■高校代表遠征9日目:2012年3月19日(月)

遠征9日目、本日でイタリアの日程を終えフランスに移動します。高校代表としては初めてのイタリアでしたが、通訳の方々をはじめ現地リエゾン、ホテルの方々と多くの皆様にお世話になり無事に日程を消化することができました。試合のほうは勝利という目標を達成することはできませんでしたが、チームはこのイタリアでの生活で着実に成長しています。明日からはフランスでの日々がスタートしますが、イタリアでの経験を生かしフランスの地で結果をだすことがお世話になった方々への恩返しとなります。今年のチームはまだまだ成長します。それは選手たち自身が常に向上心を持ち続け、チームのために貢献しようとしている姿が随所にみられるからです。フランスの2試合でのパフォーマンスに期待してください。

2011年度 高校日本代表「イタリア・フランス遠征」レポート
ホテルの方へ木村キャプテンから記念品の贈呈
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全員で記念写真
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本日でチームを離れる中竹CDからの激励 お世話になったホテル・大きな松がシンボルの温かいホテルでした
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バス移動中・世界の車窓から 世界の車窓から・その2
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移動中もコンディショニング・休憩中のストレッチ

【選手紹介】
今回は、ミッドフィールドの切り込み役CTBのメンバーです。今年のチームの柱であるシャローディフェンスとフラットアタックを文字通り体現する重要なポジション。甘いマスク!?の内に秘めた闘志は燃えさかる炎のように熱い男たちです。

紀伊皓太選手:小柄でもスピードとアングルチェンジという日本の武器を使って世界に勝てることを証明します。
堀田隼平選手:アングルチェンジに命をかけます。
西前耕平選手:外国人に対して決して引かないディフェンスをします。
松田力也選手:果敢にしかけるアタックで勝負します。

以上の4名です。イタリアの2戦でもアタックにディフェンスに常に前に出ながらコンタクトを恐れず真に「切り込み役」のプレーでチームを勇気づけました。フランス戦では切れ味鋭い刃物のようなプレーでチームを勇気づけることは間違いありません。

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センター陣。松田選手・紀伊選手・西前選手・堀田選手
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可愛く、ハンズアップ
■高校代表遠征8日目:2012年3月18日(日)

遠征8日目、本日は遠征第2戦のU18イタリア代表戦です。天気予報では曇り時々雨という予想でしたが、天気は晴れでした。
試合のキックオフが14時のため食事時間の調整があり、9時からの体操とその後のブランチから一日が始まりました。大石トレーナーのリクエスト通り2種類のパスタを中心に炭水化物を十分に補充しました。その後ジャージ授与式では、国歌斉唱の後に前田団長から選手一人ひとりにジャージが手渡され、決意表明がありました。日本代表の標榜する4Hに加えて、本チームの強みであるDF・タックルからのターンオーバーと、フラットアタックからゲイン・トライという具体的な目標設定を行い、『桜の誇りを胸に勝利をもぎ取る』という意思を全員で統一しました。

今回は初戦とは異なりバスで15分ほどのリボルノ市内のグランドで、ピッチは芝生と野草が混じった状態でした。記念写真撮影の後セルフアップから開始し、いつも以上に気合の入ったアップで勝利への決意を感じるいい入りでした。本日の試合でもジャパンの入りはよく、敵陣でのフラットアタックと順目への攻撃でゴールラインへ迫ります。しかしハンドリングミス・ペナルティから自陣へ攻め込まれ、前半5分、ラインアウトからのモールでイタリアにトライを奪われました(G成功:0-7)。しかし、その後すぐに攻め込み、前半8分、SO山沢のPGで得点(3-7)。その後も敵陣でゲームを進め、前半31分、PKからのクイックでCTB堀田がトライを返しました(G成功:10-7)。前半は狙いとした4H・DF・タックル・順目アタック・フラットアタックも実践でき、全体的にジャパンペースで試合が進みました。一方イタリアは初戦のジャパンのシャローDFを十分に研究したATをしかけてきており、この試合へのイタリアの意気込みを感じました。

