●8月5日(木)

4日間の合宿も本日が最終日です。
4日間天候に恵まれた合宿でした。

今合宿の柱の一つ、「短期間の間にチームを作る」ということを意識し、朝の散歩もチーム毎に行いました。

午前の練習前に前田担当理事より集合がかかり、コミュニケーションゲームを行いました。皆笑顔で一生懸命取り組んでいました。しっかりと行えていた数人には前田理事より賞品があり、喜び倍増でした。

体重測定で自分の体調をチェック   練習前のテーピング
体重測定で自分の体調をチェック 練習前のテーピング

本日も天候に恵まれました   前田担当理事によるコミュニケーションゲーム 勝った者には賞品も出ました!
本日も天候に恵まれました 前田担当理事によるコミュニケーションゲーム 勝った者には賞品も出ました!

ウォーミングアップは「低く」「はやく」を意識し、股くぐりなどを行いました。今までにも行っていた内容ですが、ボールを持ってより実戦に近い形で行うなど、ステップアップをしていっています。

そして、昨日のゲームで出た課題の矯正練習を行いました。アタックディフェンス形式で10分を3本です。
1本目はブレイクダウンの局面
2本目はショートライン、ゲインを切る
3本目はトータル
を重点的課題として取り組みました。
その後はポジショナルスキルを行いました。
FWはスクラム、BKはハーフはパス、それ以外はキックを行いました。

閉講式では高崎統括より「ここからの君達の成長を見ている。次会うときまでに一回り大きくなったみんなに出会えるように。いつ会うかは分からない。国体か花園か・・・もしかしたら明日会うかもしれない。それでも今より少しでも成長をしているように。この成長を期待しています」という話がありました。

高崎統括の初日の話にもあったように、今回の合宿はセレクトするのではなく、今回の落とし込みを2月までに各自どこまで理解してやってこれるかである。国内でいかに戦うかではなく、世界を相手にいかに戦える準備ができているかである。理解して、意識して、どれだけ努力するか、「自立する力」がどれだけつけられるかということである。ターゲットは国内ではなく、対外国人である。そのことをどれだけ意識して日々の練習に取り組めるかであろう。
この合宿中に幾度となく言われた「低く」「はやく」「激しく」そして「走り勝つ」。このことを意識し、ここから半年近く日々取り組んでいってくれる選手達に期待したい。

「低く」。ボールを持ってより実戦に近く
「低く」。ボールを持ってより実戦に近く

アタックディフェンス   アタックディフェンス
アタックディフェンス

アタックディフェンス   アタックディフェンス
アタックディフェンス

アタックディフェンス
アタックディフェンス

怪我人達も練習がスムーズに流れるようにサポート   怪我人達も練習がスムーズに流れるようにサポート   怪我人達も練習がスムーズに流れるようにサポート
怪我人達も練習がスムーズに流れるようにサポート

●8月4日(水)

本日は朝の散歩から午後のチームに分かれて行いました。
アップの前にもチームごとにリーダーを中心にミーティングを行い、確認をしあいながら練習に入りました。

朝の体操   練習前のチームミーティング
朝の体操 練習前のチームミーティング

練習前のチームミーティング
練習前のチームミーティング

練習前に高崎統括より
練習前に高崎統括より

全体でウォーミングアップをした後、チームごとにブレイクダウンの1対1、2対1までを行い、その後はユニットをメインに。
FWはラインアウトのジャンプ・リフティング・スローイング。ラインアウトはハンズアップをすること、自力でジャンプをすること、早くリフトすることをキーワードとして行いました。
BKに関してはゲインを切ること、前に出て複数でアタックする事をメインに行いました。その後チームランを行い、午後のゲームに向けて士気を高めていきました。

午後はサニアのメイングランドで30分×2本のゲームを実施。内容は練習での落とし込みがまだまだ出てこないような状況でした。しかし、それぞれに課題がしっかりと見えてきたのではないでしょうか?

夜のミーティングでは、星野コーチより本日のゲーム分析を行っていただきました。今後の課題が明確になり、各個人のビジョンが描かれるような内容でした。
ボールキャリアのアタックのキーワードとしては「お尻を落とす(低く)」「足を動かす(レッグドライブ)」「地面に胸をつける」「意図的なボディコントロール」があげられました。
BKのショートラインアタックに関しては「ゲインを切る」「相手に接近する」「開いているスペースに走りこむ」「リアクション」「複数で相手のディフェンスラインを切っていく」というような内容がレクチャーされました。

中竹コーチングディレクターからは、「現在の自分」→「未来の自分」へ向けてどのようなビジョンを描くか? といったところから、目指す方向、失敗と挑戦を繰り返し成長していくこと、日本スタイルの構築、自分のスタイルを持つこと、そしてしっかりとした自分の「ビジョン」をつくることなどについてレクチャーしていただきました。

合宿も明日半日です。明日は、今日のゲームを反省し、試合形式のアタックディフェンスでそれをどれだけ矯正できるかを試したいと思います。

ウォーミングアップ ラインを揃えて!   ウォーミングアップ 低く!
ウォーミングアップ ラインを揃えて! ウォーミングアップ 低く!

