マウンドに立って力強くボールを投げる菊谷主将
マウンドに立って力強くボールを投げる菊谷主将

4月15日(水)、日本代表の菊谷崇主将、大野均選手、畠山健介選手、平浩二選手、長友泰憲選手、眞壁伸弥選手の6名が、東京ドームへ日本一、そして世界一の監督でもある、読売巨人軍・原辰徳監督への表敬訪問、また、菊谷選手が始球式に参加しました。

14日まで宮崎での合宿を終えた選手たちは、疲れた表情も見せず、緊張した面持ちで東京ドーム入り。

選手たちは、まず、試合前の巨人軍の打撃練習を見学。日本代表選手が野球のピッチ上に上がると体がさらに大きく見えました。巨人軍松本選手の伯父(松本純也氏)は元ラグビー日本代表選手、自身もラグビー経験者ということもあり、日本代表選手たちとグラウンド上で談笑する場面もありました。

練習見学後、原監督への表敬訪問。
桜の日本代表ジャージ、ボールと、原監督自らサインしていただいたユニフォームを交換。原監督はジャージとボールを手にし、「ロッカールームに飾ります」と大変嬉しいコメントと、「ラグビーは大好きです。まずはアジア予選を突破して、ワールドカップ出場に向けて頑張ってください」と、選手たちへ熱いコメントを頂きました。

菊谷主将からは、「ワールドカップ出場に向けて頑張ります」と、5月1日からのアジア地区予選に向けて気を引き締めた様子でした。
大野選手は、試合直前にグラウンドで行われる内野ノックイベントに参加。野球経験のある大野選手は始まる前は余裕の表情を見せるも、本番では2回の守備機会のうち、最初のゴロは無難に捌きましたが、2回目はファーストへの大暴投。とはいえ、顔色一つ変えることなく、緊張を感じている様子のなかった歴戦の日本代表ロック。同じくイベントに参加していた、ガチガチに緊張しているちびっ子たちに優しく声をかける場面も見られるなど、ラグビー選手の「大きさ」を見せてくれました。

始球式ボールを阿部選手からもらう菊谷主将
始球式ボールを阿部選手からもらう菊谷主将

「(ノックをしてくれた)篠塚コーチには本気で打ってよいか、と聞かれたが、お任せしますと答えました。久々の野球で楽しかったです。プロ野球の選手たちは、試合前などリラックスした表情を見せますが、一瞬の集中力がすごい。試合に臨む集中力の『入り方』はラグビーと一緒だと、感じました」と終了後は報道陣の前でコメント。

そしていよいよ、菊谷選手、始球式の時間。
巨人軍のスターティングメンバーが守備についた後、桜ジャージを纏った菊谷選手がマウンドへ登場。本番前に汗をかくほどブルペンでピッチング練習をした菊谷選手ですが、多くの観客を前にすると、一気に緊張の面持ちに。いつもの試合前とはまた違った緊張感を持った表情でマウンドに立っていました。
始球式は、緊張のせいか、アウトコースにワンバウンドで阿部選手のミットに。
終了後、菊谷選手は「いい経験をさせてもらいました。マウンドにいざ立つと、一人になった雰囲気になり、一気に緊張しました。野球選手はこんなに大勢の観客の前で多くの試合をしていることが凄いと思いました。2019年ワールドカップも多くの観客の皆さんが観にきてくれるよう、頑張ります」と、大舞台を終えて、一安心した表情でコメントしていました。
いよいよ、5月1日から、ワールドカップ2011ニュージーランド大会出場権獲得に向け、日本代表の戦いが始まります。日本代表へのご声援、よろしくお願いいたします。

また、ご協力いただきました、読売巨人軍の皆さまにこの場をお借りして、御礼申し上げます。ありがとうございました。

写真提供/読売巨人軍

 

試合前打撃練習中に原監督と選手たちが談笑
試合前打撃練習中に原監督と選手たちが談笑

 

ラミレス選手と一緒に記念撮影
ラミレス選手と一緒に記念撮影。左から、太田GM、眞壁選手、長友選手、畠山選手、平浩選手、菊谷崇主将、大野均選手

 

ラグビー経験者の松本選手と一緒に
ラグビー経験者の松本選手と一緒に

 

原監督とジャージの交換
原監督とジャージの交換