■2010年5月17日(月) 宮崎
最終戦の香港戦にむけ、宮崎にて練習再開
5月22日(土)、東京・秩父宮ラグビー場(14時キックオフ)にて行われます「HSBCアジア五カ国対抗2010(ラグビーワールドカップ2011アジア地区最終予選)日本代表対香港代表戦」に向け、日本代表は昨日16日(日)に宮崎に入り、本日17日より、練習を再開いたしました。
いよいよ、ワールドカップ7大会連続出場に向け、あと1戦となった日本代表は、午前中に、15日に行われた、カザフスタン代表戦の試合レビューを選手主導で実施。大野均ゲームキャプテン、ライアン・ニコラス選手、ショーン・ウェブ選手を中心に、カザフスタン戦でできたこと、また、課題や反省点などを細かくチェック。大野キャプテンは「ボールをゲインできた時、スペースを見つけた後など、的確に判断し、良いアタックをできるようにしましょう。意思統一をしっかり。まだまだ精度を高めることはできます。意識的にトレーニングをしていきましょう」とコメント。また、香港戦では、コミュニケーションをしっかり取る必要性を各選手に伝えていました。
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映像を見ながら、試合レビューを実施 |
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プレイヤー・オブ・ザ・デーに選ばれた平選手。喜びのコメント |
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宮崎県商工観光労働部観光交流推進局 長嶺局長より、ハマユウポークの差し入れをいただきました |
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菊谷チームキャプテンより、義援金をお渡ししました |
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地元メディアの取材を受ける太田GM |
また、ニコラス選手は、「次は、ワールドカップの切符を手にするための大事な試合。フィジカル、アグレッシブさを出そう。言い訳はできません。みんなで方向性をしっかり統一していきましょう。この後にも大事な試合が待っています。そこにも照準を合わせて練習していきましょう」と、ワールドカップ出場権を手にすること、この後に行われる、「IRBパシフィック・ネーションズカップ」に向けてもこの宮崎合宿は大事な練習だということを選手全員に伝え、意思統一を図っていました。
ミーティング最後に、カザフスタン戦の『プレイヤー・オブ・ザ・デー』(選手からの選出)には、平浩二選手が選ばれました。平選手からの「初めて選ばれて、大変うれしいです。これもスペースを体を張って作ってくれたFWのみんなのおかげです。次の香港戦ではいい形で勝って、全員でワールドカップの出場権を獲得しましょう」と、喜びのコメントで、ミーティングが終了いたしました。
午後4時からは、グラウンドでのトレーニングを再開。
トレーニング前には、宮崎県商工観光労働部 観光交流推進局の長嶺泰弘局長より、宮崎県特産物の「ハマユウポーク」20kgを日本代表チームに差し入れいただき、激励のお言葉をいただきました。また、現在、宮崎県内で拡大している「宮崎牛口蹄疫」被害に、少しでも力になりたいという思いから、日本代表チーム選手・スタッフ内で、有志による募金を行い、その義援金を菊谷崇チームキャプテンから、長嶺局長へお渡ししました。菊谷キャプテンは「お世話になっている宮崎県へ少しでも恩返しがしたく、チーム内で募金しました。お役に立てるかわかりませんが、頑張ってください」とコメント。
トレーニングは、ウォームアップ、VO2グリット(最大酸素摂取量を上げるトレーニング)」を実施。このトレーニングは、車でいうと、エンジンを最大にして、排気量を大きくしていくトレーニング。酸素を取り入れて、血液の循環がよくなります。これが強くなっていくと、試合中でも体が軽く、いつでもスピードアップし、体に余裕が持て、疲れが出たときにでも、良い判断ができるようになります。が、実際にトレーニングすると、かなりきつい練習らしく、選手全員が厳しい表情を見せていました。
そして、ユニットに分かれてトレーニング。FWは、ラインアウトのオプションの確認を実施。BKは、パススキル、3対2、アタック&ディフェンスを実施して、約1時間30分程度で終了。
昨日16日には、川俣直樹選手が再合流しました。川俣選手は「僕の個人的な理由でみんなに迷惑をかけた分、今週はいつも以上に頑張って、プレーで恩返ししたいです」と、元気な表情でコメント。
明日18日は、午前中にトレーニングし、午後は、ウエイトトレーニングメニューです。
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VO2グリット |
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パススキルを向上させます |
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バーンコーチとラインアウトオプションのチェック |
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バックスのアタック&ディフェンス |
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足の大きさ、30cmです。これは誰の足でしょう |
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元気に川俣選手(右)が戻ってきました。中央・堀江選手、左・畠山選手、85年生まれトリオです |
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