メンバー・スケジュール

3月26日

遠征15日目。本日、帰国の日です。
昨夜、試合後の疲労を抱えながらも荷物のパッキングを完了し、準備は万全でしたが、何と本日はサマータイム。深夜から1日が1時間短くなります。
朝7:30朝食でしたが、実際は日本でいう6:30。
最近のスマートフォンは自動的に切り替わるので、選手、スタッフ共に眠気眼ながらも何とか携帯電話の機能に助けられたようでした。

朝食後、第42期高校日本代表解団式を行いました。

団長の挨拶。

副団長から選手、スタッフへ。

選手一人ひとりから、チーム、仲間への想いや遠征の感想が一言ずつ語られました。

薬師寺コーチから選手へ。

菊谷コーチから選手へ。唯一の現役コーチからは「グラウンドで体と体を本気でぶつけ合おう」と一言。
選手たちは、グラウンドでの再会を楽しみにしている様子でした。

最後は樋口監督から選手へ。

ダブリン空港で出国手続き

フランスはパリ、シャルル・ド・ゴール空港に到着

空港でリラックスする選手たち

菊谷コーチは空港ロビーで映像を交えた選手レビュー。真剣に話を聞く選手。

シャルル・ド・ゴール空港ロビーで成田行きの便を待つ選手たち

日本時間27日(月)16:50、選手26名、スタッフ9名、計35名が無事に日本へ帰国しました。
成田空港では日本ラグビー協会岡村会長をはじめ、日本ラグビー協会高校担当特任理事の柴田先生、委員の石渡先生、ユース統括の横田先生、今田リソースコーチなど多くの方にお出迎え頂き、岡村会長から労いの言葉を頂戴し、小西団長から帰国報告、樋口監督から感謝の言葉、そして箸本キャプテンから、遠征の報告が語られました。

最後は岡村会長をはじめ全員で円陣を組み、PR近藤選手の掛け声で「3,2,1、JAPAN!」と締めて、第42期高校日本代表は解散しました。
これからは良き仲間そして良きライバルとして切磋琢磨し、日本ラグビー界を牽引していく選手たち。
最後は名残惜しそうに写真撮影や連絡先の交換を行っていました。

今回の遠征を実施するに当たり、本当に多くの皆様からご理解とご協力、ご支援を賜りました。
選手を派遣していただいた各所属校をはじめ、関係各位、各所に心より御礼申し上げます。

昨年のU19カテゴリーにおける遠征初勝利、そして今回、アイルランドと素晴らしい勝負を繰り広げた第42期高校代表。日本の高校ラグビーは明らかに成長曲線をたどっていると考えます。
その要因は、各高校による日々の取り組み、即ち選手たちと指導者の情熱、探究心、創意、工夫などが土台になっていると確信しております。

◆Player's Report

遠征最終日のプレーヤーズレポートは、チームの大黒柱であり、アタック、ディフェンスでチームを牽引する精神的支柱。
箸本 龍雅 選手です。

《自己紹介》

  • ●出身高校・・・東福岡高校
  • ●得意なプレー・・・アタックで前に出ること
  • ●尊敬する人・・・アマナキ・レレイ・マフィ
  • ●選出された時の感想・・・素直にうれしかった。
  • ●遠征への意気込みは・・・絶対にアイルランドを倒そうと思った。

《レポート》

「今日は第42期高校日本代表の最後の日でした。朝から解団式を行い、一人一人がこの合宿での感想を発表しました。
今回のアイルランドでの負けをばねにまたお互いが成長して上のカテゴリーでチャレンジしていけたらいいなと思いました。本当に最高のメンバーとスタッフに囲まれて幸せでした。また僕たちはたくさんの方々に支えれられてここまでやってこれました。感謝の気持ちを忘れることなくこれからも努力していきます。本当にありがとうございました」


3月25日

遠征14日目。良く晴れた朝、ホテル前の公園でいつものルーティーン。ストレッチで体をほぐし、S&Cで目覚めさせます。
本日、第42期高校日本代表アイルランド遠征最終戦、U19アイルランド代表とのテストマッチが行われます。

朝食後、各々の時間をゆっくりと過ごした選手たちは、昼食前に1時間弱のウォークスルーを行い、今日の試合に向けてポイントを確認します。
ウォークスルーの前に、選手スタッフが入り混じりハンドリングゲームを行いました。

監督自らジャージー授与式の準備。ジャージー一枚一枚に想いを込めます。

出発前、チーム最後のジャージー授与式。静寂の中、室内は熱気に満ち、一人ひとりが最終戦に向けた想いを語りました。

式の最後、鷲谷コーチが徹夜で作成したモチベーションビデオを上映。第42期高校代表がこれまで歩んできた道のりを振り返り、選手たちは改めて断固たる決意を胸に抱きました。

決戦の地、Donnybrook Stadiumに到着した選手たちはサブグラウンドでチームフォト。

その後、最終戦に向けた第42期高校代表最後のウォーミングアップ。その眼差しや声掛け、取り組み全てが大変気持ちの入ったものであり、“Beat Ireland”に向けて全ての準備が整いました。

観戦にお越しいただいた在アイルランド日本国大使館特命全権大使の三好 真理 様へ、選手全員の氏名が書かれたボールをプレゼントさせていただきました。

キックオフに先駆けて国歌斉唱。

スタンドには日本人の方も多数、応援にお越しいただきました。

いよいよキックオフ。アイルランドのキックオフで試合が始まりました。序盤、アイルランドの強さと速さに前進を許す場面も見られましたが、直向きなディフェンスで応戦。しかし、前半6分、ディフェンスの綻びからトライを許しました(0-5)。その後、10分にもトライを奪われましたが(ゴールも成功、0-12)、高校日本代表はここから目を覚まします。20分に右22m付近のポイントから左へ展開し、15がトライ。ゴールも成功し、7-12と点差を詰めます。しかし直後にエラーボールをトライにつなげられ、27分にも被トライ。高校日本代表も30分に15がペナルティゴールを決め、10-26で前半を折り返しました。

