘選手(鹿児島実業)・FL鈴木秀明選手(岡谷工業)・NO8佐藤穣司(日川)を紹介します。佐藤選手は今回2年生での参加です。 山本選手(左) 小瀧選手(右) 鈴木選手(右) 佐藤選手(左) 1── 高校代表に選ばれたときの気持ち 2── 高校代表に選ばれてからの気持ち 3── 遠征の抱負 4── 将来の自分、未来図(ラグビー選手として、それ以外も) LO 山本 浩輝(石見智翠館) 1 選ばれると思っていなかったので嬉しかったです。高校入学時から高校代表を目標にやってきて達成できたのでよかったです。 2 高校代表としての責任や自覚が出てきました。世界と戦うためには自分自身もっと体を大きくしなければいけないし、技術面・精神面でももっと成長しなければならないと思いました。 3 代表が掲げている4H「低く・はやく・激しく・走り勝つ」を自分のプレーで発揮したいです。チームのためにしっかりと体を張り、チームの勝利に貢献したいです。 4 2019年のワールドカップに出場して、現役引退後は指導者になる。 LO 小瀧 尚弘(鹿児島実業) 1 素直に嬉しいと思った。自分の特徴を生かしチームに貢献しようと思った。また、世界のレベルを体感して今後のラグビーに生かそうと思った。 2 今回の高校代表にかける思いを知り、もっと自覚が必要だと思った。スコットランド・ウェールズに絶対に勝とうと思った。 3 2019年のワールドカップもあるので、ここで勝って日本の自信にしておきたい。大きい相手に低さと速さを心がけ、相手に走り勝ちたい。 4 大学でレギュラーをとれるように頑張り、卒業後はできればトップリーグでプレーしたい。日本代表になれるように努力したい。 FL 鈴木 秀明(岡谷工業) 1 まさか自分が選ばれるとは思っていなかったので正直驚きました。また本当に嬉しく思った。 2 強化合宿などで桜が入った練習着を着ることで、日本代表であるという自覚が持てるようになった。高校生の代表として誇り・プライドまた責任を持って戦わなくてはいけないと強く思うようになった。 3 とにかくスコットランドU18代表に勝つ!ということを意識し、1ケタのジャージを着て試合に出たいと思う。チームのためにたくさん走ってサポートをしっかりやりたい。 4 トップリーグでプレーしたい。また2019年の日本でのワールドカップで桜のジャージを着たい。 NO8 佐藤 穣司(日川) 1 嬉しかった。が2年生ということで先輩達ばかりなので不安だったけど、その中で選ばれたわけだから自信を持ち遠征に挑みたい。 2 不安な面もあったけど、やってやろうと思った。代表としての自覚を持ち勝負に行く。 3 日本のために体を張る。絶対に勝って帰ってくる。 4 まだ見えていないのでこの遠征を機に将来の自分を見つけて行きたいです。 ●3月21日(月) 本日はグラスゴーからウェールズ・カーディフへ移動しました。 朝7時過ぎにグラスゴーを出発し、9時間かかって移動しました。 選手達も少し疲れ気味でしたが、後2戦勝利のためにはそんなことも言ってられません。 夜はリーダーミーティングの後、キャプテンを中心にチームミーティングを行いました Menzies Hotel出発 本当にお世話になりました 選手ミーティング 本日はHO勝木選手(常翔学園)とPR東恩納選手(名護)、PR佐藤勇人選手(秋田中央)とPR松波昭哉選手(東福)、HO北出選手(東海大仰星)とLO大椙選手(国学院久我山)を紹介します。 勝木選手はチームソングリーダー、食事の合掌係にと意欲的に立候補をしてくれました。チーム内でも笑いの中心には彼の姿があります。 東恩納選手は洗濯係、佐藤選手はウェルパス(手指消毒)係をしています。 申し遅れましたが、この選手紹介の内容は事前合宿前に書いていますので、現在の日本の状況等にはふれられていません。 HO 勝木 来幸(常翔学園) 1 高校代表に選ばれたときの気持ち とても嬉しく思います。日本代表として、国の代表として自分の力の全てをかけて頑張りたいと思います。 2 高校代表に選ばれてからの気持ち 桜のジャージの重さを感じました。絶対にスコットランドに勝つという強い気持ちも生まれました。 3 遠征の抱負 必ず全勝で帰国することです。あと、チームのため、皆のために体を張って勝ちに行きます。 4 将来の自分、未来図(ラグビー選手として、それ以外も) 2019年のワールドカップに出場したいと思います。 PR 東恩納 寛太(名護) 1 高校代表に選ばれたときの気持ち まさか自分が選ばれるとは思いませんでした。選ばれて本当に嬉しいです。 2 高校代表に選ばれてからの気持ち 代表という自覚を持って一つ一つの練習を意識して頑張ります。 3 遠征の抱負 一本目で出れるように努力したいです。 4 将来の自分、未来図(ラグビー選手として、それ以外も) 尊敬される選手になりたいです。 PR 佐藤 勇人(秋田中央) 1 高校代表に選ばれたときの気持ち 高校の目標の一つだったので素直に嬉しかった。また、一つの良い経験を十分に楽しみたいと思った。 2 高校代表に選ばれてからの気持ち 2019年の皆さんからの期待という名のプレッシャーがあり不安がつのりました。 3 遠征の抱負 とりあえず全勝して2019年のW杯に有利に立てるように。さまざまな人達とコミュニケーションをとりたい。 4 将来の自分、未来図(ラグビー選手として、それ以外も) 走れるデブを目指し、自分と同じ思いの子供達に夢を与えられる選手となり、2019年のW杯に出場! PR 松波 昭哉(東福岡) 1 高校代表に選ばれたときの気持ち 来たくても来れない人もいるという気持ちを持ち、一生懸命やりたい。支えてくれる父や母に感謝したい。 2 高校代表に選ばれてからの気持ち 積極的に練習をし、スタメンとして出られるように頑張りたい。チームに必要とされるようなプレーヤーになりたい。 3 遠征の抱負 全ての試合で勝つ。スクラムで負けない。 4 将来の自分、未来図(ラグビー選手として、それ以外も) 2019年にワールドカップに出られるようなラグビー選手になりたい。 HO 北出 卓也(東海大仰星) 1 高校代表に選ばれたときの気持ち 素直に嬉しかった。選ばれたからには頑張ろうと思いました。 2 高校代表に選ばれてからの気持ち 責任感がだんだん強くなっていき、絶対に勝たないといけないという気持ちになった。 3 遠征の抱負 必ず全勝で帰国する!! 4 将来の自分、未来図(ラグビー選手として、それ以外も) 2019年World Cup出場 LO 大椙 慎也(国学院久我山) 1 高校代表に選ばれたときの気持ち 素直に嬉しかったし一年間必死に頑張ってきてよかった。 2 高校代表に選ばれてからの気持ち 全ての行動で日本代表としての自覚をしっかり持つ。肉体的にしんどいけど常に精神的に緊張しなきゃいけない世界だと思った。 3 遠征の抱負 自分がチームのために体を張り、自分が今どのレベルか確かめたい。必ずスコットランドU18に勝つ! 4 将来の自分、未来図(ラグビー選手として、それ以外も) 大学で試合に出て必ず日本一になりたい。ラグビーを続けて立派な社会人になる。 勝木選手 勝木選手(右) PR東恩納選手(左) PR佐藤選手(右)、PR松波選手(左) PR北出選手(左)、LO大椙選手(右)