■2012年11月9日(金)ルーマニア・ブカレスト
試合前日ですが、この日も早朝からの練習は継続。 この日ピックアップされたのは、今回のルーマニア戦には出場しない6選手です。
ホテルの中のジムはあまり広くはありませんが、選手たちが汗を流す中、ジョーンズHCも一緒に汗を流しています。
ジムでの練習が終わったら、広い朝食会場の一角を使い、さらにトレーニング。
ゴムを引いたり、テニスボールをバスケットボールのドリブルのようにしながら、体を使って執拗にボールを取ろうとするコーチからディフェンスします。
スタジアムでの前日練習の前には、チームミーティングが行われました。
みんな真剣に聞き入っています。
そして、試合前日恒例のジャージプレゼンテーション。
明日、初めての代表キャップの可能性がある太田選手、浅原選手、ブロードハースト選手はそれぞれ前へ出て、ジョーンズHCから代表ジャージが贈られました。
ブロードハースト選手も「試合に出れたらがんばります!」。ジョーンズHCから「日本語がうまくなった」と褒められていました。
明日のルーマニア戦で日本代表キャップ歴代3位タイの62キャップ目となる大野選手も前へ出てのプレゼンテーション。
「いい準備ができているし、明日はいい試合にしたい」とスピーチしていました。
最後はスポットコーチで参加しているボーズウィックコーチより、テストマッチへの取り組み方と代表へかける想いをジャパンに話してもらいました。
「僕がここにいるみんなの立場だったら、明日の最初の20分間はどうやって戦おうかと考えていると思います。
それは自分自身がとても苦手だったので、そうだったのですが、それと同時にその20分間がとても好きでした。
代表では2年前が最後のキャップだけど、サラセンズのチームでラグビーを今もやっていて、キャプテンもやっていてそしてこういう場に呼んでもらって本当にハッピーです」
「本当にいい話をしてもらいました。キャプテンとしても参考になります。本当にすごいです」と廣瀬キャプテンも感銘を受けていました。
そして、11時からは明日試合が行われるナショナルラグビースタジアムにて試合前日練習を行いました。
スタジアムには明日の試合のポスターも掲出されていました。
練習後には、ルーマニアのヘッドコーチおよびキャプテンと共同の試合前日記者会見が開催されました。
ジャパンからはジョーンズHCと廣瀬キャプテンが出席しました。
「ルーマニアのみなさんのホスピタリティーには感謝しています。明日の試合は難しくなるのはわかっていますが、とても楽しみにしています。
中でもスクラム、セットピースがとても強いというイメージを持っています。フランスでもドロドロのグラウンドで練習してきましたし、あとは歴史を作るだけです」とジョーンズHC。
廣瀬キャプテンは「明日はとてもフィジカルな試合になると思いますが、とても楽しみですし、結果がほしいです。2015年へ向けてセットピースの強いヨーロッパのスタイルの国と戦うのは大事なことです」と話していました。
ルーマニアの報道陣も多く集まり、注目されている一戦であることが証明されていました。
とうとう明日、ヨーロッパ遠征の初戦、ルーマニア戦です!
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