ハーフタイムでは、FW、BK両コーチから修正ポイントが助言され、最後に監督から「Believe」今まで取り組んできたことを信じよう、という言葉がありました。

日本人学校の子どもたちによる太鼓の応援は大変力になりました。ありがとうございます。

後半開始前に円陣を組み、自分たちがすべきこと、やらなければいけないことを確認。

後半、16点差をひっくり返すべく攻撃を仕掛けましたが、開始早々、ターンオーバーからトライを許します。高校日本代表も負けじと3分後、ゴール前ラックから1が持ち出してゴールポスト真下にトライ。ゴールも決まり17-33。その後、一進一退の攻防が続き、13分にミスから被トライ。しかし、高校日本代表もゴール前のポイントから右に展開し、24が右隅にトライを返します(ゴール成功で24-38)。5分後、またもやアイルランドの力強い攻撃にディフェンス網を破られ、24分、32分と立て続けにトライを奪われ、24-50とリードを広げられました。しかし、最後まで諦めず攻撃をし続けた高校代表は、終了間際に連続攻撃から⑪が右隅にトライ。ゴールも成功し、31-50でノーサイドのホイッスルが鳴り響きました。
敗戦という事実に変わりはありませんが、選手たちの素晴らしい戦いぶりに胸が熱くなりました。最後まで決してあきらめない姿勢、大きく速く力強いアイルランドに対し、直向きにタックルをし続ける姿、そして試合後に涙する姿を見て、日本ラグビー界の未来は明るいと確信しました。

最後は両チームの選手全員でノーサイドの記念撮影

第42期高校日本代表選手団がグラウンドで撮影する最後の一枚

アフターマッチファンクションでは両チームがお互いの健闘を称え合いながら、楽しいひと時を過ごしました。

遠征中の5日間お世話になった通訳のアダムさんとはここでお別れ。ラグビーの知識を学ぶためノートにラグビー用語を記載し、常に学ぶ姿勢を見せてくれました。近い将来、来日し、日本でALTとして働く予定だそうです。ぜひ頑張ってください。第42期高校代表選手スタッフ一同応援しております。

帰路のバス車内でチームソングを大合唱。

明日は帰国の日。15日間の遠征を終えます。

◆Players Report

遠征14日日。本日のプレーヤーズレポートは、しなやかなランニングスキルとカウンターアタックが持ち味の木村 朋也 選手です。

《自己紹介》

・出身高校…………伏見工業高校
・得意なプレー……ラン、キックカウンター
・尊敬する人………今まで自分に関わっていただいた方全員
・選出された時の感想……素直に嬉しかったが不安な気持ちもあった。
・遠征への意気込みは……全員で一つになって、良い遠征にしたい。

《レポート》

今日はU19アイルランド代表との試合でした。朝はS&C、昼前にウォークスルーでリラックスしながら、試合前に向けて最終調整をしました。試合には負けてしましましたが、とても良い経験となりました。次のステージで活躍できるように皆で頑張ります。日本からご声援をいただき、ありがとうございました。

◆Game Report

最終戦のゲームレポートは、力強いランニングでゲイン突破、ディフェンス力にも定評があるバックスリーの古賀 由教 選手です。

《自己紹介》

・出身高校…………東福岡高校
・得意なプレー……熱いプレー
・尊敬する人………大畑大介
・選出された時の感想……日本ために戦えるなんてとても光栄に思いました。
・遠征への意気込みは……乾坤一擲。人生のるかそるかの大勝負であると思って戦います。

《レポート》

今日は1年間ずっと目標にしてきたU19アイルランド代表との試合でした。日本は「One team」になって、自分たちのラグビーを最後までやり切りましたが負けました。世界との差を実感し、もっとハードワークしなければ勝てないと知った一日となりました。現地の日本人の方々がたくさんの応援をしてくださいました。また、日本からの応援もありがとうございました。


3月24日

遠征13日目。
朝はいつものようにストレッチで身体を目覚めさせます。

本日は、明日の試合と同会場でキャプテンズラン。
決戦の地Donnybrook Stadiumに向いました。Donnybrookはダブリン中心部のほど近くにあり、6000人の収容力があるスタンドを有する素晴らしいスタジアムです。

練習前に円陣。気持ちを高めます。

入念なウォーミングアップから決戦前の練習が始まりました。

Individual(個人練習)。各自が様々なスキルを確認。

最後はストレッチ。

夕方、FWはホテルの玄関前でラインアウトのムーブを確認。

夕食後のミーティングでは、樋口監督が国内合宿における試合映像と遠征中の試合映像を比較し、選手たちが目指すラグビーに対し如何に成長したか明示。
選手たちも明らかな変化に自信を持ったようです。

その後、FWとBKに分かれ明日の試合に向けたモチベーションビデオを上映。
不眠不休で頑張った鷲谷コーチありがとうございました。

FWのキーワード「PRIDE」

薬師寺コーチからBKのモチベーションビデオを作製した経緯について。

BKのキーワードは「SOUL」

そして、ミーティングの最後にコーチトーク。
決戦前夜は、大石トレーナー、金村ドクター、鷲谷テクニカル、片峯総務も試合に向けたメッセージを送り、チームが「One Team」となります。

遂に「Beat Ireland」まで1日。

◆Player's Report

遠征13日日。
決戦前日のプレーヤーズレポートは、天性のフットボーラ―、底なしの運動量でグラウンドを駆け巡る福井 翔太 選手です。

《自己紹介》

  • ●出身高校・・・東福岡高校
  • ●得意なプレー・・・仕事量、オフロード
  • ●尊敬する人・・・吉永 純也
  • ●選出された時の感想・・・今まで味わったことのないプレッシャーを感じましたが、とても楽しみでした。
  • ●遠征への意気込みは・・・日本で応援してくれている人や一緒に戦う皆さんとOne teamでアイルランドに勝つ!

