●6月11日(土)

日本A代表、東芝ブレイブルーパスと練習ゲームを実施

遠征前最後の練習となった11日は、今回お世話になっております、東芝ブレイブルーパスと練習ゲームを実施いたしました。実戦は初めてのチーム。試合内容は、前半はWTB坂井選手(豊田自動織機シャトルズ所属)が先制トライ。しかし、その後は両者ともにミスもあり、拮抗した展開となりましたが、スクラムなどのセットプレーにおいて、チームとして一日の長のある東芝が日本A代表に対し圧力を掛け始め、22分には1トライ、続いて、34分にはスクラムからラッシュでトライを挙げ、前半は5-14で東芝リードで終了。

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後半に入り、メンバーを少し入れ替えた日本A代表ですが、両者ともにトライを許さない激しいぶつかり合いが繰り広げられました。その均衡を破ったのは31分、東芝が日本A代表陣まで追い込み、ラックから展開し、CTBニール・ブリュー選手が抜け出しトライ。
このままでは終われない日本A代表は、後半36分、東芝陣内ゴール前から展開し、ラックサイドからFL桑水流選手(コカ・コーラウエストレッドスパークス所属)が抜け出し、中央にトライ。SO小野選手(福岡サニックスブルース所属)のゴールも成功し12-21まで詰め寄りましたが、そのまま試合が終了し、東芝ブレイブルーパスが勝利を収めました。

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試合終了後、薫田監督からは、「勝たなくてはいけない試合だったが、この試合で課題などが見えたことは良かった。このツアーを成功させるためには、3勝することです」と厳しいコメント。今回の試合により、日本A代表チームとしての課題がたくさん見えた、収穫のある試合でした。

土佐キャプテンは「集合して3日間での試合でしたが、ネガティブになる必要はないです。ポジティブに考えて、遠征に臨みたい」とコメント。

いよいよ明日、12日、ニュージーランドへ出発いたします。
日本A代表への応援、引き続きよろしくお願い申し上げます。

また、最後になりましたが、練習会場として、また、練習ゲームとして対戦頂きました東芝ブレイブルーパスの皆様に大変感謝申し上げます。誠にありがとうございました。

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「アンプティサッカー」の日本代表選手たちが応援しに来場、ご挨拶頂きました

●6月8日(水)

日本A代表、NZ遠征に向けて、集合、そしてスタート

本日8日、東京・府中に、9月のワールドカップ(RWC)への出場の望みを持って戦う選手、そして、2015、2019年のRWC出場に向けてすでに競争が始まっている若い世代の選手など、それぞれが、それぞれの思いを持って、2011年度日本A代表選手たちが集合しました。

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薫田監督より今回の遠征の意義や目標について 太田GMより激励

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日本代表を目指す選手たち スタッフ紹介

キックオフミーティングでは薫田監督より、「20代後半の選手にとっては、今年のワールドカップの出場を1%でも望みを掛けた合宿、遠征となる。そして、若い世代の選手にとっては、2015年、2019年のRWCに出場するため将来を見据えた合宿、遠征。今回NZ・ネルソンで戦うスタジアムは、RWCでも使用する会場なので、開催に向け盛り上がり、熱のこもったスタジアムとなるだろう。本場の雰囲気を味わい、RWCを意識して戦って欲しい。それが将来に繋がる。とにかくこの3試合は勝つこと。2011年のRWCも可能性はあるので、100%の力で戦って欲しい」と集合した選手たちの顔が一気に引き締まるような話が冒頭よりありました。太田ゼネラル・マネージャーからは、「ここに集まってきた選手たちは、可能性のある選手。協会としてもこの遠征での戦いによっては評価し、セレクションしていきます。よって、この3試合は、協会も皆さんにとっても非常に重要な試合です。しっかり準備して頑張るように」と、日本代表を見据えたコメントがありました。

このチームのキャプテンには、土佐誠選手(NECグリーンロケッツ)が薫田監督より任命されました。突然のキャプテン選出でも土佐選手からは、「自分より年齢が上だったり、知っている選手がいるチームですが、皆の先頭に立って誰にも負けないようにしたいと思います。ぐいぐい引っ張るタイプではないので、皆でこのツアーを成功させましょう」と力強いコメント。突然の選出なのに、すでにキャプテンの風格を見せる土佐選手でした。

ミーティング終了後は、早速このチームでの初のトレーニングがスタート。今回は東芝ラグビー部にご協力頂き、東芝府中事業所内グラウンドにて練習となります。

まずは、タッチフットでチームビルドを軽く行い、測定からスタート。見山ストレングス&コンディショニングコーチのもと、マルチテストと立ち幅跳びを実施しました。測定後は、ユニットに分かれて、スキル練習。各コーチ陣は、選手たちのスキルをチェック、またコンディションをチェックしながらの練習となりました。

初日にも関わらず、選手間のコミュニケーションが良く、明るい雰囲気のA代表チーム。明日からは実戦に向けた練習がスタートします。

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見山S&Cから測定説明 マルチテスト

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立ち幅跳び 誰よりも遠くへ!? 二度も臨む谷口選手

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チームキャプテンに任命された土佐選手。プレーでチームを引っ張ります 上野選手のスクラムの高さを指導する薫田監督

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体格が大きい外国人選手に対するスクラムの組み方の落とし込み FWは古田コーチが指導します

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ラインアウトの確認 BKは瀬川コーチが指導

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BK陣 パススキル チームの雰囲気は明るいです