ボールリリース   ブレイクダウン 2 vs 1
ボールリリース ブレイクダウン 2 vs 1

ユニット FW ラインアウト リフター練習   ユニット FW ラインアウト ジャンパー練習
ユニット FW ラインアウト リフター練習 ユニット FW ラインアウト ジャンパー練習

リフティングをしてパス   チームラン
リフティングをしてパス チームラン

ユニット BK アタック
ユニット BK アタック

チームラン   ゲーム
チームラン ゲーム

ゲーム   ゲーム
ゲーム

ゲーム   夕食
ゲーム 夕食

栄養満点! ボリューム満点!!   中竹コーチングディレクターによるレクチャー
栄養満点! ボリューム満点!! 中竹コーチングディレクターによるレクチャー

●8月3日(火)

昨夜激しく降った雨の影響で、午前中は大きく予定変更となりました。
雨の影響で予定していたグラウンドが使用できないだろうとのことで、グラウンドを変更し、7:00からの練習となりました。
幸い雨は上がり、人工芝のグラウンドを使用させていただくことができたので、十分な練習を行うことができました。

ウォームアップ   ウォームアップ
ウォームアップ ウォームアップ

本日の3つの練習ポイント「まっすぐ」「究極のアップ」「等間隔」をアップから意識して取り入れました。また、状況判断、コミュニケーションも取り入れた内容のウォーミングアップを行いました。
アップの後はブレイクダウンにおけるボディコントロールを1対1から行いました。ダウンボールしたら次はすぐに180度反対方向に置く、時計の6時の方向と12時の方向に例えて、ボールを「はやく」「遠く」へリリースすることを行いました。その後2対1にうつりました。

2対1ではボールを真下に「切る」時の重心の持って行き方、上半身を使うための下半身の使い方を考えること。「低く」「激しく」をテーマに取り組みました。「低く」なるためにはしっかりとお尻を落とすことが大切。その後はボールキャリアの突破を1人から行い、その後はそれにサポートをつけて行いました。

ブレイクダウン 1vs1 ボールリリース
ブレイクダウン 1vs1 ボールリリース

ブレイクダウン 2vs1 中竹コーチングディレクターによるデモンストレーション
ブレイクダウン 2vs1 中竹コーチングディレクターによるデモンストレーション

ブレイクダウン 2vs1   アタック ボールキャリアの突破
ブレイクダウン 2vs1 アタック ボールキャリアの突破

アタック サポートをつけて   午前中〆のトレーニング
アタック サポートをつけて 午前中〆のトレーニング

午後はブレイクダウン・ボールリリース1対1を簡単に行い、その後同じ動きを今度は一人絡む役割をつけて行いました。遅くても絡まれるし、高くても絡まれます。「低く」「はやく」の精度を上げるための練習を行いました。
その後アタック練習を3対3を行いました。
・マックススピードでボールをキャッチする
・アングルチェンジをする
・沈み込み
などに重点を置いて行いました。

その後FW・BKに分かれ、60分間ユニットを行いました。
FWは長年トップリーグで活躍されていた南條コーチにスポットコーチで来ていただき、スクラムを1対1から2対1、3対3、5対5、そして8対8までしっかりと組み込みました。
BKはラインアタックを行い、その後ハーフ、スタンド、センター、バックスリーに分かれてのポジショナルスキルを行いました。
練習の最後はやはりトレーニングです。

夜のミーティングはまず高崎統括より、目標はどこにあるのか、そのために何をするのか等について話がありました。「世界と戦う」ためにここに集められたこと。国内で勝った負けたという次元ではなく、世界を相手に戦うこと。格上の相手と戦うには今までの概念を取り払うこと。それは今までやってきたことが正しいとか正しくないとか言うことではなく、それに向けてどう作り上げていくか、そのために何をすべきかなどの話がありました。

星野コーチからは、グラウンドに出てきてセルフアップが始まったときから気持ちのスイッチが入っているかといったようなところから、昨日の課題となったところができているかといったようなところまで、映像で非常に明解にプレゼンテーションを行っていただきました。1枚の画面に良い場面と悪い場面を抽出して比較説明をしていただくなど、一目瞭然で非常によく理解できたと思います。