《レポート》

「今日は今まで目標にし続けてきた“Beat Ireland”の前日でした。やることは徹底して、SPEEDトレーニングから始まり、1Kill、アタックシェイプ、ユニット、そしてキャプテンズランでした。とても引き締まっていて雰囲気も良く、最後の練習にふさわしい最高の練習でした。明日はいよいよ“Beat Ireland”を達成する日です。全身全霊をかけて挑みます。
応援よろしくお願いします」


3月23日

遠征12日目。朝のセッションはホテル前の公園でストレッチ。昨日の疲労から少しでも回復するため入念に体をほぐします。

午前練習の前にチームミーティング。昨日の試合の修正点を確認します。

昨日の試合から合流した中竹コーチングディレクターが修正ポイントについて言及。

ブレイクダウン時の反則について修正練習。

その後は気分を変えて、サッカーボールを用いたトレーニング。

吉永選手の激しいヒットをバッグで受ける樋口監督。

 

本日の午後はダブリン市内に本部を構えるワールドラグビーに表敬訪問しました。

表敬訪問の前に、小西団長よりワールドラグビーについて話がありました。
ラグビー憲章についても言及し、選手たちは熱心に聞き入っていました。

ワールドラグビーではPVを拝見したり、オフィスを案内していただいたりと、決して経験できないような大変貴重な時間を過ごしました。

以前、神戸製鋼に在籍していたマーク・イーガン氏。
現在はワールドラグビーに籍を置いており、オフィスについて丁寧にご説明いただきました。

小西団長、キャプテン、コーチングスタッフと共に。

高校代表は、歓迎していただいたお礼にチームソングを披露。

ワールドラグビーから2019年ラグビーワールドカップ日本大会のプロモーション撮影の依頼があり、チームリーダー4人が緊張しながら挑みました。

オフィスには、2015年のラグビーワールドカップ南アフリカ大会のあの感動の一場面がクローズアップされていました!

最後にオフィス前で記念撮影。ワールドラグビーの皆様、ご多忙のところ本当にありがとうございました。

その後選手団は、400年以上の歴史を誇る名門トリニティカレッジを見学に。
偶然にも、ワールドラグビーでお世話になったマーク・イーガン氏、そして今回通訳を担当していただいているジョーさんの母校です。

見学を終えた一行は、暫し買い物の時間を挟み、嬉しいサプライズのチームディナーへ向かいました。
カツカレーやラーメン、焼きそばなど久々の日本食に選手たちも大満足。

お店の日本人スタッフの方と記念撮影。ラグビーの大ファンだそうです。

そして、6日間お世話になった通訳のジョーさんとここでお別れ。
ジョーさんには、対戦チームとの橋渡し役や様々な交渉事など本当にお世話になりました。彼は人間性も素晴らしく、スタッフ、選手皆別れを惜しんでいました。
ジョーさん、夢の実現へ向けて頑張ってください。第42期高校代表選手団一同、心より応援しております。

ホテルに帰着後、マインドチェンジ。
明後日U19アイルランド代表戦のメンバー発表と映像を用いたゲームレビューを行いました。

明日は決戦の地、Donnybrook Stadiumでキャプテンズラン。近づいてきた目標に胸が高鳴ります。
「Beat Ireland」まであと2日です。

◆Player's Report

遠征12日日。
今日のプレーヤーズレポートは、PRとHOをこなす器用さを持つ第1列であり、力強い突進とコンタクトプレーが武器の谷口 祐一郎 選手です。

《自己紹介》

  • ●出身高校・・・東海大学仰星高校
  • ●得意なプレー……コンタクト
  • ●尊敬する人………湯浅先生
  • ●選出された時の感想……嬉しさと重い責任を感じた。
  • ●遠征への意気込みは……最終戦で勝つために最高の準備をする。

《レポート》

「今日は試合の翌日という事もあり、ゆっくり合わせる練習がメインでした。そして午後からはダブリンへ行きました。ワールドラグビーの本部に訪問するなど大変貴重な経験ができ、とてもリラックスしました。夕食は『YAMAMORI』という日本人の方が経営するお店に行きました。久々の日本食に心も体もリフレッシュできました」


3月22日

遠征11日目。朝から冷たい雨が降る生憎の空模様。ストレッチセッションでU19アルスター代表戦の朝が始まりました。

午前中はコンディショニングの時間に充てました。

出発前のジャージー授与式。

土永バイスキャプテンの決意表明。

第3戦が行われるベルファストは北アイルランドの首府であり、約34万人の人口を擁する北アイルランド最大の都市です。

ウォーミングアップ前に円陣を組み意識統一。

気持ちのこもったウォーミング。

冷たい雨が降る中、日本のキックオフで試合が始まりました。前半は度重なる反則によりなかなかリズムが作れず、チャンスメイクができない状況が続きましたが、取り組んできたディフェンスのより大きな相手のパワフルな攻撃を寸断。22分ディフェンスでプレッシャーをかけ相手のミスを誘い、ターンオーバーからトライを奪いました。

ディフェンスの連係ミスのよりアルスターにトライを一つ奪われ、前半を5-5で折り返しました。

ハーフタイム、ロッカールームで自分たちがすべきことをもう一度確認。

「Beat Ireland」のために負けられない後半戦が始まります。

後半6分、にペナルティゴールにより3点を追加。2分後にこれも取り組んできたキックカウンターからトライを奪いました。その後もディフェンスからチャンスを作り、17分にトライ(ゴール成功)を追加。後半は集中力を切らさず終始ディフェンスで前に出続け、キックでうまくエリアを奪い、相手の強みを全く出させずに零封で完勝。
20-5でU19アルスター代表に勝利しました。

