●3月31日(火) 31日、正午過ぎチーム全員無事に帰国いたしました。29日の試合終了後から出国まで大忙しの一日でしたが選手諸君が順調に動いてくれ遅滞することなくヒースロー空港へ入れました。 ここまでの3試合、本当に厳しく辛い物でした。110kgのWTBに代表される日本では経験できないパワー、スピード、しかし、厳しい試合の体験こそが選手諸君を大きく成長させてくれるものと信じています。ヒースロー空港へ向かう前にトゥイッケナム競技場へ全員で見学に訪れました。素晴らしい施設、ピッチにイギリスのラグビー文化の奥深さの一端にふれたような気がしました。いつの日か、今遠征に参加した選手がこの地に立ってくれることを心から祈っております。 29日、イングランドU18代表戦 29日、イングランドU18代表戦 30日、トゥイッケナム競技場を見学 ●3月27日(金) 明後日のイングランドU18代表戦に向けて、高校日本代表としての戦い方をもう一度チーム全員で確認しあう一日でした。 なんとしても成果を上げて日本に帰りたい、そんな気持ちを込めて全員でミーティング、グラウンドと、気持ちを高めました。 午前中のミーティングでは山本コーチから第2戦の映像を元に課題が提示され、午後の練習でその課題に取り組みました。選手諸君も激しい練習によく食らいついてきてくれました。明後日が楽しみになってきました。 Exeterでの宿舎は落ち着いた伝統の感じられる宿舎です。宿舎のそばには大聖堂があり、大聖堂前でのストレッチでは自然と和やかな雰囲気になってきます。PlymouthでもExeterでも草木の花々が咲き始めました。桜の種類もいくつか見られ、日本では桜はもう咲いたのかなと話したりしています。 ストレッチ 課題練習 練習終わって、ほっと ●3月26日(木) PlymouthからExeterへの移動日となりました。昨夜は7時のキックオフのため、疲れも残っていたかと思いますが大量の荷物の積み込み等もスムーズにこなしてくれ順調にExeterへ入りました。こちらも落ち着いた雰囲気のある静かな町です。宿舎でのプールリカバリーの後、選手諸君は自由に市内散策を楽しみました。 2試合が終わり、思わしい結果は出ておりません。今遠征は3試合とも非常にレベルの高い相手であり、選手諸君には本当に貴重な経験です。この貴重な経験をどう生かすか、自分たちのレベルアップにどうつなげていくか。最終戦に向けてチームとしてしっかりと取り組んでいきたいと思います。イングランドU18代表は、3月22日にスコットランドU18代表に大勝しているトップレベルのチームです。持てる力を出し切りたいと思います。 ◎高崎監督 「本日はPlymouthから最終戦の地であるExeterに入りました。到着後、すぐにプールリカバリーで体をリラックスさせ、午後からはリフレッシュもかねて自由に市内を散策しました。夜のミーティングでは今遠征の意義、責任を再確認し最終戦に向けて意思統一を図りました。明日、明後日と最終戦に向けた準備をきっちりと行います」 ●3月25日(水) 本日は午後7時からのゲームでした。初戦が終わってすぐに、この日のキックオフの時間に合わせ調整してきました。5時からのミーティングで矢部団長からジャージを手渡していただき、気持ちを引き締めて会場へ向かいました。会場にはホテルの従業員の方々も応援にいらっしゃってくださいました。こうした皆さんの声援を力に変えて試合に臨みました。 初戦と比べ、高校日本代表チームも修正できていましたが、相手のヒットする力も相当に強く、コンタクトの場面ではパワフルな相手に苦しみました。ディフェンス・アタックともに初戦より良い内容でしたが、少しのミスが大きな結果につながる国際試合の怖さを感じた試合となりました。しかし、この経験を生かし、最終戦に臨みたいと思います。 試合後のファンクションでは、30年前高校日本代表のイングランド遠征でレスターの地に贈ったタッチフラッグが「日本の博物館に展示してください」との言葉と一緒に矢部団長に手渡されました。スタッフ・選手ともに嬉しい喜びでした。 ◎高崎監督 「選手たちにとって、初めてのナイトゲームとなりました。立ち上がりから、相手のパワフルなプレーに押され、ミスが多く相手のペースで試合が進みました。ディフェンスで頑張り、しのいでいましたが、守りきれず、立て続けにトライを取られました。前半の終わりにトライを返し、流れを呼び返したかったのですが、ミスから流れをつかめませんでした。