メンバー・スケジュール

 

3月17日

本日のレポートは、今回のジュニア・ジャパン遠征に参加したスタッフを紹介します。

水間良武監督と森田恭平アシスタントコーチ。就任発表から合宿、遠征と短期間の準備でしたが、チームは全ての試合で4トライ以上のボーナスポイントを獲得しました。選手達に常に考えさせることを求め、最終戦では良い判断が多くみられました。

チームを支えたメディカルチーム久々知修平ヘッドアスレティックトレーナー、萩原章雄アスレティックトレーナー、中谷創ドクターのメディカルチームの充実は、選手のケガの予防やリカバリーで力を発揮してくれました。

浦山真吾S&Cコーチ。毎日のフィジカルトレーニングや食事のチェック、体重管理など選手に寄り添い、きめ細やかなサポートを実行してくれました。中3日で試合が行われる今大会、短期間でのリカバリーは浦山コーチのお陰です。

立川公介ヘッドアナリスト。対戦相手やジュニア・ジャパンのゲーム分析を担い、練習中のビデオ撮影など常に仕事が連続します。立川さんの出すゲーム分析が、チームの勝利に貢献しました。

ビデオ撮影は中山光行技術委員長。

チームリエゾンのワキさんは、日本チームのリエゾンは15試合以上担当。フィジー戦の前にいただいたスピーチは選手の心に響きました。

ロジスティックマネージャーの波多野さん。チームの活動を支え、色々なイベントを現地で調達してくれました。


3月16日

ワールドラグビーパシフィック・チャレンジ2019最終戦、トンガA戦を迎えます。今回のジュニア・ジャパンのチームとして戦う最後の試合となります。短期間ではありますが、チームが作り上げたラグビーを全て発揮できるよう試合に臨みました。

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前半からアタックマインドを持ち続け、得点を重ねるジュニア・ジャパン。また、相手の前半の得点を1トライのみに抑えたディフェンスも、チームが成長した証です。

後半にも加点し、また登録メンバー全員がピッチに立ちました。試合終了間際、最後までアタックマインドを持ち続けたジュニア・ジャパンはペナルティトライを決め、39-10でトンガAに勝利しました。

大会全3戦を戦い、ジュニア・ジャパンは2勝1敗、勝ち点は全試合で獲得したボーナスポイントを含め11となり、4チーム中2位で大会を終了いたしました。

大村昌弘大使夫妻がゲームをご観戦され、試合後にロッカーを訪れて選手をご慰労下さいました。


3月14日

このツアーを通じて、強度のコントロールは有りますが、フィジカルトレーニングは欠かさず組み込まれています。トレーニングを行っているのは、フィジーラグビー協会のハイパフォーマンスセンターで、年々器具が充実しており、有難く使用させて頂いている場所です。

全員で励まし合いながら行ったフィジカルトレーニングの後は、ロジスティックマネジャーとしてジュニア・ジャパンの遠征全体のお世話をしてくれているJTBの波多野さんからサプライズで、トレーニング会場近くのビーチパークでホットドッグを出来るよう準備をしてくれていました。パークでリラックスしながら、BBQスタンドでホットドッグを作る選手たち。大いにリフレッシュできたようです。

この遠征中は本当に雨に当りません、練習の無い時にはスコールが毎日のように降りますが、練習中やイベント中は全く雨に当らず、フィジーの太陽を浴びてチーム全員が真っ黒です。

リフレッシュができ、ホテルに戻ってからのリカバリーやアイスバスでの選手の表情も、いつも以上に楽しそうに見えます。

午後からはホテルから徒歩3分のアルバートパークで、最終戦に向けた練習が再開されます。福井キャプテンの後ろに見える時計の塔のある建物は、フィジー議会の建物です。フィジーにとってラグビーは重要なスポーツだと言う事が伺えます。

残すところツアーもあと2日となりました。更に結束を高めて最高の準備をします。


3月13日

本日の新聞です。悔しい現実を受け止め、次の準備に進むための一日は、少し遅めの朝食から始まります。

朝食が並ぶ横には、ホテルの方のお気遣いで日の丸の置物がありました。日本をホテルのスタッフの皆さまが応援してくれています。

朝食後は、ジムでのフィジカルトレーニングを行い、その後ホテルに戻り在フィジー日本国大使の公邸へお招きいただきました。

この日は日本大使館主催の日本で開催されるラグビーワールドカップ2019日本大会と2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、フィジーの選手団の方々をご紹介し、日本国として歓迎の気持ちをお伝えするというレセプションにお招き頂きました。