アフターマッチファンクションでは小西団長が英語でスピーチ。
IRFUのStephen Hilditch会長をはじめ、IRFU関係者も多数訪れるなど、U19アイルランド代表戦を見据え注目されていたようです。最後は両チーム主将がお互いの健闘を称え合いガッチリ握手。

明日、明後日と中2日で、ついに最終戦であるU19アイルランド代表戦です。
「Beat Ireland」まであと3日。

◆Player's Report

遠征11日日。今日のプレーヤーズレポートは、巧みなステップワークを有し、どんな相手にも臆せず刺さるハードタックラー。根塚洸雅選手です。

《自己紹介》

  • ●出身高校・・・東海大学仰星高校
  • ●得意なプレー・・・アングル、タックル
  • ●尊敬する人・・・アダム・アシュリー・クーパー
  • ●選出された時の感想・・・素直に嬉しかったこととアイルランドに勝ちたいという気持ちが強くなった。
  • ●遠征への意気込みは・・・今まで取り組んできたことを出し切り、アイルランドに勝つ。

《レポート》

「午前はコンディショニングの時間が多くあり、体のリカバリーとリラックスをして試合会場に向かいましたが、バスでの移動が長く、体が固まり疲れもたまってしまった。
しかし、皆ウォーミングアップから声も出ていて、良い流れで試合に挑めた。試合は雨、風が強かったが、自分たちらしいアタック、ディフェンスを70分間やり通すことができ、アイルランド戦へ向けて良い準備ができた一日となった」

◆Game Report

U19アルスター代表戦のレポートは、パワフルなランニングでディフェンス網を切り裂き突進するシオサイア・フィフィタ選手です。

《自己紹介》

  • ●出身高校・・・日本航空高校石川
  • ●得意なプレー・・・ボールをもって相手のディフェンスを切り開くこと
  • ●尊敬する人・・・アタアタ・モエアキオラ
  • ●選出された時の感想・・・昨年の経験を活かし、今年もアイルランドに絶対に勝とうと思いました。
  • ●遠征への意気込みは・・・日本代表として、しっかり勝って日本に良い報告をしたいです。

《レポート》

「今日は3戦目のU19アルスター代表戦がありました。あいにくの天候で試合中はトラブルもあったけど、自分たちで修正することが出来ました。また、前回の試合で出た課題も修正することができました。この遠征における目的であるU19アイルランド代表との試合が3日後に控えているので、しっかりと調整して挑みたいと思います」

Game Report2人目は、アタックでは力強く突進、ディフェンスではハードタックルを連発、攻守に渡り高いワークレイトを誇る髙橋広大選手です。

《自己紹介》

  • ●出身高校・・・桐蔭学園
  • ●得意なプレー・・・アタック、ディフェンスで前に出るプレー
  • ●尊敬する人・・・藤原秀之 先生
  • ●選出された時の感想・・・嬉しさと共に、代表としての責任感を感じた。
  • ●遠征への意気込みは・・・Beat Irelandのために代表としてのプライドをもったプレーをし、チームの勝利に貢献したい。

《レポート》

「遠征3戦目はU19アルスター代表と試合をし、20-5で勝利することが出来た。コンディションは雨と風が激しい悪い状況だった。前半はディフェンスの時間が多く、ペナルティも少し多かったが、我慢強くディフェンスをし、相手を抑えられた。後半は風上だったためキックを効果的に使い、きつい時間帯でも相手より足を動かし続けた結果、スコアを重ね勝利することが出来た。次戦のアイルランド戦に向けて良いイメージのできる試合だったので、リカバリーと修正点の確認をチームで行い、アイルランドに必ず勝つための最高の準備をしたい」


3月21日

遠征10日目。冷たい風が吹く氷点下の中7:00からホテル前の広場でストレッチ。普通に練習ができるほどの広さを持つ天然芝の広場です。

昨日からお世話になっているCity North Hotel。窓からは放牧地が見えるなど、のどかな風景が広がっています。

午前中はFWとBKに分かれ、屋内にてトレーニングとミーティング。

練習前ミーティングでは樋口監督から映像を用いて第2戦のスタッズを提示したレビュー。練習で「すべきこと」を確認します。

本日の練習グラウンドは、ホテルからバスで20分ほど走った場所にあるBoyne RFCのグラウンドをお借りしました。広大な敷地に天然芝ラグビーグラウンドが2面ある素晴らしい環境です。

練習前に円陣を組み、リーダーが気合を注入。

皆で声を出し、明日のU19アルスター代表戦に向けたトレーニングとキャプテンズランが始まりました。

練習の最後は皆で円陣を組み、チームソングを熱唱!大変良い雰囲気で練習を終えました。

夕食後のミーティングでは、監督、コーチからそれぞれ明日の試合に向けたコメントと薬師寺コーチから自己犠牲について熱い話。

 最後はバイスキャプテンの土永選手が締めてすべての準備が整いました。

明日の第3戦は北アイルランドのベルファストにてU19アルスター代表と戦います。
「Beat Ireland」まであと4日です。

◆Player's Report

遠征10日日。
今日のプレーヤーズレポートは、正確なスローイングとフロントローを束ねる卓越したスクラムワークが武器である 矢吹 悠斗 選手です。

《自己紹介》

  • ●出身高校・・・深谷高校
  • ●得意なプレー・・・セットプレー
  • ●尊敬する人・・・家族、ラグビーを教えてくれた方々
  • ●選出された時の感想・・・とても嬉しかったが、同時に日の丸を背負う責任やプレッシャーも感じた。
  • ●遠征への意気込みは・・・Beat Irelandのために自分にできる事をやる!

