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2月1日

44期高校日本代表セレクション合宿もいよいよ最終日となりました。本日のセッションを経て高校日本代表26名が選ばれます。

底冷えの早朝530分に昨日までの疲労もある中、引き締まった表情で選手たちは準備を始めます。6時スタートのS&Cセッション、いつもの様に10分前には全員が集合し、トレーニングに向います。

近畿大学様のトレーニングルームをお借りして、本日はPULL系を中心に行いました。里コーチはじめ、各コーチは5時に起床し、準備を行い、全員が短時間で最大限の効果が上げられるメニューが展開されます。そしてもう一つこのチームが大切にしているのはウォークスルーです。たとえ僅かな時間でも集中して丁寧に取り組みます。

附属高校食堂へと移動し、朝食を頂きます。3日栄養バランスの取れた美味しい食事を提供いただいた食堂の皆様、本当にありがとうございました。

短いレストの後、附属高校の演習棟教室をお借りして練習前ミーティング。薬師寺監督、各コーチから昨日のセレクションマッチのレビューと今日のプレビューでいよいよ最終セッションです。

44期高校代表のGOALであるウェールズ遠征に於いてU19ウェールズ代表に勝利すること“BEAT WALES”に向かって、この合宿期間中は、徹底的にDFの強化に取り組みました。最終セッションもそれを貫きました。セレクションという難しい環境の中でライバルとして、チームメイトとして互いを認め合い、高め合う姿が見て取れました。

グラウンドで行われた閉講式では、ユース統括樋口先生(新潟工業)より、「既に次への準備は始まっており、それぞれが最高の準備をしてください。26名に選ばれた者は勿論のこと、それ以外の選手も、バックアップとして今後遠征直前までいつ追加招集がかかるかわかりません。また、忘れてはならないもう一つのGOALである、今後U20日本代表やJAPANを目指し、ここからが新たなスタートであり、成長し続けることが大切である」ということをお話しいただきました。

締め括りは、第44期高校日本代表 薬師寺利弥監督のこの合宿の総括と今後についてメッセージが伝えられました。「選手諸君の頑張りにより、素晴らしい合宿となったことに感謝しています。GOALである“BEAT WALES”を達成するためには現状では到底たどり着けない、日本一を目指してきたこれまでのマインドを世界基準に置き、覚悟を持って更なる成長を誓うことが必要不可欠である」

今後、この40名から選出された第4426名は、強化合宿(21821日)と直前合宿(313日〜16日)を経て、317日よりウェールズ遠征に出発します。

今合宿開催にあたり、近畿大学様をはじめ同ラグビー部・同じく附属高等学校の皆様には、準備の段階から多大なる御尽力を賜り、大変お世話になりました。お陰様で大変充実した、ストレスのない合宿を実施することができました。この場をお借りして心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました。


1月31日

まだ真っ暗な早朝6時、S&C Sessionで二日目が始まりました。近畿大学様の素晴らしいジムをお借りして、里コーチの指導の下、ジム内は選手の熱気に満ちていました。濃密な40分の後、附属高校様の食堂へと移動し、美味しい朝食をしっかりいただきました。

短いレストを挟んで午前セッション。いつも通り里コーチによる「Speed」メニューからスタートです。目指すラグビースタイルである「High Speed Rugby」の完成に向けて、徹底して取り組み続けています。続いて2チームに分かれて昨日と同じくDFとDFBDのセッションを交互に実施します。今回はDFにフォーカスし、WALESを圧倒するDFの完成を目指し徹底的に取り組みました。高強度のセッションが展開。午後のセレクションマッチのチーム編成も発表され、ますます緊張感も高まってきました。

昼食とレストを挟んで、いよいよ午後セッション&セレクションマッチです。午前から降り始めた冷たい雨は強まり、難しいコンディションと言えるでしょう。しかしウェールズでは1日のうちに四季があると言われる程、雨の試合の可能性も高いだけに今回取り組んできたDFを中心にゲームが展開されるでしょう。より入念なウォーミングアップで選手のコンディションとパフォーマンスを高めます。