後半に入ると、前半とは異なりイタリアが攻勢をかけます。しかしジャパンもNo.8坂手らを中心とした激しいタックルで連続攻撃を許しません。しかし後半5分に中央にトライを許します(G失敗:10-12)。その後は一進一退の攻防が続き、ジャパンも狙いとしたAT・DFを繰り返しますが、決め手に欠き得点することができません。後半26分、ジャパンのDFでのプレッシャーからイタリアがハンドリングミス、このミスをつきターンオーバー、さらにこれをWTB近藤が右隅に持ち込みトライ(G失敗:15-12)。この後のリスタートからジャパン陣内に入られますが、ジャパンも激しいタックルで応酬します。しかし後半31分、自陣ゴール前ラックから左に展開されイタリアがトライ(G成功:15-19)。この後もジャパンは激しいアタックを仕掛けますが、要所でのミスが響き得点することができずにノーサイド。15-19での敗戦となりました。敗戦の中にも、特に前半に目標としたAT・DFができたことは収穫となりました。

◎木村主将
「第1戦の反省を生かして試合に臨むことができ、意思統一したことができた。しかしそれでも敗戦となってしまい、この不足部分が国際試合というものかもしれないが、もう一度しっかりと整理して残り2試合に臨みたい」

◎松井監督
「前回より非常に内容の高いゲームとなりましたが、やはりラスト5-10分に逆転され昨年のウェールズ同様に今回も逆転負けを喫した。最後に走り勝つためのフィジカルが不足している点を克服できなかったのは監督の責任である。選手はプラン通りの試合展開をしてくれました」

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FWウォーミングアップ(円陣)
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U18Italy
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高校Japan
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お世話になった方々と
■高校代表遠征7日目:2012年3月17日(土)

遠征7日目、明日は遠征第2戦・U18イタリア代表とのゲームです。今日は明日のゲームのリハーサルも兼ね遅めの起床。9:00からホテルのミーティングルームにてストレッチを入念に行いました。ストレッチ後は9:30からブランチ、食事の時間もキックオフ時間を考えて設定、食事内容もゲームに必要なエネルギー源を効果的に摂取できるよう炭水化物中心のメニューです。食事後は各自コンディショニングを行いました。

午後は明日の試合会場であるリヴォルノのカルロ・モンタノ・スタジアムにて練習。ロッカールームやスタジアム内の施設を確認し、その後グラウンドでキャプテンズランを行いました。木村キャプテンを中心に選手自らメニューを考えて、セルフアップ、ユニット、チームランを行い約1時間で終了。短い時間でしたが、初戦の反省を生かし順目に早くボールを動かすイメージを全員で確認しました。

明日は遠征第2戦、相手はU18イタリア代表チームで手強い相手ですが、ジャパンの低さと速さを最大限生かしたテンポの速いラグビーを展開できるかがポイントになります。選手たちも明日の試合が今後のチームの勢いを左右する重要な試合であることは理解しています。
「一歩も引かず、アタックもディフェンスも前に出続ける」
彼らにしかできない、積極的なラグビーが勝利に導くと信じています。

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朝のストレッチ 朝のストレッチ
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雰囲気のあるスタジアム ロッカールーム
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キャプテンズラン サポートを分厚く
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素早く、高く
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モールドライブ ラインアウトから
■高校代表遠征6日目:2012年3月16日(金)

遠征6日目、本日も快晴! イタリアに来てから1週間近くになりますが、天候に恵まれ暖かい日々が続いています。食事も日本食は出ませんが、味付けが日本人の舌に合う物ばかりで選手たちも元気いっぱいです。
午前は第1戦のレビュー。チームミーティングでは映像を交えながらチームとして良かったところと修正すべきところを共有し、次戦に向けて具体的修正点を確認して午後の練習に備えました。

午後の練習のテーマは「リアクションスピードを意識する」こと。各選手が常に次の動作への働きかけを素早く行うことを意識して練習に取り組みました。セルフアップから始まり、ごはんとみそ汁を種目を絞って行いました。次に中竹コーチングディレクター兼U20日本代表監督のリードでタックル局面での修正ドリルを行いました。この練習ではタックル後の立ち上がりと、エリアをとることを意識して修正を行いました。その後はチーム練習とユニットを行い練習を終了しました。短い時間ではありましたが、選手たちの動きもよくまた集中もあり非常に活気のある練習ができました。次戦に向けて上々の滑り出しです。

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第1戦のレビュー コアヒット
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パンチヒット 2 on 1BD
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中竹コーチングディレクター兼U20日本代表監督からの修正ポイント タックラーの役割を再確認
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ブレイクダウンの修正練習 タックル後の修正練習
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チーム練習

【選手紹介】

本日より、順番に代表選手の紹介を行っていきます。第1弾は、今年のチーム戦略のカギであるスクラムを支える第1列のメンバーです。一言ずつもらいました!

