8月21日(土)・22日(日)、愛媛県四国中央市スカイ・フィールド富郷で「第14回中四国ジュニア・ラグビーフットボール大会」が開催されました。
この大会は、試合経験の少ない中国・四国地区の中学生に数多く試合をさせてあげたいとの思いから14年前、第1回大会を岡山県で開催しました。以後、中国・四国地区の各県を持ち回りで開催しておりました。昨年度より、日本協会、関西協会のご協力をいただき、チャンピオンシップを競い合う「カップ戦」を取り入れ、中四国地区の競技力向上に努めています。

今回の大会には、中四国地区の9県から13チームが集まり、約300名の中学生が参加し、カップ戦(参加11チーム)とジャンボリー大会(参加8チーム)で試合を行ないました。カップ戦は、2・3年生で編成されチームでチャンピオンシップを競い、ジャンボリー大会は、1・2年生で編成されチームで、交流試合をして技術を高めながら、ラグビーのルールを学びました。

開会式。選手約300名集合
開会式。選手約300名集合

 

開催県あいさつ。愛媛県ラグビー協会 横山闡(よこやまあきら)会長
開催県あいさつ。愛媛県ラグビー協会 横山闡(よこやまあきら)会長

会場となった四国中央市のスカイ・フィールド富郷は、標高310mにあり、平地よりも気温が低く、2017年愛媛国体ラグビー競技少年の部の会場に決定しています。愛媛県も、今年は気温30度を超える日が続き、参加者の熱中症等が心配されましたが、スカイ・フィールド富郷の3面の天然芝グラウンドを効率的に活用し、また、朝夕には心地よい風が吹き抜け、心配された熱中症による負傷者はありませんでした。

今大会の試合結果は、カップ戦において、1日目の各ブロックの試合を北条北中、岡山ラグビースクール、愛媛ジュニア・香川県合同チームが勝ち上がりました。2日目の1位グループの3試合は、どの試合も白熱したゲームになり、各チームの良さを発揮した好プレーを繰り広げ、2勝を上げた北条北中の優勝という結果になりました。小・中・高の各チームと地域が一体となりラグビーの普及・育成に取り組んでいる北条北中の成果が、試合結果となり今大会の頂点に立ちました。
また、準優勝になった岡山ラグビースクールも、初日に広島スクールとの接戦に勝利し、岡山県の関係者が連携し、チームの強化に取り組んでいる成果が現れました。
一方、ジャンボリー大会では、1・2年生に優秀な選手を抱える広島スクールが、すべての試合において、高いチーム力を発揮しました。また、久しぶりにこの大会に参加した鳥取・津山ラグビースクールも、各試合でチーム力を高め、試合ごとの成長を感じさせました。

指導者講習会 指導者講習会
指導者講習会

大会1日目の指導者研修会には、日本協会より中竹竜二コーチングディレクターを講師として迎え、充実した研修会が実施できました。2日目の試合開始前には、中竹氏より参加している選手に、熱い激励の言葉をいただき、選手も、指導者もよい刺激を受けることができました。

来年度は、岡山県での開催を予定しています。この大会を通して、中国・四国地区のレベルアップを図り、隣接している近畿や九州地区のラグビーに迫ることができるように、来年の再会を約束し大会を終えました。また、今大会で日本協会の立案により中学生ラグビーの実態調査として参加選手全員にアンケートの提出と「ラグビーファミリー」の一員であることを意識していただく為に「FOR ALL」バナーと一緒に写真撮影をお願いし、協力いただきました。
最後になりましたが、大会を支えていただいた四国中央市ならびに愛媛県ラグビーフットボール協会をはじめ、運営に関わっていただいた役員の方々にあらためて感謝致します。本当にありがとうございました。

愛媛県ラグビーフットボール協会
大会事務局 安井博之

 

閉会式。カップ戦1位グループ優勝 北条北中学校 愛媛県ラグビーフットボール協会より各グループの上位チームを表彰
閉会式。カップ戦1位グループ優勝 北条北中学校 愛媛県ラグビーフットボール協会より各グループの上位チームを表彰