2011年10月22日(土)、ニュージーランド・オークランドにて「ラグビーワールドカップ(RWC)2019告知ファンクション」が開催されました。

ファンクションはオークランド市内中心部にあるRWC2011最大のファンゾーン内「クラウド」のラウンジにて、国際ラグビーボード(IRB)関係者、IRB加盟ユニオン代表者、ニュージーランド政府関係者、および世界中のメディア関係者など合計約330名が参加して行われました。

「ラグビーワールドカップ2019」ファンクション報告
森喜朗 日本協会会長/RWC2019組織委員会副会長(枠内、左:ベルナール・ラパセIRB会長、右:マリー・マカリーNZ外務大臣)

ファンクションの冒頭、IRBのベルナール・ラパセ会長は「私たちは世界で最も人口の多い地域でRWCという大会を開催できるということに心から喜びを感じています。私たちはRWC 2019組織委員会とともに、アジアというラグビーにとって新たな地を開拓するというビジョンを共有し、強いつながりをもって一緒に取り組んでいます。2007年以降、アジアにおけるラグビー人口は18%増加しています。ラグビーがもっとあらゆる人の心をつかめるよう、私たちは2009年から2012年にかけて1億5千万ポンド以上を投資しています。
日本でのワールドカップは、世界最先端の技術、世界有数の企業のサポート、施設、交通網、そしてもちろん素晴らしい文化をもって、大成功するものと確信しております」と日本大会への期待を語りました。

続いてニュージーランド政府よりご出席いただいたマリー・マカリー外務大臣は「今、ニュージーランドと日本の結びつきは非常に強いものとなっています。私たちはこの友好な関係を継続し、今年ニュージーランドで行われたRWCの経験・知識をぜひ日本にも繋げていきたいと思っています。ニュージーランド政府としても、日本のRWC 2019開催を全面的にサポートします」と力強く話しました。

また、森喜朗・日本ラグビーフットボール協会会長(RWC 2019組織委員会副会長)は「2019年に日本で開かれるワールドカップは、アジアで初、そして、ラグビー伝統国以外では初の大会であり、私たちは、ラグビーをもっと世界で人気のあるスポーツにするため、グローバル化するため、大きな責任を持っていると思います。

開催国としてふさわしい協会に成長するため、現在、代表の強化、2019年までに全国2万の小学校でタグラグビーがプレーされる環境づくりなどの青少年へのラグビー普及など様々な方面から準備をしています。

さらに、来年IRBワールドセブンズシリーズの東京開催が決定し、8年後のワールドカップ開催へ向けての準備という意味も含め、来日してくださる16か国のチーム、そして皆様に満足いただける大会にしたいと思っています。また、現在、2019年に向けて国立競技場の改修案も上がって来ています。
私達は世界のラグビー選手とラグビーファンをお迎えする準備を着々と進めています。2019年に皆様のお越しをお待ちしております」とご出席いただいた皆様に感謝のご挨拶と2019年に向けた決意を話しました。

「ラグビーワールドカップ2019」ファンクション報告
RWC2019に向けて乾杯

ファンクションでは、ラパセ会長、マカリー外務大臣、森会長、竹田恆和組織委員会副会長(日本オリンピック協会会長)・遠藤利明衆議院議員(RWC 2019組織委員会副会長・RWC 2019日本大会成功議員連盟幹事長)の5名による鏡開きが行われ、「Japan Rugby 2019」と印字された酒升で乾杯。その後参加者全員で日本酒や日本食をいただきました。

会の中では参加者同士が交流を深める中、将来はアジアの女子7人制国際大会を日本に誘致するなど、今後8年間の準備計画の一部も紹介されました。

ファンクションの最後には参加者全員参加による「一本締め」。2019年の大会成功に向けて、参加者全員が心をひとつにしました。

「ラグビーワールドカップ2019」ファンクション報告
多くの皆様にご参加いただきました
「ラグビーワールドカップ2019」ファンクション報告
日本の味を楽しむ参加者