大村昌弘大使のスピーチに始まり、昨日対戦したフィジー・ウォリアーズのキャンプテンのスピーチ、記念撮影などを行い、日本食のランチが振舞われました。

大使館のレセプションの後は、リカバリーや治療、プレーヤーミーティング、リーダー&コーチミーティングを終え、レビューミーティングを行いました。

レビューミーティングの直前に、可愛いお客様の訪問を受けました。大使館職員の方の娘さんとそのお母さんがホテルに来てくださいました。昨日のゲームもスタジアムで応援頂き、改めての記念撮影をしました。最終戦にも来てくれるとのことで、何としても日本の勝利を喜んでもらえるように頑張ります。

ミーティングの前に第3タームの「Hero of Heroes」の発表が有り、斎藤直人選手が選ばれました。選出理由は、常に勝利への準備を怠らず、食事、リカバリー、トレーニングに対する姿勢がチームの模範になるというものです。

そして恒例のグループ対抗のゲーム大会。本日の種目は「山手線ゲーム」主題はアジアの国名や、世界の河川名など地理に関するものでした。

ミーティングでは各リーダーからのレビューに対し、コーチからの質問が有り応答するという形で進みます。「何故」「どうするべきか」など課題に対し、細かく掘り下げて深く考えるという事が求められます。起こっている事、出来ている事、出来ていないことから逃げず、ジュニア・ジャパンラグビーの追及を行いました。

今日が終わると、残り3日でこのチームの戦いが終わります。最終戦へ向けて万全の準備を行い、それぞれが「Hero」になれる様に頑張ります。


3月12日

パシフィックチャレンジ第2戦の相手は4年連続の優勝を狙うフィジー・ウォリアーズです。ジュニア・ジャパンが優勝するためには何としても倒さなければならない相手です。

この日、ホテルの食事会場では、ホテルの方々が我々を応援する演出をしてくださいました。食事については、毎日内容の感想を確認し、細かな対応をして頂いています。写真は試合前の「プレマッチミール」です。日本人にとってエネルギーの源は「お米」です。ホテルの心づくしの料理に加え、おにぎりでエネルギー補給をします。

ゲーム前のミーティングでは水間監督からは「アタックマインドで攻め続ける。」という事が指示されました。ロッカールームでは福井キャプテンが、「歴史を変える。」という事を伝え試合に臨みます。

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リスクを恐れずボールを動かしてアタックしたジュニア・ジャパンでしたが、ミスからターンオーバーされたボールをフィジー・ウォリアーズ特有の高いハンドリングスキルで、ゴールに運ばれトライを許します。連続してトライを奪われますが、ジャパンも取り組んできたアタックでトライを奪い、前半を26-12で折り返します。

ディフェンスでも後半の立ち上がりは、良くディフェンスしていましたが、フィジカルで優るフィジー・ウォリアーズがボールを簡単には蹴らず、なかなかターンオーバーできません。守る時間が増え、疲れが見えたところをコンタクトとオフロードパスでボールをつながれ、後半も先にトライを許してしまいます。

全体的に守る時間帯の多い日本は、なかなかフィジーからゲームの主導権を奪い返せません。その間トライを重ねられますが、数少ないチャンスからトライを奪い、4トライ以上に与えられるボーナスポイント1ポイントを獲得しました。

ゲームとしては完敗の内容でしたが、その中でもスクラムやモールというセットプレーでは、前回の反省を活かしモールを崩されない修正ができていました。また短い期間で取り組んだアタックの形も良くなっている面も多くみられましたので、敗戦は残念ですが最終戦のトンガA戦に向けて、しっかりとした準備をして更に成長したチームになってこのツアーを締めくくりたいと思います。