後半、疲れの見えてきた相手に反撃、何度かチャンスを作りましたが得点を奪うまでには至らずノーサイドとなってしまいました。今回の反省を最終戦にいかし、接戦に持ち込みたいと思います」 25日の対Leicester Tigers Academy XVはナイトゲーム アフターマッチ・ファンクション アフターマッチ・ファンクション ●3月24日(火) 雨の予報でしたが、すっきりと晴れ渡り、気持ちを切り替えて練習に臨んでいます。 こちらに来てから1週間が経ちましたが、ずっと天候に恵まれています。このように晴天が続くことはあまり無いそうで幸運に感謝しております。どうしても雨に打たれると体調を崩す選手が出ないかと心配になってしまいます。そうした心配がないだけでも遠征の疲労は全然違います。体調を崩す選手もおらず、このままのコンディションで遠征を続けられたらと思います。明日の相手はプレミアリーグのアカデミーです。強力な相手ですが、怯むことなく立ち向かいたいと思います。 ◎高崎監督 「明日のゲームに備え、午前・午後の練習を行いました。午前中はコンタクトプレーを中心にディフェンス練習。確認を行い、午後からはユニットプレーとチームランを中心に行いました。集中力を意識した練習ができたと思います。チーム全体のコンディションも良く、順調に来ています」 明日へ向けて 主将とリーダー。左から主将・上野、FWリーダー鶴谷、副将・樺島、BKリーダー森田 ●3月23日(月) 昨日の敗戦から学んだことを今日からいかに生かしていくか。そんな気持ちでチーム全員、グラウンドに立ちました。午前中のミーティングで指摘されたことを全員が理解し、やらなければならないことを全員でやっていく、そんな気持ちが強まりました。第2戦は午後7時キックオフのナイターゲームのため本日は午後7時から試合会場で練習を行いました。心配していた照明も思っていたよりも明るく、上野主将のリードでいい形で練習を終えることができました。 本日は朝から強い風が吹き、曇っていたこともあり肌寒い一日でした。我々にしたら寒いと感じられるような日でも地元の方は半袖だったり、短パンだったりと見ているだけでも寒くなるような感じの服装の方を大勢見かけます。リエゾンのギャリーさんもその一人ですが、今日はさすがに長袖を着ていました。ギャリーさん、とても優しい方で我々は本当に助けられています。 ギャリーさんと 第2戦の試合会場で練習 ●3月21日(土) 遠征初戦を明日に控え、チーム全体で確認・調整の一日となりました。午前中はいつものIVY BRIDGE COLLEGEで練習し、午後は試合会場であるPlymouth Albion R.F.Cでチーム練習を行いました。対戦相手のEngland U18 AERも我々の前に試合会場でチーム練習を行ったため相手選手も残っていました。非常に大きな相手です。大きな相手にひるむこと無く、チームとしてやらなければならないことをやり続けたいと思います。選手諸君もここまでの練習の積み重ねに手応えを感じているようです。 ◎高崎監督「試合前日となり、チームに緊張感が出てきました。午前中はキックの攻防、ユニット、チームランを行い、Japanとしての戦い方を確認しました。が、まだまだ課題の残る練習でした。午後からの試合会場の練習ではゲームをイメージしたウォーミングアップからチームランに入り、気持ちの入った集中した練習ができました。ミスもほとんど無く、良い雰囲気で練習を終えることができました。夜のミーティングでは前田副団長からジャージを手渡してもらい、明日の戦いに備える準備はできました。チームの仕上がりもよく、選手・スタッフともに手応えを感じ、明日の勝利を信じてミーティングを締めくくりました」 試合会場での練習 試合会場での練習 ●3月20日(金) 最初の試合まで、あと2日。チーム状態は上向きです。どういう試合をしてくれるのか楽しみになってきました。 午前中、チームミーティングで対戦相手の分析結果を確認しあい、練習に臨みました。今までやってきたことが出せるかどうか、何をしなければならないのか、そんな確認を進めながらの練習でした。FW・BKのユニットではFWが練習会場となっているIVY Bridge CollegeのFWとスクラムを組み合いました。第2戦のレフリーの方にもおいでいただき、実際にスクラムを組みながらルール確認も行えました。日本とは若干の感覚のずれがあり、矯正の意味でも貴重な機会でした。 12日に流通経済大に集まって以来、練習ばかりの厳しい生活でした。