メンバー・スケジュール

2月22日

強化合宿も最終日となりました。今日も早朝S&Cからスタート。選手もスタッフも疲労はピークですが、BAKUHATSU ALL OUT します。本日のS&Cは全員のBAKUHATSU ALL OUTしている表情を目標に撮影したのですが、ぶれている画像が多いことお許しください。特にアシペリ選手は大きくて、動きが激しいので、上手く撮影できませんでした。(その代りに前日の激励会より素敵なSmileを…。)

 午前の強化合宿ラストセッションもTeam MTG→Walk Through→練習のルーティンで進めていきます。MTGでは各コーチから昨日の近大とのAD(アタックディフェンス)の映像を元にレビューと今日の練習の指針が示されました。監督からはアイルランドに勝利するというゴールに対しての現在地について厳しい指摘もありました。

晴天に恵まれた最終セッションでは、選手間のコミュニケーションの高まりが感じられました。やはりラグビー選手はAD(アタックディフェンス)とは言え、試合をすると結束力は倍増します。ラストメニューは「High Speed Rugby」の心臓とも言うべき里コーチによる「Speed」のメニューといつも通り「BAKUHATSU ALL OUT」です。爆発的に全てを出し切り、「UPGRADE!!」完了です。

シャワーと昼食そして、お借りした施設の片付けと清掃をさせていただき、閉講式を行いました。樋口前監督と薬師寺監督からは、アイルランドは君達の想像以上の強さがあり、それを知っているのは監督はじめスタッフと昨年を経験したごく一部の選手だけであり、ゴール達成に向けて何が必要かを知っているこのスタッフを信じ、更なる覚悟を持って直前合宿で再会しようというお話がありました。

最後に参加スタッフ・選手全員で円陣、握手を交わし、直前合宿の際に、更に成長した姿で再会することを約束して、強化合宿全日程を終えました。直前合宿は3月13日より、天理市・天理大学で行われます。


 
今合宿開催にあたり、近畿大学様をはじめ同ラグビー部・同じく附属高等学校の皆様には、準備の段階から多大なる御尽力を賜り、大変お世話になりました。お陰様で大変充実した、ストレスのない合宿を実施することができました。この場をお借りして心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました。


2月21日

第43期高校日本代表強化合宿3日目も早朝S&Cから一日が始まります。近畿大学様の素晴らしい施設をお借りし、テーマは「Explosion PULL」。4人一組のサーキットトレーニングで激しく追い込み、トレーニングルームは熱気に包まれていました。

附属高等学校様の食堂でバランスの取れた朝食をいただき、短時間で有効なレストを挟んで、今日もTeam MTG→Walk Through→練習のルーティンで進めていきます。

「Beat Ireland!!」を達成するための「High Speed Rugby」を「UPGRADE!!」することが今合宿のテーマであり、午前の練習も「Second(セカンド)」等こだわり続けてきたキーワードが飛び交う中で高強度なメニューが続きます。BD(ブレイクダウン)のパートでは、アイルランドに通用するコンタクトを獲得するため、今日も菊谷崇FWコーチと北川俊澄スポットコーチ両名が自ら身体を張って指導します。先日現役を引退されたばかりの菊谷コーチと現役トップリーガーである北川コーチ、共に日本代表を経験され世界と戦ってこられた二人に全力でぶつかり、ダブルタックルで倒す練習は数十本も続けられました。

Unitの練習では、今回も参加いただいているU20日本代表遠藤哲HCの指導の下、スクラムを細部まで徹底し、鍛え上げます。同じくBKは薬師寺監督自ら実践しながらアングルチェンジを中止にマイクロスキルを落とし込みます。

そこには正に「Beat Ireland!!」に対する選手と指導者の「覚悟」がありました。
そして、これこそが第43期高校日本代表というチームの姿です。

午後は、昨日に続き、近畿大学ラグビー部の皆様の胸を借りて、UnitとAD(アタックディフェンス)を中心に練習が展開されました。ラグビー部の皆様におかれましては、素晴らしい環境を提供いただくだけでなく、チームの大切なお時間を割いて全てを我々に合わせていただきました。また選手の皆様は全力で戦っていただきました。我々はスキルだけでなく、多くの事を学ばせて頂きました。

更に練習後には中島茂ラグビー部総監督、鹿田昌司スポーツ振興センター事務長様、同附属高等学校より谷和人事務長様の御臨席を賜り、激励会を開催していただきました。豪華なお食事までご用意いただきました。これを受け、薬師寺利弥監督並びに福井翔大主将よりお礼の言葉を申し上げ、この御恩に対し、アイルランド代表との試合に勝利のご報告をすることでお応えすると決意を述べさせていただきました。