《レポート》

「今日は第3戦のUlster U19に向けての前日練習でした。チームアタック、キャプテンズランを中心にOne teamとなり、とても良い雰囲気で練習を終えました。練習の最後にはチームソングを歌い、明日の試合に向けて士気を高めました。
明日の試合もBeat Irelandに向けて頑張ります!」


3月20日

第2戦から一夜明けた遠征9日目。
朝は少しゆっくり7:30からストレッチを中心としたS&Cトレーニング。

本日、9日間お世話になったCASTLETROY PARK HOTELを離れ、ダブリン近郊の街、ゴーマンストンへ移動します。

食事やチームルーム、ジムやプール等、最高の環境を準備して下さったホテルの方に第42期高校代表選手団全員の名前を書いたジャージをプレゼントしました。

最後に皆で記念撮影。

ホテルを出発し次の宿泊ホテルへチェックインする前に、一昨日シックスネーションズファイナル:アイルランドvsイングランドが行われた「Aviva Stadium」の見学に行きました。

スタジアムの歴史を振り返るPV。感動的な映像でした。

ロッカールームにて。

ロッカールームの隣に人工芝のウォーミングアップルーム。

いつかこの場所に立つことを誓い、皆で記念撮影。

ホテルにチェックイン後、格調の高い素晴らしいレストランで夕食。

チームミーティングで樋口監督から明後日のメンバー発表。

明日も早朝S&Cから一日が始まります。「Beat Ireland」まであと5日。

◆Player's Report

遠征9日日。今日のプレーヤーズレポートは、第42期高校代表のスクラムを支える屋台骨の一角 遠藤 孝一 選手です。
本人の希望でAVIVAスタジアムにて撮影しました。

《自己紹介》

  • ●出身高校・・・國學院大學栃木高校
  • ●得意なプレー・・・スクラム
  • ●尊敬する人・・・塚原 巧巳さん
  • ●選出された時の感想・・・素直に嬉しいです。しかし不安もありました。
  • ●遠征への意気込みは・・・アイルランドに勝てるようチームに貢献します。

《レポート》

「今日はホテルの移動日でした。身体的なラグビーの練習はなかったのですが、昨日の疲労が残っていたので、良いリフレッシュとリカバリーの時間となりました。
また、2日前にアイルランド対イングランドが試合をおこなった会場、アビバスタジアムに見学に行きました。普段なら決して入れないような場所に案内していただき、大変良い経験となりました。
明日から気持ちを切り替え、最高の準備をして残り2戦を勝ちたいです」


3月19日

第2戦が行われる遠征8日目、本日の朝はホテル前の駐車場でウォークスルー。ゆっくりと歩きながらゲームに向けた動きの確認です。

その後、チームルームでストレッチ。

出発前、ジャージープレゼンテーションが行われました。最後は主将の決意表明。

午前10:30にホテルを出発したチームは、一路U19コノート代表戦が行われるゴールウェイに向いました。ゴールウェイは滞在しているリメリックから1時間30分ほどにある街です。

スタジアムには日本国旗が掲げられ、またロッカールームの入口には桜のマークが施されている等、コノートの皆様からの歓迎ムードを感じました。

「Beat Irish」という目標達成のために負けられないゲーム。大変気合の入ったウォーミングアップが行われ、いよいよ遠征第2戦U19コノート代表戦が始まります。

ゲーム前、ロッカールームで主将を中心に円陣。

高校代表のキックオフでゲームが始まりました。

前半から、アタックでは取り組んできた早い展開で地域を奪い、ディフェンスでは前に出て(TAKE SPACE)低く刺さり続け(KNEE LINE)、試合を優位に進めていきます。7分、キックカウンターから14番が左ライン際を走り抜け先制トライ。その後、ラインアウトモールからトライを奪い、15番がペナルティゴールを2本追加。前半終了間際、自陣ゴール前でノーボールタックルによる認定トライを奪われるも、18対 7とリードして前半を終えました。

サイドが変わった後半も、これまで取り組んできたスキルを存分に発揮し、トライこそ奪えなかったもののPGを2本決め、危なげなく遠征初勝利をものにしました(24-10)。

最後はU19コノート代表の皆さんとノーサイドの記念撮影。

その後のアフターマッチファンクションでは両チームの代表と主将が健闘を称え合い、最後に高校代表からチームソング「楕円桜」をプレゼントしました。

 

ホテルに戻った選手たちは、プールリカバリーでしっかりとケアを行い、食後にチームミーティング。早速本日のレビューを行い次戦に備えます。

 

明日はリメリックを後にし、次の滞在地ゴーマンストンへ向かいます。

3月22日(水)U19アルスター代表戦、そして25日(土)U19アイルランド代表戦。「Beat Irish」まであと6日です。

 

◆Players Report

遠征8日日。今日のプレーヤーズレポートは、高いパススキルとステップワークを有し、DFでは臆せず前に出て刺さり続ける森 勇登 選手です。

《自己紹介》

・出身高校…………東福岡高校

・得意なプレー……パス、ステップ

・尊敬する人………父

・選出された時の感想……素直に嬉しかったです。

・遠征への意気込みは……自分が成長するチャンスだと思うし、日本の代表として体を張り、アイルランドに勝ちたいです。

 

《レポート》

今日の試合会場はホテルから1時間30分もかかり、ウォーミングアップは最初から元気に良い雰囲気で入れるか不安でしたが、選手はみな大変良い雰囲気でウォーミングアップに臨むことが出来ました。試合も勝つことができ嬉しかったです。ホテルに戻ってからもプールリカバリーやストレッチなど、しっかりと体のケアをおこなえました。

 