この日会場には、日本国旗を持って応援してくださるホテルの従業員の方々。

在フィジー日本国大使館の大村大使にもご観戦頂きました。


3月10日

昨日のリカバリーによりリフレッシュした状態で、新たなタームが始まります。まずは朝食前にスキルとアクティビティーにより、身体の準備を行います。

午前のトレーニング前に、森田コーチからフィジー・ウォリアーズの特徴について説明が有ります。コーチが一方的に話すのではなく、選手の感覚と実際に起こっていること、日本の優位性などについてミーティングが進みます。

午前のトレーニングでは、フィジー・ウォリアーズの特徴的なプレーへの対策について確認していきます。

ラインブレイクされた時の下がり方など、強度よりも精度を上げる事にフォーカスして練習が進みます。その後のユニットトレーニングと、欠かさず行われるフィジカルトレーニングで午前は終了です。

ホテルにはプールが併設されており、練習後のリカバリーに役立っています。アイスバスの様子。しっかりと冷えたバスの中に入り、その後プールで体をリラックスさせ、午前中が終了です。

午後の練習前には、恒例のグループ対抗のファンゲーム。本日のお題は「ピンポンパンゲーム」

午後練習に向けてのミーティングは、まず自ら考える時間から始まります。意見を出し合い、考えて整理できたところで、アタック担当の森田コーチからジュニア・ジャパンのアタックの優位性について説明が有りました。数値からも映像からも短時間のチーム作りの中でも、しっかりと戦う武器ができている事を認識しました。

ミーティングの締めはリエゾンのワキさんからのメッセージです。何度と日本のお世話をしてきた思い、自分は日本が好きで、心はジャパンチームとあるという言葉は、選手にも響いたと思います。ジュニア・ジャパンに勝ってもらいたいという思いを話し、徹底的に戦えば必ず勝つチャンスが大いにあるという言葉も、自信としてチームの成長を促してくれました。

午後の練習は、「トップアップ」と呼ばれるスキルの練習からスタートです。

グラウンドのすぐ横では、現地の方たちもスポーツに興じています。

チームアタックとディフェンスライン整備を中心に午後の練習は進みます。練習の中でも僅かな気持ちの持ち方について、水間監督の指示が出ます。持てる力を常に出すこと、強度は抑えても一つ一つの役割を確実に果たすこと、チームのスタンダードを上げるためには、一人ひとりの精度とエネルギーの発露が求められます。まだまだコーチからの指摘で変わるところも散見されますが、チームとして成長を感じる練習でした。

本日の締めは、田村選手。彼の真面目な人柄が出ている締めでした。

その後の個人練習では、フォワードはスクラムチェックを行いました。自分達の形を体で感じるだけでなく、映像でもチェックしながら感覚と求める姿勢を合致させていく地道な作業を繰り返します。

午後は空が厚い雲に覆われていましたが、この日も練習時間の間は、雨が降らず、フィジーの気候としては珍しく、ここまで雨に会わずに練習ができています。


3月9日

本日はゲーム翌日という事もあり、朝は少しゆっくりと起き、朝食を摂りました。

その後、前日試合のノンメンバーや出場時間の少なかったメンバー、また希望する者が揃ってフィジカルトレーニングに汗を流します。

トレーニング後はアイスバスとプールでリラックス。

昼食後もこの日はリカバリーに充てられ、自由時間を過ごし、プレーヤーだけでのミーティング、リーダーミーティング、レビューミーティングと続きます。

ジュニアジャパンのツアー第2タームの「Hero of Heros」は昨日の試合で大活躍のフィフィタ選手が選出されました。プレーで引っ張る姿が選出理由となりました。

「自ら学ぶ」「学び合いをお互いが助ける」というのはこのチームの一つの方針ですので、ミーティングもまずはポジションのグループごとのリーダー4名(片倉選手・福井選手・日下選手・根塚選手)が進め、補足として水間監督、森田コーチからのコメントが有るというスタイルです。

その後はチームディナーとして毎年お世話になっている韓国式焼肉レストランでの夕食です。第一戦が終わるまではホテル内での食事でしたが、この日は食べなれている焼肉とあって、選手たちの食べる量もスピードも他のお客さんたちが驚くほどです。

