世界中の35歳以上のラグビー愛好家による国際大会、「2012ゴールデンオールディーズ・ワールドラグビーフェスティバル福岡」。

2012年10月28日(日)から11月4日(日)まで開催されるこの大会には、ホストチームとして元日本代表選手で結成された「JAPAN LEGENDS」も参加。その活動について、レポートが届きました。

日時: 2012年8月24日 午後14時45分-
場所: 福岡県福岡市 福岡市役所 市長訪問
参加メンバー: 末吉大会実行委員長
小口耕平、中村直人、元木由記雄、増保輝則、田沼広之、赤塚隆、冨岡鉄平、吉田英之、斉藤裕也、淵上宗志(敬称略)

ホストチームとして結成されたジャパンレジェンズが、開催地となる福岡県福岡市に集合し、大会出場に向け合宿を行いました。

8月24日、ジャパンレジェンズのメンバーは福岡市役所を表敬訪問し、開催地となる福岡市 高島宗一郎市長へ開催準備報告と、大会ホストチームとなるジャパンレジェンズの紹介をしました。

大勢の報道陣が詰め掛けた福岡市役所では、末吉大会実行委員長からの福岡市 高島宗一郎市長へ大会準備報告や、大会スケジュールご紹介を行いました。
末吉大会実行委員長は、福岡市と姉妹都市とされるフランス ボルドーでのラグビースタジアムを例に、スタジアム全体でラグビーを楽しんでいる様子を紹介。2010年から準備をスタートし、大会ではゲームばかりでなく、パレードやラグビー指導、市民との交流も実施することで、スポーツ文化を盛り上げる計画を紹介しました。

続いて、ジャパンレジェンズのキャプテン 元日本代表 元木由記雄さんより、訪問したメンバーを紹介。元日本代表選手が集まりホストチームとして参加し、大会を通じた福岡市のスポーツ交流事業に協力することを報告しました。

高島市長は、「このような大会が福岡でできることは光栄。ジャパンレジェンズがおもてなしをしてくれることに感謝します。試合、観光などがあるスポーツコンベンションとしては代表的なものではないか。ラグビーが盛り上がり福岡、九州、日本全体で盛り上がってほしい。海外からのお客様を迎えられるように福岡市をサポートしていきたい」と述べました。

最後に元木キャプテンより、サイン入りの大会記念ボールと、末吉会長より大会記念タイが高島市長に贈られ大会準備報告を終えました。

日時: 2012年8月25日/午前の部10時- 午後の部14時-
場所: 福岡県福岡市 コカ・コーラウエストさわやかスポーツ広場
参加メンバー: 小口耕平、中村直人、元木由記雄、増保輝則、田沼広之、赤塚隆、大畑大介、久保晃一、難波英樹、吉田英之、斉藤裕也、淵上宗志、辻高志、塚越賢
ゲストコーチ 菅藤心(サントリーサンゴリアスOB) (敬称略)

8月25日、ジャパンレジェンズは、福岡市香椎浜にあるコカ・コーラウエストさわやかスポーツ広場で練習を行いました。

午前中は福岡市内の高校生200名を招き、ラグビークリニックを行いました。
東福岡、香椎、新宮、宗像、久留米の5つの高校チームが参加しました。
「気軽にいろいろ聞いてください!」という元木キャプテンからの挨拶も早々に、元NECグリーンロケッツの辻コーチによるウォーミングアップから始まりました。200名の高校ラガーマンとレジェンズのメンバーは、辻コーチによるテンポの速いウォーミングアップで一気に体をほぐします。

続いて、ハンドリング、タックル、ブレイクダウンと3つのセッションに分かれてのクリニックに入りました。
ハンドリングセッションでは、元木、増保、難波、淵上の4名のコーチが担当。早いボールタッチとコミュニケーションを中心とした基本プレーを繰り返し指導しました。
タックルセッションでは、田沼、吉田、辻、塚越、菅藤の5名が担当。塚越コーチによる、しっかり当てて、相手についていく。そしてしとめる!という、タックル姿勢やあたり負けない体の使い方の指導が行われました。