限られた時間の中で選手たちは自らの持てる力とここまで取り組んできたHIGH SPEED RUGBYを発揮するため、そして高校代表26名に勝ち残るため、チームメイトとアウトアップし合い、激しく体をぶつけ合う素晴らしい試合でした。無事に大きな怪我なく終えることができました。

本日の夕食は、近畿大学、同スポーツ振興センター事務長様、ラグビー部様主催の激励の食事会を開いていただきました。会に先立ち、中島茂総監督より激励のお言葉を頂戴しました。中島先生ならではのユーモアを交えたお話に選手、スタッフともに笑顔が溢れ、豪華なお食事とともに冷え切った身体も張り詰めていた心も温まり、素晴らしい時間を過ごさせていただきました。選手を代表して、流通経済大学付属柏高校3年葛西君が御礼の言葉を申し上げるとともに記念品を贈呈させていただきました。

この場をお借りして、あらためて心より御礼申しあげます。

宿舎へと戻り、今日もウォークスルーで締めくくりました。明日は最終セッションです。


1月30日

晴天に恵まれ、日差しが少し暖かく感じる大阪府東大阪市にあります、近畿大学東大阪キャンパスおいて、第44期高校日本代表26名を選出するセレクション合宿が本日より始まりました。今合宿は、近畿大学様並びに同ラグビー部様、そして附属高等学校の皆様の多大なるご協力により、開催されます。

最終選考に残り、招集された選手は40名です。第98回全国高校ラグビー大会も熱戦、激闘の内に幕を下ろし、決勝戦まで勝ち残ったチームの選手、また2年生については、新チームが始動し既に新人大会を戦っている選手など、全国各地でそれぞれの現在を過ごしている40名が、ここからは同じ「GOAL」に向かって共に戦い、突き進む日々が始まります。

その「GOAL」とは、“BEAT WALES!!”『U19ウェールズ代表とのテストマッチに勝利する』ことです。もう一つは『将来のJAPANを目指し、高い意識を持って成長し続ける』こと。ここに集まった選手は、この二つを達成できるチャンスと可能性を持った選手であると評価された40名ということです。

ウェールズ遠征中に、3試合予定されています。世界ランキング3位の国のU19代表と戦います。体格だけでなく、歴史と伝統に裏付けされた高い技術を持ったチームに勝利するために『High Speed Rugby』を掲げ、これを最後までやり通し、必ず勝つという『覚悟』を持った選手26名が選出され、ウェールズ遠征に向けた強化合宿並びに直前合宿へと進むことができます。

開講式において、全国高等学校体育連盟ラグビー専門部副部長 天野先生並びに日本協会 男子15人制日本代表 山神強化副委員長より激励のお言葉をいただき、選手達は緊張感と決意を新たにしました。

つづいて、第44期高校日本代表薬師寺監督より、第44期のGOAL、THEME、2018年6月、9月、12月の合宿で積み上げてきたもの、それを受けたこの合宿のTHEMEとセレクションポリシー等が提示され、選手の『覚悟』を確認しました。

 

グラウンドに移動し、しっかりとウォーミングアップを行い、立ち幅跳びと1Km走の測定。

その後、里コーチによるスピードセッション、『High Speed Rugby』の心臓です。

2チームに分かれて、DFとDFBDのセッションを交互に展開。DFは高橋コーチ、今田コーチ、DFBDは菊谷コーチ、馬場コーチが担当しました。

ユニットセッションでは、FWはラインアウトの基本スキル。BKは引き続きDFに取り組みました。

どのメニューも基本を徹底しながらハイスピードラグビーのキーワードである“Second”を意識したトレーニングとなっています。

今回の食事については、近畿大学附属高等学校様の生徒食堂を運営されている淀川食品様にご提供いただいております。附属高校様には、ミーティングスペースもお借りしています。お陰様でタイトなスケジュールもスムーズに進めることができました。

宿舎に戻り、ミーティングとウォークスルーとストレッチと捕食、水分補給で初日を締めくくりました。