そしてゲームレポートは、自己犠牲を体現し、チームのために体を張り続けるFWリーダー山田生真選手です。

《自己紹介》

・出身高校…………東海大学付属仰星高校

・得意なプレー……ジャッカル

・尊敬する人………湯浅先生

・選出された時の感想……嬉しさとワクワク感があった。

・遠征への意気込みは……Beat Irishの目標に貢献する。

 

《レポート》

アイルランドに来て初勝利を挙げることが出来た。チーム的にも「One Team」になってきていると感じる。個人的にもチームの仕事ができるようになってきた。最終戦のアイルランド代表に勝つため、もっとレベルアップしたい。


3月18日

遠征7日目、本日は朝から生憎の雨模様。恒例のS&Cセッションはチームルームで行いました。

午前のスケジュールは、明日の第2戦へ向けリメリック大学グラウンドで最終調整。第1戦のレビューを元に、DFにフォーカスしたトレーニングを意識高く行いました。練習の最後は、キャプテンズラン。箸本主将を中心に皆でコミュニケーションをとりながら最終確認。












午後は心身のケア。ストレッチでケアをしっかりと行い、プールリカバリーやシックスネーションズをTV観戦するなどリラックスした時間を過ごしました。

本日はお世話になっているもう一人の通訳さんJoseph Moore(通称:ジョー)さんを紹介します。ジョーさんは2013年から3年間、新潟県柏崎市の高校にALTとして勤務されており、日本の文化をこよなく愛するナイスガイです。現在は将来東京でCaféを開業するための準備をされているそうです。

食後のミーティングでは、樋口監督から改めてチームの目標提示。「Beat Irish」。
その為にすべきことの再確認です。

その後、菊谷FWコーチからマインドについての話。

最後は選手のみでミーティング。コーチ陣シャットアウトで行われたミーティングの最後に、ミーティングルームからチームソングが聴こえてきました。

万全の準備で明日のU19コノート戦に臨みます。

◆Player's Report

遠征7日日。今日のプレーヤーズレポートは、攻守に渡り高いワークレイト、FW随一のパワフルペネトレイターのアシペリ・モアラ選手です。

《自己紹介》

  • ●出身高校・・・日本航空高校石川
  • ●得意なプレー・・・ブレイクダウン、アタック
  • ●尊敬する人・・・アマナキ レレイ マフィ、マラカイ フェキトア
  • ●選出された時の感想・・・日本のプライドをもって、勝つために全力で戦おうと思いました。
  • ●遠征への意気込みは・・・チームのために全力でサポートします。

《レポート》

「僕はケガをしてしまって今日の練習に参加できませんでしたが、今日の練習は外から見ても引き締まっていました。明日の試合、できる事は何でもしてチームをサポートし、少しでも勝利に貢献したいと思います。この悔しさを忘れず、来年もこの舞台に戻るため頑張ります。
I’ll do my best 2017 !!」


3月17日

冷たい風が吹く早朝、本日もS&Cセッションから遠征6日目が始まりました。

午前のスケジュールはGYMセッション。本日はホテル内のGYMではなく、中庭にある特設テントでトレーニング。音楽に合わせて、体幹を中心としたサーキットトレーニングを行いました。

午後はいつもお世話になっているリメリック大学のグラウンドへ移動。冷たい雨が降る中、昨日のレビューで確認した課題を一丸となって修正します。

食後のミーティングでは、樋口監督からU19コノート代表戦のメンバーが発表されました。

その後、FWとBKに分かれ、ユニットトークを行いました。

明日は2戦目に向けたキャプテンズラン。しっかりと良い準備を行い、明後日のU19コナート代表戦に臨みたいと思います。

 

そして、本日はSt Patrick's Day。アイルランドにキリスト教を広めた聖人聖パトリックの命日です。街中が緑色に染まるカトリックの祭日であり、アイルランド共和国の祝祭日です。

◆Players Report

遠征6日日。今日のプレーヤーズレポートは、高校日本代表のスクラムを最前線で支え、タックルを得意とする久保 優 選手です。

《自己紹介》

・出身高校…………筑紫高校

・得意なプレー……スクラム、タックル

・尊敬する人………畠山健介

・選出された時の感想……嬉しさとともに責任を感じた。

・遠征への意気込みは……必ずアイルランドに勝てるように自分の持てる力を出し切ります。

 

《レポート》

今日は一昨日の試合のレビューで出た課題であるディフェンスに焦点をおいた練習になりました。アイルランドの大きさに対抗するための低い姿勢のタックルとディフェンスラインのセットスピードを意識高く行いました。雨の中でしたが、皆で集中し、良い雰囲気のなかでの練習となり、次戦に向けた良い準備ができました。


3月16日

初戦から一夜明けた遠征5日目。
7:30と少し遅めのストレッチを中心としたS&Cセッションからスタートし、プールリカバリーを経て、午前中は選手ミーティングの時間に充てました。

鷲谷テクニカルコーチが深夜までかけて編集した映像を選手全員でチェックし、次戦に活かすべくU19マンスター戦のGOOD・BAD・NEXTを抽出します。

薬師寺コーチも選手へアドバイス。

午後は、今回の遠征で初めての外出。心身のリフレッシュのためにリメリックの中心部へと出かけました。

キング・ジョンズ・キャッスル(シャノン川沿いに建つ13世紀の城)の前にて。

その後、街の中心地へと向かいました。

リラックスする選手たち。

約1時間ほどのリフレッシュの後でマインドチェンジ。ホテルにて昨日の試合のレビューを行いました。

夕食後は、大石トレーナーからコンディショニングについて。
選手たちはメモを取りながら、真剣な顔つきで話を聞いていました。

◆Player's Report

遠征5日日。今日のプレーヤーズレポートは、長身のWTB・FB、長いストライドとスピードでDFを置き去りにする 猿田 湧 選手です。

《自己紹介》

  • ●出身高校・・・秋田工業高校
  • ●得意なプレー・・・ラン、タックル
  • ●尊敬する人・・・あきらめない人
  • ●選出された時の感想・・・素直に嬉しく、頑張らなければならないと強く思った。
  • ●遠征への意気込みは・・・今まで取り組んできたきつい練習の成果を出し勝利する。恩返しをする。