勝利の翌日ということ、リラックスして過ごした一日の締めくくりという事もあり、非常に楽しいひと時が過ごせました。またこの夕食会で部屋替えの抽選が有り、明日の午後から新たなバディーとの生活が始まります。

フィジー・ウォリアーズ戦に向けて、一段と結束を高めた夕食会でした。


3月8日

「ワールドラグビー パシフィック・チャレンジ2019」開幕の日を迎えました。

出発前にホテルで最後のミーティングを行います。水間監督から試合に臨むにあたり、「ワクワクしているか?」「常にアタックマインドを」「憧れになるプレーをする」「HEROになる」という内容のメッセージが有りました。

会場のANZスタジアムまではテストマッチ同様にパトカーの先導で向かいます。

 

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4分、プレッシャーをかけて得たスクラムを押し、ペナルティを獲得。齋藤選手がペナルティゴールを狙い3点を先取。

16分にサモアAの反則から得たPKからラインアウトを選択し、ゴール前から攻めます。モールが崩れたところからバックスでアタックし、フィフィタ選手がトライ。齋藤選手のゴールキックも決まり10-0とスコアを重ねます。

ゲームは開始から日本が主導権を握ります。このチームが集合して約一週間ですが、その期間に落とし込んだ戦術でノビノビとプレーします。

特にアタックは何回もラインブレイクして会場を沸かせます。しかし、僅かな部分での繋がりを欠き、あと一歩のところでミスが出てトライに繋がりません。ジュニア・ジャパンに繰り返しの反則が起こり、ゴール前スクラムから、ペナルティを犯し、速攻からトライを奪われます。 (27分、10-7)

前半最後もゴール前に迫りますがラストパスが繋がらず前半終了となりました。

後半開始、ジュニア・ジャパンのキックオフからサモアAが蹴り返したボールをカウンターアタックして、そのままフィフィタ選手がトライ。齋藤選手のゴールキックも決まり、17-7と再び10点差に戻します。

続けて50分にはキックをキャッチした相手に好タックルを浴びせてターンオーバーし、福井選手がトライします。齋藤選手のゴールも決まり24-7と差を広げます。

しかし徐々にディフェンスする時間が増え、しぶとくタックルして止めていましたが、58分にキックパスからトライを奪われ、ゴールを決められます。(24-14)

このあたりの時間帯では監督の指示に有った「常にアタックマインドを」という意識がが少し薄れ、守りに入った時間帯になり、続けて61分(手元記録)にもキックキャッチミスのボールを拾われそのままトライされてしまいます。(24-21)

嫌な流れの中、望月選手がジャンプしてボールをキャッチしたところに、相手選手が空中でタックルをしてしまいシンビンとなり、サモアAが1名減ります。

このペナルティからキックで自陣から脱出し、敵のゴール前に迫りますが、思う様にモールを組ませてもらえず、ラックからのアタックもミスが出てサモアボールのスクラムになります。

ここで今日一番の集中力を発揮して、スクラムを押しターンオーバー。ゴール前に迫り、ラックから福井選手がボールを持ち込みトライ。丸山選手が難しい位置からのゴールを決め31-21とします。

その後ゴール前に迫られますが、何とかしのいでそのままノーサイド。4トライ以上のボーナスポイント1点を加え、勝ち点5として初戦を終えました。

チームとしての精度をまだまだ上げる必要は有りますが、僅かの準備期間で取り組んだことが通用するという事が分かったことも大きな収穫です。次は優勝候補筆頭のフィジー・ウォリアーズとの対戦ですが、今日の試合を良い経験にして更に精度を高めて、成長するチームとなって行きたいと思います。

 

試合後のロッカーにて

ロッカーには、出国前に頂いた成田山新勝寺必勝祈願のお札

 

夕食後、リラックスしながらも映像で試合を振り返ります。

 

遠征中お世話になっているチームリエゾンのワキさんです。以前より日本代表やジュニアジャパンのフィジーツアーのお世話を頂いています。


3月6日

本日は再びヘッドスタートから一日が始まります。FWとBKに分かれてそれぞれ、スキルとアクティビティーのセッションを行います。

午前の練習前に、森田コーチからジュニア・ジャパンのアタックについて確認のミーティングを行い、グラウンドへ。

グラウンドではチームアタックの確認とユニット練習を行いました。

午後の練習前ミーティング、恒例のチーム対抗戦の本日の担当は藤原選手です。まずはリラックスしてから午後のミーティングが始まります。

ゲーム2日前の練習に臨み、小グループでやるべき事の確認をし、全ての準備に向けてお互いに気づきの時間が持たれます。「個人で学ぶ」「お互いが助け合いながら成長する」がこのチームのテーマです。本日も気づきを持って練習に臨みます。