リラックスもかねて午後はPlymouthの市内へ観光に出かけました。帰途には中華料理店で夕食をとりましたが、選手諸君は随分と楽しんでくれたようです。緊張がとれ、リフレッシュして試合に臨んでくれればと思います。 スクラム 市内にて 食事風景 ●3月19日(木) こちらへ到着して3日目。快晴の日が続いております。出発する前に心配していたのが食事と気候でした。変わりやすいイギリスの気候、緯度の高さ等、体調管理に気をつけなければと緊張していましたが、今のところ、快適に過ごしています。こちらの予報では日曜日まではいい天気が続きそうだとのこと。この時期に快晴が続くのは珍しいとのことで、「晴天をつれてきてくれた」と微笑んで言ってもらってます。 若い選手諸君は昨日の疲労から回復し、午前・午後と元気に練習をこなしました。徐々に全体的な動きの練習が多くなり、試合が近付いていることを全員が感じています。 ◎高崎監督 「昨晩、ゆっくり寝たおかげか時差ぼけもなくなって来つつありキビキビした動きで練習を行うことができました。午前・午後の練習では集中した雰囲気の中にも笑顔もあり、元気いっぱいの練習ができました。アタック・ディフェンスともにテーマである【接近】を意識し続け、かなりチームらしくなってきました。チームランでもFW・BKそれぞれの動きを確認し、チームとしての戦い方も全員に浸透してきました」 ●3月18日(水) イギリスでの生活がスタートしました。こちらに来る前、食事が合わないと大変だなと心配しておりましたが、事前連絡や、こちらにいらっしゃる香川さんの視察のおかげで食欲旺盛で過ごしています。 午前中は長距離移動の疲れをとり、コンディションを整えるためにプールでリカバリートレーニング、午後からIVY Bridge Collegeというバスで20分くらいの場所にある学校のグラウンドで練習しました。こちらの学校はゴールデンウィークに福岡県で開催されるサニックスワールドユース大会に何度か参加している学校で、今年も参加することになっています。日本で非常に親切にしていただいたお返しとのことで、我々も大変、親切にしていただいています。スムーズにチームが動けるのもこちらの学校の方々のおかげです。 昨日の移動、本日の練習で疲れているのか選手諸君は、夜、ぐっすりです。疲れをとって、コンディションをあげていこう。 ◎高崎監督 「今日は昨日の長い移動の疲れと時差ぼけ解消のため午前中はプールセッション、午後からの練習もトップスピードではなく80%のスピードで有酸素運動、ディフェンスのチェックを行いました。疲れと時差ぼけの影響からか意識の低い内容になってしまいました。チームとしてのルールも統一できず、かなり疲れている様子でした。夜のミーティングでもう一度、この遠征の意義、目的、目標をスタッフと確認し、明日へ備えました」 朝、宿舎前でのストレッチ 練習中、高崎監督の指示 確認練習 ●3月17日(火) いよいよイギリスへ出発。時差の関係で本日中の到着となります。 流通経済大学を7時30分に出発し、成田空港へ。選手諸君も海外遠征が初の選手も多く、徐々に緊張してきたようです。空港内も混雑はなく、ロンドンまでのフライトや手続きも非常に順調に進み、予定より1時間も早く入国することができました。 空港でイングランドU18AER団長のピーター・バーナンドさんの出迎えを受け、日本協会からイングランド協会へ研修に来ていらっしゃる香川さんとも合流し、イングランドに試合をしに来た実感が高まってきました。 ロンドンから第1戦、2戦の会場となるプリマスまでの移動がバスで5時間。さすがに12時間のフライト後の5時間は長い道のりでした。 これから、いよいよ始まります。まずは明日の練習で疲れをとり、第1戦に向けてチーム状態を高めていきます。 ◎高崎監督「7時半に流通経済大を出発し、12時間のフライトでロンドンへ到着しました。長いフライト時間でしたが、これまでの合宿の疲れもあり、リラックスして機内で過ごすことができました。ヒースロー空港にはイングランド協会からピーター・バーナンド氏の出迎えを受け、空港近くで夕食をとり、第1戦、第2戦の会場であるプリマスへ。時差調整のため、プリマスまでのバス移動中は絶対寝ないことを決め、眠たい目をこすりながらホテルに到着しました。こちらでもお世話になるガリーさんの出迎えを受けました。24時間という長い移動でしたが、いよいよ戦いの場に来たなと実感し緊張感が高まり、疲れも吹き飛びました」