その後、世界を相手に戦ってこられたスポットコーチの南條コーチと日本協会松尾リソースコーチに経験談や、高校生の頃はどのような気持ちでラグビーに取り組んでいたか、どんな高校生だったかなどを話していただきました。「自分で決めて行動する」ことの大切さを高校生の目線でとてもわかりやすく話していただきました。

その後は、明日のゲームに向け、そしてそのために午前中の練習をどのようにするかなど、リーダーを中心にチームミーティングを行いました。

ブレイクダウン
ブレイクダウン

ブレイクダウン 一人がコーチ役でボールに絡んでいく   ブレイクダウン
ブレイクダウン 一人がコーチ役でボールに絡んでいく ブレイクダウン

アタック max・アングルチェンジ・沈み込み   アタック
アタック max・アングルチェンジ・沈み込み アタック

アタック   アタック
アタック アタック

ユニット スクラム
ユニット スクラム

ユニット スクラム   ポジショナルスキル ハーフ
ユニット スクラム ポジショナルスキル ハーフ

ポジショナルスキル SO・STBに指導する松尾コーチ   スクラムハーフ陣
ポジショナルスキル SO・STBに指導する松尾コーチ スクラムハーフ陣

トレーニング 中竹コーチングディレクターも全力で   星野コーチによる分析
トレーニング 中竹コーチングディレクターも全力で 星野コーチによる分析

「世界」を経験している松尾コーチ(左)・南條コーチより選手へアドバイス
「世界」を経験している松尾コーチ(左)・南條コーチより選手へアドバイス

●8月2日(月)

今年度、第2回目の合宿が本日より3泊4日の日程で始まりました。今年度のスコッド100名の中から今回は52名を召集しました。合宿盛りの時期なので残念ながら4名の辞退があり48名でのスタートとなりました。

開講式では日本ラグビーフットボール協会 普及・競技力向上委員会 上野委員長よりご挨拶をいただき、2019年ワールドカップに向けて、ターゲットとなる彼らの使命、プライドを持つことなどが話されました。

初日の今日は測定を中心に行いました。
まず最初に全員でビープテスト(20mシャトルラン)を測定し、その後3グループに分け60m走・立幅跳・コア(体幹)をローテーションで測定し、その後7ミニッツを測定しました。
測定については今後も各合宿時に行い、記録の蓄積、前回との比較等も行っていく予定です。

その後、ディフェンスアップの練習を行い、最後はトレーニングで終了しました。

開講式 上野委員長   開講式
開講式 上野委員長 開講式

練習開始   測定 コア(体幹)
練習開始 測定 コア(体幹)

測定 立幅跳
測定 立幅跳

測定 60m走
測定 60m走

夜のミーティングは姿勢セラピーの伊藤和麿氏に選手一人一人の体のバランスを測定していただき「姿勢」についての講義を行っていただきました。ニュートラルポジションやいろいろ動作による体の歪みへの気付きやその矯正方法等、実技を交えて楽しく、そしてわかりやすく行っていただきました。

高崎統括からは本合宿の目的、意義が話されました。
「自立する力」をつけること。
今回の落とし込みを各学校に戻ってからどれだけ自分でやっていけるか、次回に招集したときにどれだけ伸ばしてこられるかが今回の合宿の目的です。
今回の練習をしっかり理解して、次回までに各ポジショナルスキルをどれだけあげてこられるか、そのための今回の合宿です。
合宿の柱は
1 世界と戦うためにやっていることをどれだけ理解してやれているか
2 短期間の間にチームを作る力があるか
の2点です。
今回だけでなく、3月の遠征までを見据えての合宿です。

星野コーチからは映像を使ってシンプルにそして端的に本日のディフェンス練習の良かった点、悪かった点のプレゼンテーションを行ってもらいました。
本日の課題を確認し、明日の練習ポイントを3つ提示していただきました。
明日はこの3つを重点目標に取り組みます。

7ミニッツ   ディフェンスアップ
7ミニッツ ディフェンスアップ

ダウンもしっかりと
ダウンもしっかりと

姿勢の測定   姿勢についての講義・実技   姿勢についての講義・実技
姿勢の測定 姿勢についての講義・実技

姿勢についての講義・実技   姿勢についての講義・実技   姿勢についての講義・実技
姿勢についての講義・実技

高崎統括から今合宿の目的   明日のテーマ
高崎統括から今合宿の目的について 明日のテーマ