植木悠治選手(Pro):外国人に負けないスクラムを組みます!
平野翔平選手(Pro):外国人をふっとばします!
須藤元樹選手(Pro):RWC2019に出場するためのステップアップの場として遠征を頑張ります。
浅堀航平選手(Pro):外国人のスクラムをめくりあげます!
坂手淳史選手(HO,No8):日本の代表として外国に負けないタックルを見せつけます!
中村駿太選手(HO):自分の強みを世界で通用させます!

以上の6名です。今年の1列は異常に明るい、チームのムードメーカー的存在です。次戦では最前列でイタリア相手に真っ向勝負を期待しています。

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植木選手・浅堀選手・中村選手
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平野選手・坂手選手・須藤選手
■高校代表遠征5日目:2012年3月15日(木)

遠征5日目、初戦から一夜明けました。昨日の試合は残念な結果でしたがまだ序盤。昨日の経験を生かしこの遠征で試合ごとに選手が成長することが大事。次に向けて気持ちを切り替えるための1日です。午前は体のコンディショニング、近くのプールをお借りして、FW・BK別にプールリカバリーを行いました。

午後はバスに乗ってピサに半日観光、直前合宿からここまでずっと気を張ってきた選手たちにとってはまたとない心のコンディショニングです。ピサといえば「斜塔」。写真などで幾度となく見ている光景ですが、実際に見てみると予想以上に傾いているな! といった印象です。選手たちも斜塔を前にお決まりのポーズで記念写真をとっていました。
その後はピサの街並みを全員で歩きながらメインストリートへ。ここでいったん解散、各自お土産を買ったり、ジェラートに舌鼓を打ったりと思い思いの方法でピサ観光を満喫しました。観光はみなおそろいのウェアで行きましたが、ことあるごとに地元の人や観光客から声をかけられました。選手たちはその都度元気のよい挨拶や、丁寧な応対など日本からの親善大使としての立ち振る舞いを見せてくれました。代表選手としてグラウンド以外でも良い経験ができ、成長を実感できる光景でした。
今日は身も心もリフレッシュの日、明日からはまた次戦に向けての自分との戦いが始まります。

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今から観光・バス移動 駐車場からピサの斜塔へ
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街中の露店
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有名なピサの斜塔が目の前に
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ピサの斜塔お決まりの撮影ポーズ 記念写真
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現地の人と全員で
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芝生にたたずむ中竹コーチングディレクター兼U20日本代表監督 ショッピングに向けて移動
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イタリアの音楽家? 夕暮れのピサの斜塔
■高校代表遠征4日目:2012年3月14日(水)

遠征4日目、いよいよ初戦です。今日も好天に恵まれ朝の散歩からスタート、恒例になったビーチでのストレッチですが、選手の表情もいつになく引き締まったものでした。
午前中はジャージ授与式、国歌斉唱の後、前田団長から選手一人一人にジャージが手渡され、団長・松井監督・木村キャプテンからそれぞれ、今日のゲームに対する決意表明がありました。それぞれ言葉は違いますが、「桜の誇りを胸に、全力を出して、勝利を掴む」という意思統一をし、試合に臨みます。

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ジャージ授与式の模様 ジャージ授与
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団長決意表明 監督決意表明

午後は昼食をとり試合会場へ。1時間の移動で会場に到着しました。昨日の会場練習とは異なり多くの関係者・観客がつめかけ、否が応でも試合の緊張が高まります。そんな雰囲気の中17:00 ジャパンのキックオフでゲーム開始。
前半は両チームともにボールを動かしながらキックで陣をとる展開、5分にジャパンが敵陣深く攻め入りマイボールラインアウト。モールからブラインドを攻め、トライかと思われましたが、痛恨のノッコン。最初のチャンスを逃しました。その後はイタリアが体格で勝るFWのラインブレイクから効果的に陣を取り、8分、19分にゴール前のFWラッシュでトライを奪い、10-0とリード。ジャパンも前に出るタックルで簡単には取らせない粘りのDFを見せますが、反則でゲームの支配権を奪うことができません。26分にゴール前のPKからクイックタップで5番・ハフォカ選手が飛び込み10-5と得点を返して前半終了。