《レポート》

「昨日はゲームだったので、今日はプールリカバリーとミーティング、散策を行い、リカバリーとリフレッシュに充てた一日であった。今までTIDユースキャンプや合宿でリカバリーの必要性を学んできたので、皆楽しみながらも真剣にプールセッションに取り組んでいた。リメリック市内の散策でも、写真を撮ったりなど大変良いリフレッシュの時間となった。
次戦は日曜日のコナートU19戦。勝利に向けて頑張っていきたい」


3月15日

雲一つない快晴の朝、S&Cセッションから一日が始まりました。
本日はアイルランド遠征の初戦が行われます。

午前中はホテルの中庭にてウォークスルー(walk through)。

昼食後、ミーティングルームでジャージー授与式を行いました。
選手たちは桜の代表ジャージーを受け取り、一人ひとりがU19マンスター戦に向けての決意表明を行いました。

会場であるThomond Park。素晴らしいスタジアムに選手たちの気持ちも引き締まります。

コーチ陣によるウォームアップ。選手間のコミュニケーションも活発に行われ、大変良い雰囲気で準備が行われます。

いよいよ遠征の初戦がキックオフ。攻め込まれる場面もありましたが、取り組んできた前に出るディフェンスで切り抜け、一進一退の攻防が繰り広げられます。
後半21分、ディフェンスの連係ミスから先制トライを許す。
その後、ラインアウトモールから1トライを献上し、前半を0–10 で折り返しました。

ハーフタイムでは、樋口監督から後半戦に向けたポイントが明示され、選手たちの闘志に火が付きました。

サイドの変わった後半は、取り組んできた“Take Space(前に出て相手のスペースを奪うこと)”が復活し、攻守でチャンスの場面が増えてきました。
1本トライを許しましたが、ラインアウトからの攻撃を早いポジショニングで順目に繋ぎ、最後はウイングが取りきる素晴らしい形のトライをみせてくれました。
その後は、再三ゴール前までボールを運ぶもチャンスを生かし切れず、無情にもノーサイド。
この結果をしっかりと振り返り、改善し、“Beat Ireland”に向けて次戦は勝ち切りたいと思います。
試合後はお互いの健闘を称え合い記念撮影。数年後、世界の舞台での再会を誓い合っていました。

アフターマッチファンクションでは、両チームの選手スタッフが文字通り「ノーサイド」。

◆Player's Report

遠征4日日。今日のプレーヤーズレポートは、状況判断に長け、アタックセンス抜群のCTB齊藤大朗選手です。

《自己紹介》

  • ●出身高校・・・桐蔭学園
  • ●得意なプレー・・・ラン
  • ●尊敬する人・・・ダミアンデアリエンディ
  • ●選出された時の感想・・・素直に嬉しかったです。それと同時に期待されているというプレッシャーも感じました。
  • ●遠征への意気込みは・・・自分のパフォーマンスを存分に発揮して、チームの勝利に貢献できるよう頑張ります。

《レポート》

「今日はこのチームの大切な初戦の日です。朝は散歩をし、ストレッチを行いました。11:30からはウォークスルーでFWとBKのゲームを行ったり、FW・BK、全体の合わせを良い雰囲気で行いました。その後、ジャージ授与式を行い、ゲームに挑みました。結果は負けてしまいましたが、この試合を通じて良いプレーや改善点を見つけることが出来たので、次戦やアイルランド戦に向けて、良い準備をしていきたいと思います」

◆Game Report

遠征初戦のゲームレポート一人目は、的確な判断能力を有し、テンポの良いパス回し、キックを得意とするバイスキャプテンの土永雷選手です。

《自己紹介》

  • ・出身高校・・・光泉高校
  • ・得意なプレー・・・パス
  • ・尊敬する人・・・アーロン・スミス
  • ・選出された時の感想・・・不安と楽しみが混在していました。
  • ・遠征への意気込みは・・・自分たちのゴールをクリアできるように頑張ります。

《レポート》

「今日のゲームはアイルランドに着いて大切な試合の中で、自分たちが取り組んできたことを70分間行うことが出来なかったけど、良いプレーや課題も見つかり、最終戦までに理想としているチームになれるよう切り替えて成長できるように頑張ります」

ゲームレポート二人目は、パワフルなランニングと捕まってもなかなか倒れない強靭な体幹を持つファイアラガ望サムエル選手です。

《自己紹介》

  • ●出身高校・・・常翔学園高校
  • ●得意なプレー・・・ラインブレイク
  • ●尊敬する人・・・アーディ・サヴェア
  • ●選出された時の感想・・・不安な気持ちもあったけど、自分の力を試せる良いチャンスだと思った。
  • ●遠征への意気込みは・・・"Beat Ireland"を達成できるよう全力を尽くす。

《レポート》

「前半ペナルティが多い中、粘りのディフェンスをみせたが、2トライを許してしまい苦しい展開になった。後半はSoulとTake Spaceをより意識し、修正したことでとても良い内容になったが、ラインアウトの精度とフィールドプレーのミスとペナルティの多さが目立ち、7-17で負けてしまった。しかし手応えのあるゲームだった」


3月14日

霧雨が降る中、遠征3日目がスタートしました。

雨が強くなったため、屋内でストレッチ。

練習前ミーティングで、映像を用いて昨日のトレーニングをレビュー。

午前中の練習は、昨日と同じくLimerick大学の人工芝グラウンドで行いました。天候も徐々に回復し、選手たちはポイントをアウトプットしながら元気よく声を出し、明日のゲームに向けてアタックにフォーカスしたトレーニングを約90分行いました。

 

午後は明日マンスターU19とのゲームが行われるThomond Parkのサブグラウンドにてキャプテンズラン。Thomond Parkは約26,000人収容の素晴らしいスタジアムで、選手たちはこの大舞台で試合ができる事に興奮を隠せず、箸本キャプテンを中心に大変気持ちの入ったキャプテンズランとなりました。

 

最後に全員で円陣を組み、チームソングを合唱!