午後の練習は、ゲームでのウォーミングアップの確認とフルコンタクトでのゲーム形式の練習がメインです。

パシフィック・チャレンジへの派遣レフリーの川原佑レフリーがスヴァへ到着後、すぐに練習に参加して、レフリングして頂きました。

練習会場のアルバートパークは、ホテルから徒歩3分の環境にあります。

夕食後にチームミーティングを行い、初戦の試合登録メンバーが発表になりました。水間監督、福井キャプテンからのゲームに向かうコメントが有りました。試合に出る者、今回はサポートに回る者と様々な立場が有りますが、「ONE TEAM」でまずは初戦のサモアAとの戦いに臨みます。


3月5日

このツアーでは4つのタームに区切り、それぞれのタームで最も頑張った選手を「Hero of Heroes」として選出します。第1タームの「Hero of Heroes」はチームのキャプテンでもある福井翔大が選ばれました。選出理由はチームをまとめるために、最も率先して動いているためです。

グランドでは恒例の「Hero」コールから練習がスタート。本日はアタックやキック戦術の確認を短時間で行いました。

その後は、これもチーム強化の大きな柱である。フィジカルアップのため、ジムに移動してトレーニングを行いました。

この遠征中は、浦山S&Cコーチの指示で、様々なトレーニングが行われています。特に中野・フィフィタ・ツイドラキの3人がメディシンボールを投げ合うトレーニングは迫力満点。お互いに力の限り投げるので受け手は大変そうです。

午後からはレガシープログラムの一つとして「Ballantine Memorial School」という女子校を訪問しました。

選手・スタッフは、学生から貝で作ったレイをかけてもらい、歓迎のレセプションが始まります。

神父さんからのフィジーでの安全と大会での健闘を祈るスピーチや、学生たちの歓迎の歌や、代表者からのスピーチを頂きました。フィジーに来て、様々な場面で歌で歓迎されることが多々ありますが、毎度素晴らしい歌声、ハーモニーを聞かせていただき、心からリラックスできています。

ジュニア・ジャパンからは、福井キャプテンのお礼のスピーチ、斎藤・藤原選手のパス指導、水間監督のハンドリング指導。そして百地・原田選手による相撲のデモンストレーションを披露し、感謝を伝えました。

その後は学校の中を学生達が案内してくれ、選手と記念撮影をして、プログラムが終了しました。

その後、スヴァの中心部でバスを降り、自由行動となりました。この時間を利用して「フィジーの国を知る」というテーマが与えられ、各人がそれぞれがフィジーらしさを求めて散策を行いました。

夕食後はそのフィジーらしさをそれぞれが発表し、最優秀賞に選ばれたのは、「軍曹」こと平田快笙選手で、水間監督から記念品が授与されました。

フィジーの方々のホスピタリティーに触れながら、我々もフィジーという国を知るというチームビルディングを通して、チームの結束は更に強くなっています。


3月4日

本日もチームの始動は、フォワードとバックスに分かれて、スキルとアクティビティーを行いました。

午前中の練習は、フォワードとバックスに分かれてユニットトレーニングとスキルセッションが行われました。

午後の練習前のホテルでのミーティングでの一コマ。このツアーではチームを4つに分けて対抗戦が実施されています。毎回指定されるゲームでチーム代表者1名が競いランキングにより、ツアーを通じての勝利チームが決まります。

本日のお題は「あっち向いてホイ」、早稲田対決を制した斎藤選手が、決勝で大東文化の平田選手を破り優勝。

午後の練習はチームのアタック戦術の確認を行いました。2つのブロックに分け、それぞれの役割を確認し、精度を高めます。その後はチーム全体のアタックに移行し、ブロック単位でできたことが15人のチームで機能するかを確認していきます。集合後間もないチームですが、精度が高まりチームアタックとして機能してきたと思います。