ハーフタイムで「キックを減らし、積極的にボールを継続して攻撃することを」意思統一して後半へ。後半はジャパンのリズム、積極的な攻撃を仕掛けますが、ミスと反則で15分にPG、19分にPKからの速攻でトライを取られ、20-5とされます。しかし、ジャパンはここから反撃、DFでの集中力を切らさず前に出るタックルでチームのリズムを取り戻すと、素早い展開から23分、31分に12番・松田選手がトライを奪い20-15まで迫りましたが、一歩及ばずノーサイド。惜しくも敗戦となりました。
しかし、ゲーム後の松井監督・木村主将のコメントは一様にミスで自滅をしたことが敗因と分析、木村主将からは通用する部分も分かったので次の試合に生かしたいと力強いコメントがありました。次戦は勝利目指して頑張ります。

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ゲーム前のセレモニー ゲーム前アップ
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ゲームの模様・スクラム
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前に出るDF
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アフターマッチファンクション アフターマッチファンクション
■高校代表遠征3日目:2012年3月13日(火)

遠征3日目、今日も好天に恵まれ朝の散歩からスタート。ホテルのプライベートビーチでストレッチを行い、チームソングの練習を行いました。
午前は明日の試合に向けて、DFアップ、タックル、ユニットを行ったあと、キャプテンズランを行い練習を終了しました。

午後は明日の試合会場であるフィレンツェのサン・バルトロ・チントーヤに会場見学に行きました。会場は新しくできたグラウンドで、最初に使用するのは高校代表という好運に恵まれました。ロッカールームやスタンドなど会場全体の雰囲気を確認した後、約40分間タッチフットやラインアウト、キックなど軽めの運動でグラウンドの感触を確かめました。選手たちはリラックスしたムードの中、各々に芝の感触を確かめていました。

明日はいよいよ遠征の初戦、相手はU18イタリア代表Bチームで手強い相手ですが、キャプテン以下チームのまとまりもよくなっており、目標である4戦全勝を達成するために重要な試合です。チーム一丸となって戦いに臨みます。

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朝日 ストレッチ
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唄の練習
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ロッカールームにて DFアップ
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タックル チームラン
■高校代表遠征2日目:2012年3月12日(月)

遠征2日目、昨日の長時間の移動から一夜明けいよいよチーム始動です。高校代表の到着を歓迎するかのような好天の中、起床後の散歩からスタートしました。イタリアでの宿舎はピサ郊外の海岸沿いで非常に静かな田舎町です。海に面しており、ホテルのプライベートビーチでストレッチを行いました。

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宿泊しているホテル玄関 朝の体操。ホテルのプライベートビーチにて

午前の練習は最初にホテルでミーティング。セレクション合宿から今年のチームがこだわってきた、柱になる基本プレーの重要性を再確認しグラウンドでの練習に向いました。イタリアでの練習拠点はCPOティレニアというトレーニング施設で、ホテルから10分ほどの立地。国のナショナルトレーニング施設でラグビーだけでなく様々な種目の選手がトレーンングを行っている環境です。
午前の練習はリカバリーが目的、大石トレーナーによるメニューを約1時間行った後、ユニットを行い練習を終えました。

昼食はイタリアン、パスタを中心に肉料理などボリューム満点の食事を取り午後の練習に向いました。午後の練習は最初に基礎スキル(ごはんとみそ汁)を行いました。ブレイクダウンでの低さ、速さを意識したメニューを中心に行いました。その後はアタックのドリルを行い、最後にDFの確認を中心にチーム練習を行いました。

本日は移動後初のチームセッションでしたが、選手の表情は明るく活力に満ち溢れていました。食事や入浴などグランド以外の面で、日本とのギャップに戸惑うこともありますが、全てが明日につながる経験としてプラスに考え頑張ってほしいと思います。

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ハンドリング練習 司令塔
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昼食メニュー 練習前ミーティング
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ごはんとみそ汁 DFの確認
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現地サポートの方々 チーム練習(DFの確認)
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イタリアでの試合球・日本のボールと感触が違います
■高校代表遠征1日目:2012年3月11日(日)

10:25、フランクフルト経由フィレンツェ行の飛行機で、高校代表はイタリア・フランス遠征に出発しました。途中フランクフルトでのトランジットを含め、バスと飛行機を乗り継いで現地時間11日21時(日本時間12日5時)無事ホテルに到着しました。

ホテルは斜塔で有名なピサ市のティレニアという町にあり、非常に静かなところです。さすがの選手たちも24時間にわたる移動には疲れ気味ですが、これも貴重な経験、将来の日本代表を目指す選手たちにはこの遠征で経験すること全てが、明日への糧になることでしょう。明日から第1戦に向けての新たなチャレンジが始まります。

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