その後、スタジアム内でキッカーのみコンバージョンの練習。コーチが球拾いを行い、全員で明日のマンスター戦へ向けて一丸となります。

 

リメリックの街並み。歴史を感じさせる建造物が多く立ち並んでいます。

 

夕食は選手たちの大切な心身のリカバリータイムです。

 

夕食後のミーティングでは、監督から明日のマンスター戦への話があり、その後ユニットトーク。続いて牟田口副団長から選手へ熱いメッセージ、最後にシオサイアBKリーダーからマンスター戦への決意表明がありました。

 

明日はいよいよ遠征の初戦。“Beat Irish”へ向けて力強く第一歩を踏み出したいと思います。

 

 

◆Players Report

遠征3日日。本日のプレーヤーズレポートは、チームのムードメーカー、高いワークレイトで攻守に存在感を示すプロップの近藤芽吹選手です。

《自己紹介》

・出身高校…………新潟工業高校

・得意なプレー……サポートプレー

・尊敬する人………稲垣選手

・選出された時の感想……素直に嬉しかったことと支えて下さった人への感謝を感じました。

・遠征への意気込みは……ムードメーカーとしてチームを活気づけます!

 

《レポート》

アイルランド遠征での初戦を明日に控え、チームの雰囲気も高まってきました。「One Team」という考えを大切に私たちはアイルランド遠征に臨んでいます。各々所属チームや人間性もそれぞれですが、一つにまとまり“Beat Irish”という目標に全員で向かっていって、最高の形で遠征を終えることが出来るよう、まずは初戦から100%で行きます!


3月13日

昨夜は到着が遅くなったため、コンディションを考慮し少し遅めに起床。ホテルの近所へ散歩に向いゆっくりとストレッチを行いました。

20日までお世話になるCASTLETROY PARK HOTEL。かつてアイルランド代表も宿泊したことがあり、プールやジムも併設する素晴らしいホテルです。

朝食後、GYMセッション。移動の疲れを吹き飛ばすように激しく動き、身体を目覚めさせます。

ミーティングルームも完璧にセッティングされていました。

午後の練習はリメリック大学構内にあるラグビーグラウンドで行いました。

リメリック大学は2万人の学生が学ぶ大学で、広大な敷地にスポーツグラウンドなど様々な施設があります。構内を走る馬車に選手たちも驚いていました。

いよいよアイルランドにおける初めての練習です。皆で声を出し、アウトプットしながらこれまで取り組んできたスキルの精度を高めます。

最後にスプリント。

豪華なディナーに選手たちも大満足。

今回、お世話になる通訳のアダムさん。将来は音楽と日本語の教師を目指すHIBERNIA大学の大学院生です。UCD大学で日本語を学んだそうで、流暢な日本語に驚かされました。

明日は試合が行われるThomond Parkで初戦前の最終調整です。

 

◆Players Report

遠征2日日。本日のプレーヤーズレポートは、高いランニングスキルでDF網を切り裂くフルバックの山沢京平選手です。

《自己紹介》

・出身高校…………深谷高校

・得意なプレー……ラン

・尊敬する人………兄

・選出された時の感想……不安やプレッシャーがあった。

・遠征への意気込みは……日本に良い報告ができるように体を張りたいと思います。

《レポート》

アイルランドに来て初めてのグラウンド練習でした。前日の長時間移動で疲れている中、スタートから切り替えて、しっかりと声を出し、良い雰囲気で練習を終えました。


3月12日

前日の夜に荷物の計量、自彊館の大掃除を済ませた選手達。早朝5時半に起床し、羽田空港に向かいました。

搭乗前にリラックスした表情の選手たち。

ロンドンヒースロー空港を経由して、アイルランドのシャノン空港に向かいます。約12時間のフライトを終え、ヒースロー空港へ到着しました。

諸々の手続きで約2時間を要し、やっとの思いでイギリスに入国です。

 

ストレッチで長時間のフライトで固まった身体をほぐします。

アイルランドへ向けて飛行機に再搭乗し、シャノン空港に到着したのは現地時間の夜9時。すぐさまバスに乗り込みホテルへ向かいました。ホテル到着は夜の10時過ぎ。時差が9時間あり、選手は、眠い目をこすりながら各部屋へ向かい身体を休めました。

滞在するホテルのロビー。素晴らしいホテルです。

 

 

◆Players Report

遠征初日のプレーヤーズレポートは、激しく前に出るディフェンスを身上とする松本健留選手です。ロンドンヒースロー空港での1枚。

 

《自己紹介》

・出身高校…………大阪桐蔭高校

・得意なプレー……ディフェンス、タックル

・尊敬する人………ラグビーを教えてくださった先生方

・選出された時の感想……成長できる機会を得ることが出来て嬉しかったです。

・遠征への意気込みは……全身全霊で戦って勝利します。

《レポート》

この日は移動日で、早朝からバスで羽田空港に行き、ロンドンのヒースロー空港へ向かいました。そこから乗り継いでアイルランドのシャノン空港に到着しました。空港からはバスが用意されていて、目的地のホテルには夜10時過ぎに到着しました。慣れない長時間の移動で疲れもありますが、しっかりと休んで、初戦に向けた良い準備をしていきます。