激励会後は、プロテイン等様々なサポートをいただいております株式会社明治の有光様から遠征に向けて、食事、栄養関わるご指導をいただきました。

そして、本日もTeam MTG→Walk Throughで締めくくりました。


2月20日

第43期高校日本代表の強化合宿2日目、本日も早朝6時のS&C Sessionからスタートするタフな一日が始まります。テーマは「Explosion PUSH」。PUSH系が中心です。全員が短時間で最大限の効果が上げられるメニューが展開されます。正しいフォームを徹底し、3人一組で行ったサーキットで徹底的に追い込みます。今日もジム内は凄い熱気に包まれました。

ALLOUTした選手達はジムを片付けて朝食に向います。今合宿の食事は近大附属高等学校の食堂と学校関係者の御協力を得て、平日の授業日にも拘らず三食ともスムーズにストレスなく、スケジュールを進行させていただいております。食後は限られた時間も有効利用してリカバリーにあて、午前の練習に備えます。

午前もTeam MTG→Walk Through→練習のルーティンで進められます。素晴らしいグラウンド、天候と恵まれた環境のもとで午前の練習がスタート。選手たちは自然と円陣を組み、気合を入れて練習に臨みました。

午後は、近畿大学ラグビー部の皆様に胸をお借りし、合同ユニットセッション。FWはスクラム、ラインアウト、モール、BKはアタックディフェンス、キックカウンターを行い、大変有意義な練習となりました。近畿大学ラグビー部の皆様、本当にありがとうございました。明日の午後はアタックディフェンスを予定しております。明日もよろしくお願い致します。

様々な面で合宿をサポートいただいている近畿大学ラグビー部の皆様、主将の竹内選手、準備の段階からサポートしていただいている。二年生の西出選手。

練習を終えた選手は直ちに移動し、名門近畿大学水泳部のプールを特別に利用させていただき、プールリカバリーを行いました。夕食を挟んでTeamMTGを前に選手が主体的にMTGを始めました。一歩ずつチームが前に進んでいます。その後今田コーチから映像の共有と分析に関わるMTGがあり、今日もWalk Through締めくくりました。


2月19日

セレクション合宿を経て、遂に第43期高校日本代表が決定し、集結しました。今回初めて近畿大学様、並びに付属高等学校様の多大な御協力を賜り、強化合宿を執り行うことができました。

約2週間ぶりに顔を合わせた選手たちは、JAPANのウェアーに身を包み、メディカルチェックを経て、結団式に臨みました。はじめに、3月17日に出発するアイルランド遠征の団長、渡辺一郎氏(日本協会理事)並びに、全国高等学校体育連盟ラグビーフットボール専門部 天野副部長から、高校日本代表に選出されたことへの激励の言葉と、代表としてのプライドと支えてくれた全てへの人への感謝の想いをチャレンジで体現してほしい、という話がありました。

続いてスタッフ、選手26名一人ひとりの名前が読み上げられ、決意と覚悟の返事が会場に響きました。そして、薬師寺監督よりこのチームの主将、副将が発表され、福井翔大主将、原田衛・上山黎哉・長田智希副将それぞれからメンバーに向けた熱いメッセージが伝えられました。

閉式後、チームミーティングへと移り、薬師寺監督より、TIDキャンプから一貫してきた第43期高校日本代表のGOALである「Beat Ireland!!」、それを達成するために積み上げてきたことの共有と、今合宿のテーマ「UPGRADE!!」が提示されました。期間中すべてを進化させることにこだわります。いよいよ「Beat Ireland」へのカウントダウンが始まります。

グラウンドへ移動したメンバーは、まずWalk Throughで理解とコミュニケーションを丁寧に深めていきます。今後もTeam MTG→Walk Through→練習のルーティンで「UPGRADE!!」していきます。その後、大石トレーナーによるウォーミングアップで高めていき、恒例の立ち幅跳びと1Kmの測定を行いました。

心配された雨もなんとか持ちこたえてくれた近畿大学様のグラウンドで、初日の練習に臨みました。今日の練習はDFとUnitを中心に構成されています。常にBeat Ireland達成を基準として構成されています。当然高強度が求められます。印象的だったのは、監督・コーチからの指摘の前にリーダーを中心にお互いに檄を飛ばし合う場面。練習中にどんどん成長し、チームの一体感が増していきます。

今回、特別コーチとして自ら参加いただいている北川俊澄選手も菊谷、馬場コーチとともに体を張ってくれました。ついにはKneeLine(膝下への低いタックル)とダブルタックルで倒される場面も…。

うって変わってUnitでは、細部にまでこだわり、丁寧な指導を受けました。とてもメリハリのある練習となりなりました。地元の中学生ラガーも見学に来てくれました。

そして選手は入念なストレッチで次の練習に向けてのリカバリー。またコーチ陣はその時間を利用してレビューを行います。僅かな時間も無駄にしません。

タイトなスケジュールですが、すぐにシャワーを浴びて夕食。その後宿舎に移動しました。

一日の締め括りもTeam MTG & Walk Throughを行い、怒涛の初日は終了しました。