ブレイクダウンセッションでは、中村、小口、赤塚、久保、斉藤の5名のコーチが担当。3対3によるブレイクダウンの練習では、ボールを持った選手の倒されたときの体の使い方や、サポート選手の入り方など、細かなテクニックを指導。声を出し、体を当てた熱のこもったセッションとなりました。

後半はユニット練習となり、豪華なコーチ陣がFW・BKに分かれて高校生を丁寧に指導。5つの高校チームの選手が混ざり合い、フォワードはスクラムやラインアウト、バックスのライン練習など良い刺激になったのではないでしょうか。
クリニックの閉会式では、難波コーチより「2019年のラグビーワールドカップの主役は皆さんです!頑張ってください!」と激励のメッセージ。全員で記念撮影を行い、クリニックを終了しました。

午後は地元福岡のクラブチームとの合同練習となりました。
地元、迷惑クラブのラガーマン50名が参加。朝から天気もよく猛暑のなかの練習となりましたが、参加の35歳以上の選手の皆さんは、きれいな芝生の上を元気に走りました。
最初はタッチフットボールでウォーミングアップをとりましたが、レジェンズの参加者も芝生の上のゲーム形式では熱が入ります。

続いてフォワードメンバーはスクラム練習。ジャパンレジェンズの最年長 小口さん、中村さんを上回る先輩ラガーの皆さんでしたが、スクラムに押し負けない元気なところを披露。レジェンズフォワードもちょっと気合が入った様子でした。
バックスメンバーもサインプレーを確認しディフェンスをつけてのアタック練習。ジャパンレジェンズらしいテンポの速いきれいなパス回しを見せてくれました。

最後はチームに分けてのアタック・ディフェンス形式の練習。モールやラック、スピード感のあるサインプレーなど、ジャパンレジェンズも息を上げながらのプレーを楽しみました。
元木キャプテンからは、「大会に向けてもっとフィットネスを高めてきます!」とのコメントをいただき、合同練習を終了しました。

「JAPAN LEGENDS」とは コチラ

NO. 名前 ポジション Cap 所属(元)
1 アンドリュー・マコーミック CTB Cap 25 東芝・釜石シーウエイブス
2 中村 直人 PR Cap 20 サントリー
3 小口 耕平 PR Cap 10 リコー
4 松田 努 FB Cap 43 東芝
5 元木 由記雄 CTB Cap 79 神戸製鋼
6 長谷川 慎 PR Cap 40 サントリー
7 増保 輝則 WTB Cap 47 神戸製鋼
8 田沼 広之 LO Cap 42 リコー
9 赤塚 隆 LO Cap 6 クボタ
10 ルーベン・パーキンソン CTB Cap 10 サニックス
11 アダム・パーカー LO Cap 18 東芝・NTT東日本
12 網野 正大 HO Cap 10 NEC
13 大畑 大介 WTB Cap 58 神戸製鋼・モンフェラン・神戸製鋼
14 箕内 拓郎 NO8 Cap 48 NEC・NTTドコモ
15 久保 晃一 LO Cap 19 ヤマハ発動機
16 伊藤 護 SH Cap 16 東芝
17 伊藤 宏明 SO Cap 2 サントリー・ラクイラ・
サニックス・クボタ・NTTドコモ
18 冨岡 鉄平 CTB Cap 2 東芝
19 難波 英樹 CTB Cap 24 トヨタ自動車
20 立川 剛士 FB Cap 17 東芝
21 吉田 英之 CTB Cap 16 クボタ
22 辻 高志 SH Cap 7 NEC
23 塚越 賢 HO Cap 9 東芝
24 斉藤 裕也 NO8 Cap 14 サントリー・コロミエ・
神戸製鋼・豊田自動織機
25 淵上 宗志 SO Cap 5 コカ・コーラウエスト
26 山口 貴豊 FL Cap 3 クボタ