「積極的に学ぶ」「お互いに学び合う」がこのチームのポリシーです。日々チームとしての結束力が上がっています。

チーム練習の後は、テーマ別に少数グループでの個人練習が始まります。パス、キック、ランニング、ステップ、ジャッカル、スクラム等の練習に集中しました。

トレーニングを締めるのは島根選手の言葉から、そしてこの日の締め担当の、フィフィタ選手の決めポーズでトレーニング終了です。


3月3日

チームの始動は、フォワードとバックスに分かれて、スキルトレーニングとアクティビティを行いました。

朝食後はグラウンドに移動して、フォワードとバックスに分かれてユニットトレーニングとジムセッションが行われました。晴天で暑さと戦いながらの練習となりましたが、このツアーを通してゲームでの勝利だけでなく、フィジカルアップというテーマに向けて、本格的なトレーニングに意識高く取り組んでいます。

このツアーではチームの中に様々な役割を担うグループが作られています。「エンターテインメント」を担うのは、島根選手・藤原選手・長田選手・原田選手の4名。ツアーの中で、この4名がチームの結束を高めるために様々な仕掛けを展開してくれそうです。

午後の練習に備えて、今年のジュニア・ジャパンのアタックについて、選手自身がリーダーとなってミーティングを進行するのも、このチームの特徴の一つです。

本日の進行役は、根塚選手と日下選手が務めました。アタック面は森田コーチが担当し、補足を行い練習内容をしっかりと整理して、午後の練習に向かいます。

練習開始はチーム全員で「HEROS」の掛け声から。「HEROになる」はこのチームの成長テーマの一つです。

午後の練習は、水間監督がディフェンスを、森田コーチがアタックを担当し行いました。時間が経つにつれ、求める内容の精度が上がって行きます。ジュニア・ジャパンは短期間でチームを創り上げるスケジュールの為、一つ一つのプレーで課題が見つかると直ぐに、コーチと選手が対話して修正を進めています。

トレーニングの最後を締めるのは福井キャプテン、そしてこの日の締め担当は、エンターテイナーの原田選手。原田選手考案のヒーローポーズでこの日の練習が締まりました。

ホテルに戻り、アイスバスとプールリカバリーのセッション、そして疲労を蓄積しないためのマッサージセッションを行い、夕食となりました。


3月2日

成田から昨年夏に就航した、ナンディーへの直行便でフィジーに到着しました。

一足先にフィジーの実家に里帰りしていた、ヴィリアミ・ツイドラキ選手と合流します。ツイドラキ選手は日本生まれで5歳まで愛知県の豊田市で育ちました。お父さんは元日本代表のパティリアイ・ツイドラキさんです。

ナンディーからはバスで4時間かけ、首都スヴァへ移動。ホテルではウエルカムソングでお出迎えしていただき、このホテルはスヴァでの定宿になっておりホテルスタッフの皆さんのホスピタリティーはとても素晴らしいです。

プールリカバリーの後は、二人一組で長旅の疲労をリフレッシュするために、マッサージセッションを行いました。

 

チームドクターの中谷先生からは、脳震盪についての講義が有り、まず「安全第一」にプレーすることを確認しました。

大会参加にあたっては、WRのeラーニングを全員受講し、インティグリティ―とアンチドーピングについても学んでいます。

その後は遠征中の楽しみの一つである夕食です。TIDキャンプでも栄養摂取についてのレクチャーを受けており、食事も強くなるための一つのコンテンツとして、バランスよく取ります。

 

チームポリシーを作成、チームの約束事を理解・納得し、One Teamで頑張ります。


3月2日

2月28日の夜に選手・スタッフが集合し、本日よりジュニア・ジャパンとしての活動を開始します。

まず午前中はチーム戦術の確認を行い、午後から成田山新勝寺へ必勝祈願に行きました。

 

本堂での護摩の後は、参道で300年続く、「近江屋」さんで昼食に鰻をいただきました。

成田市ラグビー協会の方々から、「勝ち守り」を選手・スタッフ一人ひとりに頂きました。有難うございました。

夜のフライトで一路、フィジーのナンディーへ移動します。