スケジュール・メンバー

9月7日

キャンプ最終日。今日もまずは朝食を食べてからの活動です。お世話になった宿舎のチェックアウトを済ませ、グラウンドへ向かいました。予定を変更してグラウンドでのウォークスルーを実施。終了後、バスに乗り込み移動。今日は日野自動車総合グランドで練習を行います。

到着後、着替えを済ませてテーピング、練習前ミーティングを行い、グラウンドへ出ます。この日も30度を超える気温となり、各セッションの練習時間を短縮。休憩を挟みながらの練習となりました。昨夜の日本代表対南アフリカ代表戦で刺激を受けたのか、猛暑の中でも選手たちは積極的に動き、非常に雰囲気良く練習が進みます。コーチの声にも素早くリアクションし、自らも積極的に声を掛け合い最高の雰囲気で最後のトレーニングを迎えました。最後は恒例となった「BAO」。「BAKUHATSU ALL OUT」の略で、3種目のトレーニングをわずかな休憩を挟み3セット行います。コーチも入り共に「ALL OUT」を目指します。時には選手からコーチに厳しい声も飛び、選手・スタッフ全員で最後まで全力でやり切りました。終了後、誰からともなくハイタッチが始まり、最後は全員でハドルを組み、お互いの健闘を称えあっていました。

そのままグラウンドで閉講式。山神孝志強化副委員長からご挨拶があり、ユースTIDの薬師寺コーチからキャンプの講評をいただきました。最後に品川監督から、「さらに成長した君たちに、国体や花園で会えることを楽しみしている」との言葉があり、このキャンプの全日程が終了しました。

最後になりましたが、今合宿開催にあたり、多大なる御理解と御協力を賜りました学校関係、株式会社 東芝様ならびにブレイブルーパス樣、株式会社明治様、日野自動車株式会社様、今キャンプの実施に携わった全ての皆様のご厚意に心より感謝申し上げます。そして、今後も引き続きよろしくお願い申し上げます。


9月6日

キャンプ二日目は、朝食を食べてから恒例のS&Cセッションで始まりました。充実した東芝ブレイブルーパス様のジムをお借りしたトレーニング、里コーチと菊谷コーチを中心に展開されます。怪我を抱える選手も大石トレーナーから別メニューのトレーニングが与えられます。ハードなメニューに選手達の顔は歪みますが、最後まで声を掛け合い集中して取り組んでいました。

休憩を挟んで、そのままチームミーティング。午前のセッション内容の説明と、アタックについての共通理解を図ります。グラウンドへ移動し、里コーチのスピードセッションからスタート。その後、アタックにフォーカスしたトレーニングを行いました。台風の影響で一気に気温が上がり始めた東京・府中市。安全を最優先に練習時間を短縮し、途中、日陰でのレビューミーティングも交えながら行いました。

午後も猛暑の中、短時間での効果的なトレーニングを実施。選手たちも声を掛け合って練習に取り組み、徐々に一体感が出てきました。練習後、菊谷コーチが音頭を取り、ワールドカップを控えた日本代表へ、応援メッセージを撮影しました。たまたま会場に来ていた、元日本代表の廣瀬選手からの依頼を受けたもので、ワールドカップ期間中に日本代表の宿舎で映されるとのこと。選手たちは一様に驚いた様子でしたが、大先輩に向け大きな声でメッセージを作成。「テイク6」あたりで、見事に菊谷コーチからOKをもらっていました。

そしてこの日は、練習後、制服に着替えて急いでバスに乗り込みます。ワールドカップ前最後のテストマッチとなる日本代表対南アフリカ代表観戦のため、熊谷ラグビー場に向かいました。何とか国歌斉唱に間に合った選手たちは、独特の会場の雰囲気を味わい、将来、この場でプレーする自分をイメージしてくれたのではないでしょうか。試合中はコーチから「いかに低いプレーが重要か」レクチャーされる場面もあり、ただ観戦するのではなく、高校日本代表–U19ウェールズ代表戦をイメージしながらの観戦となりました。


9月5日

本日より2019年度第2回「TIDユースキャンプ」が始まりました。今年も株式会社東芝様のグラウンドと宿泊施設をお借りし、2泊3日のキャンプとなります。グラウンド、トレーニングルーム、宿泊施設、そして食事と、毎年素晴らしい環境を整えていただき不自由のないキャンプが行えています。この場を借りて感謝申し上げます。

6月の上富田キャンプから2か月半。今回は九州地区の選手も参加し、今キャンプのテーマである、世界に勝つための「ALWEYS CHALLENGING」を実践したいと思います。

13時に集合した選手達はメディカルチェックを経て、開講式とスタートミーティングに臨みました。樋口ユース統括の挨拶があり、スタッフ紹介が行われました。早速スタートミーティングが行われ、第45期高校日本代表の品川監督から、代表のゴール、今合宿のテーマが示されました。

グラウンドに移動し、1km走と立ち幅跳びの測定を行い、セッション1がスタートしました。テーマの通り、世界の強豪国に勝利するために高い基準の中で選手はハードに取り組みました。

A-step、PinpointSAT、BAKUHATSU、GAO、など。これまでの高校日本代表が世界と戦う中で積み上げてきたキーワードが、コーチ陣から連呼されます。初めは遠慮がちだった選手たちも、コーチの声に反応するように、徐々に声を出し始め、最後は良い雰囲気の中でユニットトレーニングに取り組んでいました。練習後、次にグラウンドを使う女子チームのために、選手たち自らがゴミ拾いを始めました。どの場面においても「高校日本代表」を目指す選手として、自覚と誇りを持って行動しています。

ボリューム満点の夕食をいただいた後、今日の練習についてのレビューミーティングを行い、ストレッチをして本日の内容は終了。明日も早朝から盛り沢山の内容ですが、常に(ALWEYS)、挑戦し続ける(CHALLENGING)集団として、全力で取り組んでいきます。