11月12日(土)にジョージア・トビリシで行われた「ラグビー日本代表 リポビタンDツアー2016」第1戦 対ジョージア代表戦の試合後ヘッドコーチ、ゲームキャプテンらのコメントをお知らせいたします。
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■ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ
「先週(のアルゼンチン代表戦)から、課題となっていたディフェンスが向上し、圧力をかけ相手のミスを誘うことができた。ジョージア代表のスクラムに対して不必要なペナルティをして、フォワードが7人になった時には非常に大きなプレッシャーがかかってしまったが、この一週間、この試合に向けてしっかりと準備し対策を練ってきていたので、フォワードがあれだけプレッシャーを受けていても、質のいい球出しができれば必ず勝てると思っていた」
■立川理道ゲームキャプテン
「ジョージア代表がフィジカルに、フォワードでどんどん攻めてくるというのは(過去の対戦から)わかっていたにもかかわらず、前半ディシプリン(規律)の問題で簡単にペナルティを与えてしまったこともあり、なかなか自分たちのペースは掴めなかった。ボールが動き出した時に、相手のディフェンスがついて来れず簡単にトライできたので、そこから自分たちの形を見つけられたと思う。ボールが動き出して自分たちの形が作れるようになってからは流れが自分たちの方に向いてきた。
ジョージアで試合をすると毎回たくさんの観客が試合に来てくれて、ブーイングも含め大きな歓声があるので、アウェイでの戦い方を知る上でいい経験になる、と思いながら試合をしていた。
先週のアルゼンチン代表戦から、戦い方は大きく異なってはいたが、選手一人一人の役割を明確にしてそれぞれの役割を果たせたことがディフェンスの向上につながったと思う」
■レメキ ロマノ ラヴァ選手
「勝てて本当によかった。セットピースは相手の方が強かったが、フォワードの選手が頑張ってくれたので、インターセプトと、ボールがいい方向にバウンドをしたおかげでトライを取ることができた。このアウェイの雰囲気の中で試合に勝てたのはよかったと思う。15人制日本代表で初めての勝利。すごく嬉しい」
■福岡堅樹選手
「久しぶりの試合で、自分らしい形でトライできたのはよかった。反省すべき点も多々あったので、この遠征で成長していきたい。ジョージアはフィジカルのチーム。チームはもちろん、スタジアムの雰囲気も独特だったので、いい経験ができたと思う。セブンズ(7人制)と15人制はだいぶ違うので体重や体の部分を作り替えるところは苦労したが、今はしっかり15人制の体に戻ってきているので、いい形でまたアピールできるように頑張りたい」
■松島幸太朗選手
「一番よかったのはこのチームが始まって初めての勝利をつかめたこと。まだスタートの段階なので、これからチームとして成長していきたい。ジョージアはフォワードで押してくる印象で、自陣に入られるとフォワードで来られるのが(試合前から)わかっていたが、それでも自陣に入れてしまったところは修正したい。(前半9分の自身のトライは)ターンオーバーからのアタックという部分で、いい判断ができカーン(・ヘスケス)もしっかりサポートで来てくれていたので、それがトライにつながった」
■布巻峻介選手
「初めてのテストマッチだったが、まずは勝ててよかった。あと2戦あるので、気を引き締めて頑張りたい。接点でレベルアップしなくてはいけないと思える試合でもあったので、修正して次の試合に挑みたいと思う。ジョージア代表はとても大きく、強かった。8人全員の重さが伝わってくるスクラムだった」